【地震速報】地震発生直後の語気を強めたNHK山内泉アナウンサーの伝え方に共感しかない | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

語気を強める理由


Change Talk, 

Change Listen and Life.

"話し方を変えたければ

 聴き方と生き方を変えろ"


「話がちゃんと”伝わる人”と

   話をちゃんと”聴ける人”を増やす」


「22世紀に人見知りを社会からなくす」


トークスキルだけにフォーカスした

自己満足的な解決法に疑問を投げかける

そもそも話し方に悩む人の大半は

“聴き手に原因がある”ことがほとんどです


約3000人の悩みに寄り添い気付いたこと


「話し方」だけを改善しても意味が無い

本当に改めるべきは「聴き方」と「生き方」


「聴き方」と「生き方」を変えれば

「話し方」は自ずと変わっていくもの


27年間現場で培った“DJ的逆張り思考”により

話し方、聴き方、生き方をフルイノベーション

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です


こんにちは!

今日は僕のブログに来ていただき

本当にありがとうございます!



即席ランタン


昨日発生した令和6年能登半島地震
被災状況の報道に胸を痛めています

亡くなった方もいらっしゃいます
怪我をされた方も多いということ
心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます

現在ライフラインがストップしており
停電している地域世帯も多いです
夜に灯りがないのは物理的に不憫だし
精神的にも不安になります

そんな時に少しでもお役に立てればと思い
僕がよくやる「即席ランタン」
(⬆冒頭の画像です)
その方法をよければ参考にしてください

ペットボトルの下から灯りを照らすだけ

空のペットボトルでもいいのですが
ボトルの中に水が入っていると
屈折反射によりさらに光が拡散します
(⬆冒頭の画像は空のペットボトル)

写真は履いている登山靴の踵の部分に
頭につける懐中電灯を上向きにセット
その上にペットボトルを重ねるだけです
踵部分なのでペットボトルも倒れません

昨年愛宕神社の千日詣りをした時
神社施設内には灯りがありましたが
下山するまでは施設の外にある
暗闇の中にあるベンチで休みました

山頂の暗闇の中でランタンにしていた方法
ピンスポットの灯りをペットボトルを使い
拡散することで周り照らすことが出来ます
(光量は限られてはいますが…)

今はなるべくバッテリーは節約すべき状況
もし余裕があればスマホのライトでもいい
スマホのライトを点灯した状態で地面に置き
その上にペットボトルを重ねて置くだけです

(⬇頭につけているこの懐中電灯です)


津波警報、避難アナウンス


地震発生直後のNHKの速報アナウンス

これには最初少し驚きを隠せなかった


「少し語気が強すぎないか?」


NHKの山内泉アナウンサーの声でした

アナウンスというよりは「叫び」

平たく言えばものすごく感情的なんです


「今すぐ逃げること!」
「テレビを見てないで今すぐ逃げてください!」

叱られているような気持ちにもなった

そこで今日こんな記事を読みました


そのアナウンスに対する記事がコチラ▶▶▶ 


この記事を読んで
めちゃくちゃ納得したんです

同じ声を使う仕事をする者として
メディアで情報発信する者として

2018年9月4日の生放送


というのも…

2018年9月4日
非常に強い台風21号が関西を直撃
上陸して近畿地方を縦断する時間
ちょうどラジオの生放送中だったのです

もちろん通常の放送は取り止めて
ずっと緊急災害情報を伝え続けました

サテライトスタジオから見える光景
想像を超える激しい雨と風に言葉を失った

特に今まで見た事のない暴風

京阪百貨店の広告タペストリーが飛んでいく
カナディアンスクエアの街路樹が折れる
大きなゴミ箱がかなりのスピードで転がる
身の危険ではなく“生命の危険”を感じました

「今は絶対に外出しないで!!!」


誰も怪我をして欲しくないという一心

伝える言葉にかなり力が入っていました

それこそ「叫び」に近いアナウンスでした

むしろそうすべきだと思っていたのです


ところが途中で


「ちょっと危機感を煽り過ぎかも…」


スタッフからそう言われたのです


「不安にさせてもいけませんから

   ここはもう少し冷静に伝えましょう」


少し感情的になっていたこと

ここでやっと気がつきました


「確かに…」


そう思い直してからは冷静に

あまり感情を出すことはせず

災害情報をお伝えし続けました


語気を強めた経緯を知る


そういう経験があったからこそ

昨日の山内泉アナウンサーの声に

「語気が強いのでは?」という

その時はそんな印象を持ちました


でも上記リンクの記事にもあるように

東日本大震災における報道の教訓

それが大きく反映されていたと知り

「感情的になる必要性」を学びました


また僕の場合は「家にいてください」

そして「暴風が見えている」状態でした

つまり台風の状況はリスナーさん自身も

ある程度把握出来るという状態だったのです


でも昨日の地震による津波警報

視聴者(リスナー)の状況がまったく違う


・状況がまったく分からない

・避難しなければ生命に関わる


そんな時に


「落ち着いて冷静に」


こんなアナウンスでは意味がない

「一刻を争う」という状況が伝わらない

なんなら「逃げろー!」ぐらいの気持ち

つまり「意図された伝え方」だったのです


まして山内泉アナウンサーは

石川県金沢支局でデビューされている

金沢にいる視聴者が「見えていた」

だからこそ尚更の強い語気だったのです


それを知ってめちゃくちゃ共感でした

僕が台風21号の時に感情的になったのは

まさにリスナーさんが「見えていた」から

紛れもなく山内泉アナウンサーと同じ気持ち


サテライトスタジオの前に来てくれる

市民祭りなどのイベントに来てくれる

プレゼントを局まで取りに来てくれる

多くのリスナーさんの顔を見ていたから


「怪我をさせてはいけない」

「無事でいて欲しい」


こんな思いが強くなります

語気が強くなって当然です


なので


昨日の山内泉アナウンサーの伝え方

メディアで情報発信する立場として

2018年の自分の経験も思い出しつつ

大切なことを教えてもらいました


当たり前に感謝


今は本当に祈る気持ちです


昨日の山内泉アナウンサーの声で

いち早く行動し避難されたりして

怪我せず一命を取り留めたりした

そんな方が沢山いらっしゃることを…


改めて情報発信する者として

気持ちを強く新たにした瞬間でした


NHK山内泉アナウンサー

本当にありがとうございます


今日も読んでくれてありがとう

また明日も変わらずこのブログで

お会い出来ることを祈っています


日頃「当たり前を疑え」と言いますが

今は「当たり前に感謝」してください


ではまた


奇しくも昨年末から

報道のあり方を考えながら

こういう本(⬇)を読んでいたところでした