語気を強める理由
Change Talk,
Change Listen and Life.
"話し方を変えたければ
聴き方と生き方を変えろ"
「話がちゃんと”伝わる人”と
話をちゃんと”聴ける人”を増やす」
「22世紀に人見知りを社会からなくす」
トークスキルだけにフォーカスした
自己満足的な解決法に疑問を投げかける
そもそも話し方に悩む人の大半は
“聴き手に原因がある”ことがほとんどです
約3000人の悩みに寄り添い気付いたこと
「話し方」だけを改善しても意味が無い
本当に改めるべきは「聴き方」と「生き方」
「聴き方」と「生き方」を変えれば
「話し方」は自ずと変わっていくもの
27年間現場で培った“DJ的逆張り思考”により
話し方、聴き方、生き方をフルイノベーション
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です
こんにちは!
今日は僕のブログに来ていただき
本当にありがとうございます!
即席ランタン
津波警報、避難アナウンス
地震発生直後のNHKの速報アナウンス
これには最初少し驚きを隠せなかった
「少し語気が強すぎないか?」
NHKの山内泉アナウンサーの声でした
アナウンスというよりは「叫び」
平たく言えばものすごく感情的なんです
そのアナウンスに対する記事がコチラ▶▶▶
2018年9月4日の生放送
「今は絶対に外出しないで!!!」
誰も怪我をして欲しくないという一心
伝える言葉にかなり力が入っていました
それこそ「叫び」に近いアナウンスでした
むしろそうすべきだと思っていたのです
ところが途中で
「ちょっと危機感を煽り過ぎかも…」
スタッフからそう言われたのです
「不安にさせてもいけませんから
ここはもう少し冷静に伝えましょう」
少し感情的になっていたこと
ここでやっと気がつきました
「確かに…」
そう思い直してからは冷静に
あまり感情を出すことはせず
災害情報をお伝えし続けました
語気を強めた経緯を知る
そういう経験があったからこそ
昨日の山内泉アナウンサーの声に
「語気が強いのでは?」という
その時はそんな印象を持ちました
でも上記リンクの記事にもあるように
東日本大震災における報道の教訓
それが大きく反映されていたと知り
「感情的になる必要性」を学びました
また僕の場合は「家にいてください」
そして「暴風が見えている」状態でした
つまり台風の状況はリスナーさん自身も
ある程度把握出来るという状態だったのです
でも昨日の地震による津波警報
視聴者(リスナー)の状況がまったく違う
・状況がまったく分からない
・避難しなければ生命に関わる
そんな時に
「落ち着いて冷静に」
こんなアナウンスでは意味がない
「一刻を争う」という状況が伝わらない
なんなら「逃げろー!」ぐらいの気持ち
つまり「意図された伝え方」だったのです
まして山内泉アナウンサーは
石川県金沢支局でデビューされている
金沢にいる視聴者が「見えていた」
だからこそ尚更の強い語気だったのです
それを知ってめちゃくちゃ共感でした
僕が台風21号の時に感情的になったのは
まさにリスナーさんが「見えていた」から
紛れもなく山内泉アナウンサーと同じ気持ち
サテライトスタジオの前に来てくれる
市民祭りなどのイベントに来てくれる
プレゼントを局まで取りに来てくれる
多くのリスナーさんの顔を見ていたから
「怪我をさせてはいけない」
「無事でいて欲しい」
こんな思いが強くなります
語気が強くなって当然です
なので
昨日の山内泉アナウンサーの伝え方
メディアで情報発信する立場として
2018年の自分の経験も思い出しつつ
大切なことを教えてもらいました
当たり前に感謝
今は本当に祈る気持ちです
昨日の山内泉アナウンサーの声で
いち早く行動し避難されたりして
怪我せず一命を取り留めたりした
そんな方が沢山いらっしゃることを…
改めて情報発信する者として
気持ちを強く新たにした瞬間でした
NHK山内泉アナウンサー
本当にありがとうございます
今日も読んでくれてありがとう
また明日も変わらずこのブログで
お会い出来ることを祈っています
日頃「当たり前を疑え」と言いますが
今は「当たり前に感謝」してください
ではまた
奇しくも昨年末から
報道のあり方を考えながら
こういう本(⬇)を読んでいたところでした