ラジオトークでやっちゃいけないことは「話を広げる」こと | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

話は広げるな!

Change Talk! Change Life!!
(喋りを変えたければ生き方を変えろ)

あなたの喋りをアップグレードさせる専門家
日本トークブランディング協会代表
トークブランドプロデューサーのターキーです


40代後半
洋楽好きなオッサン

ラジオでイメージしているリスナーさん
あくまでボクの場合はです
他のリスナーさんはもっぱら対象外
決してそういうわけではありません

全ては…
フリートークの精度を上げるためです

狙わないと刺さらない
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弓道

的を狙うから的に刺さる
一本だけを放つから精度が上がる

これを5~6本束ねて放つ
すると的に刺さらないどころか…

的まで届かない

これと同じです
フリートークをする時
まず決めなきゃならないこと

誰に聞かせる話なのか

専門学校で切磋琢磨する学生たち
ウェブラジオ番組の制作を終えたクラス
番組を制作し終えた感想を聞いてみました

「高校3年生、専門学校入学決定者」
ターゲットを絞ったことにより
フリートークの視点論点が明確になった

こう答えた学生がいました

「高校3年生」でもない...
「高校3年生のアニメ好き」でもない...

もっと限定して

「専門学校入学決定者」

「高校3年生」だけではまだ抽象的
「誰に」話しかければいいか分からない
専門学校への入学が決まった高校3年生
ここまで限定するとイメージがしやすい

フリートークでのメッセージ
入学が決まった高校3年生に向ける
どうしても伝えておきたいことがある
この気持ちが一般論で終わるはずがない

なぜか?
答えは単純です

話しかける相手が見える


それまでの彼らの意識

「上手く喋ろう」
「しっかり喋ろう」
「起承転結を踏まえて喋ろう」

日常生活や普段の何気ない雑談
ランチタイムで職場の同僚と喋る時
居酒屋で飲み仲間と忌憚なく喋る時
そんなこと絶対考えてへんでしょ?

「伝えたい」「聞いて欲しい」

この一心やと思うんですよ
聞き手が目の前に存在しますから
必然的に「誰に」が明確になってる
ターゲット(的)がブレてないんです

こんか言葉をよく聞きます
ラジオトークを訓練する場でも

「話を広げる」

話を進めていく別の言い方

あえて言います

広げることを意識しちゃダメです
広げることは対象者までも広げてしまう

つまり

「あんた一体誰に言うてんの?」

精度が落ちるのです

これはラジオトークだけやないです
司会の場合は目の前にいるお客さん
スピーチや講演やプレゼンに至るまで
必ず喋るからには聞き手が存在します

現場で話す時のみならず

台本を考える時から

あなたの喋りを聞く人が一体誰なのか
「誰か」を明確にして準備しましょう

今日もありがとうございました
また明日ね