早くも登場、サカナクションの2枚目となるオリジナルアルバム。タイトルさながら、少々ゆったり薄暗いような雰囲気をまといながらも、しっかりサカナクションらしさをアピールする全10曲。
今回も、インストナンバー以外の楽曲は、すべてヴォーカル・山口一郎が担当。独自のセンスを光らせた文学的歌詞と、斬新なサウンドで、どんどんと曲の世界へと引き込まれていきます。
ロックサウンドをベースに、フォークな方向へ流れたり、打ち込みプログラミングの世界に流れたりと、独特のうねりを有して、泳ぎ抜いていく5人。実験作のようなトラックもあるけれども、基本的には聴きやすく、ポップなノリで展開する。
前作から、8ヶ月というリリース間隔ながら、こうも化けてくるとは。今後も、もっと期待してしまうバンドに成長するんだろうな。