【一貫性は不要】エマソンの『自己信頼』を題材に深く語り合いながら「自己探究」をする時間 | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

一貫性は不要


Change Talk,Change Life. 

"話し方を変えたければ生き方を変えろ"


もっと人との会話を楽しみ弾ませたいのに…

もっと気の利いた返しが出来ればいいのに…

もっと聞かれたことをすぐ言語化したいのに…

もっと相手の立場を考えた喋りをしたいのに…


「あなたに必要なのは

    話し方ではなく《会話力》です」


会話はあなた一人では絶対に出来ません

相手(聞き手)がいてはじめて成り立つもの

会話は人との関係を構築する原点なのです

つまり会話を変えれば人間関係が変わります


反対に言えば…


人間関係を変えたければ会話を変えることです


会話に必要な要素は

瞬発力・決断力・想像力の三つ

僕はこれらを爆上げする秘訣を伝えています


話がちゃんと”伝わる人”と

話をちゃんと”聴ける人”を増やす


これが僕の仕事です


26年間現場で培ったラジオDJメソッドを使い

あなたの「会話力」を10倍上げる専門家

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章と申します


こんにちは!

今日は僕のブログに来ていただき

本当にありがとうございます!



 ブレるのは悪いのか?


悪くない


僕はそう思っている

ブレは「振り幅」であり

「遊び」「余裕」「余白」

こういうことにも繋がる


そう考えています


今日はLTCで読書会を開催

(LTC…Lifeskill Talk College)

「語りがほとんどの読書会」

こう銘打って語り合いがメイン


今日も3ページしか進まなかった

いや違うな「3ページも進めた」

ただこの3ページで各々思うこと

体験ベースに深くじっくり語ります


読んでいる本『自己信頼』

ラルフ・W・エマソンの著書です


今日のテーマは「一貫性」かな

お題やテーマ設定はしないけど

今日読んだ箇所で印象に残った言葉

それがみんな「一貫性」だったので


「お前の発言には一貫性がない」

「昨日と言ってることが違う」

「お前の生き方はブレまくり」


それって悪いことなの?

それで迷惑がかかったの?

ブレるのは悪いことなの?


そんなことから「一貫性」を語り合う

メンバーの中にはもちろんそのことで

いわゆる「一貫性がない」ということで

「直せ」とも言われていた方もいました


一貫性ねぇ…


つまらない固執だったり

ともすれば惰性だったり

これを一貫性と言う人もいる

変わる勇気を持てないこともある


とかく人間は変化を嫌う生き物

だからこそ変化しない一貫性が

「安心」出来て「楽」にも思える

コンフォートゾーンとも言いますね


一言で一貫性と言っても

色んな捉え方や概念があります


ただ


善悪で片付けるものではない

僕はそんな気がしているのです


 朝令暮改


コンビニの父とも呼ばれている

実業家の鈴木敏文さんがおっしゃった


「朝令暮改であれ」


本来の意味としては

言うことがころころ変わり

「一貫性」のないことを言い

あまりいい意味に捉えられていない


ただこれを鈴木敏文さんは

「朝令暮改であれ」と言う

これは僕にとって衝撃でした

「一貫性がなくてもいいの?!」と


つまり鈴木敏文さんがおっしゃるのは

機動力や臨機応変さや柔軟性のこと

目まぐるしく変化するスピード社会

朝令暮改でないと対応は出来ないという


まさしくだわ


それぐらいスピード感を持てと

「過去の自分」に固執するなと

また「批判をも恐れるな」と

そういうメッセージを受け取った


そもそも…


なんで「一貫性がない」のが「悪い」

そんな風潮というか思想が浸透したの?

どういう根拠で「悪」とされているの?

その「そもそも」のことが全く分からない


おそらく過去に「振り回された」とか

そういう「苦い経験」がそうさせていて

「悪」にカテゴライズされているかなと

「周りに迷惑がかかるもの」と思われた


確かにそういう一貫性の無さならば

周りにそういう人がいたのならば

振り回されることになるやもしれない

ただ「一貫性」はそれだけではないよね


鈴木敏文さんがおっしゃるように

機動力や臨機応変さや柔軟性であり

そういう意味では仕事で必要な思考

まして今の時代は必須と言っていい


 全部自分なんやから


一貫性がない

ブレる


いいやん

それでもいいやん


僕は本気でそう思っている

ひとつに固執するのはつまらない

それを良しとする人もいるだろうし

それこそ人それぞれの考えはあるだろう


思えば僕が高校三年生の時

北方謙三さんの小説を読んだ

(タイトルはちぃと忘れてしまった)

その物語の主人公がこう言っていた


「道は踏み外すためにある

    踏み外したところにまた道がある」


確かにそうだわ!と思った

それこそ一貫性を「善」と信じていた時

むしろ「一貫性でなきゃ」とも考えていた

そんな時だからこの言葉は本当に衝撃でした


『自己信頼』のエマソンも同じ


「誤解されてもそれが何やねん」

「偉人たちは皆誤解されていた」


それにこうも断じている


「アンデスやヒマラヤの起伏も

   地球全体の曲線から見れば取るに足らない」


これには今日のメンバー全員合点がいった


「我々は何を恐れてんねん」


大事なのは「今」どうしたいのか

人生や壮大な長い時間軸で考えれば

昨日今日の不一致など取るに足らない

エマソンもそう言っているではないか


言うことが違っていても

前後に一貫性がないとしても

全部自分であることには変わりは無い

そこは不変の自分という「一貫性」がある


大切なのはそこだとエマソンは言う

今日読んだ『自己信頼』の一節を

我々はそう解釈し多大な勇気を貰った

同時に「善悪」で断じるものでは無い


こんなことを深く語り合いました

読書会でありながら自分自身の探究

『自己信頼』を通して「自己探究」

そんな時間を過ごしている感覚でした


いいやん一貫性がなくても

いいやんブレまくりの人生でも

その方が「多くの景色」が楽しめる

僕はこれからも道を踏み外しまくりたい


今日も読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!