喋りの達人は「生き方8割技術2割」だというのを教えてくれた本 | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

話芸の達人

"Change Talk! Change Life!!"
(喋りを変えたければ生き方を変えろ)

あなたの喋りをアップグレードさせる専門家
日本トークブランディング協会代表
トークブランドプロデューサーのターキーです


もうね…
何回も何回も言ってるんですが
さらにまた断言させてください

喋りを変えたいのなら
まず生き方を変えろ

それを確信した本です

ちょっと話しは反れます
先日の台風21号の話です

甚大な被害をもたらした未曾有の暴風雨
命の危険や建物などの損壊を覚悟しました
ボクは台風上陸中ラジオの生放送でした
午後3時から9時間台風情報をお伝えした

翌朝

想像を絶する光景が広がりました
看板が飛び去り木々は倒れている
長い時間停電になった地域もある
自然の猛威をまざまざと思い知った

そこで少し感じたのですが
倒れていた樹木のほとんどは街路樹
木ではあるけれど植え替えられたもの
どこかで育てられて植樹されたものです

根がびっくりするほど無い

元々そこにあった木ではありません
だから根がほとんど切り落とされてる
地中に深く広く根を張っていない
そんな木が「根こそぎ」倒れていた

これを見て思いました…

根を持つのは本当に大切


つくづく思うわけです
上っ面だけじゃ太刀打ちできない
もっと根っこの部分をしっかり持つ
しっかりとブレない軸を持つこと

そのうえでテクニックならまだしも
根っこもないまま技術を追求しても
結局はあまり意味を成さないのです
つまり技術がその人に浸透しません

台風21号の爪痕
様々な信じがたい被害状況
特に倒れた樹木を見るたび
根っこの大切を改めて痛感しています

そんなことを考えていた矢先
この本と出会ったのです

西条凡児さん
浜村淳さん
上岡龍太郎さん

3人の話芸の達人
テクニックのことなど書いてません
喋りを聞かせる工夫が書いてあります
その工夫も決して技術だけではありません

達人の生い立ち
周りの環境や境遇
そういうものがスパイスになり
はじめて話芸というものが確立します

つまりこの方々も…

生き方が喋りににじみ出てるのです

なにも達人のような生き方
それを薦めているのではないです
ボクが普段からここでも言い続けてること
日常生活での行動が喋りににじみ出る

何を見て
何を聞いて
どう感じたのか

どんな本を読み
どんな映画を観て
どんな感想を持ったのか

つまり五感をフル稼働すること
物事を一方向だけでなく
多角的に捉え考えることができる
そんな「モノの見方」をしていくこと

昨日も言いましたが…

ネタです

あなただけのネタ
それをたくさんストックしていく
心の中にずっととどめておくこと
そういう生き方が大切なのですよ

アナウンサーになりたい?
ならばテクニックは必要不可欠です
でもほとんどの人がそうじゃない

必要なのは…

自分だけのネタ
これこそがボクが伝える

トークブランド

そこにいいとか悪いとか
正解や不正解はありません
この達人3人の生きざま
そんなことを痛感しますよ

喋りに携わる方
『話芸の達人』(著者:戸田学)
ぜひ読んでみてください