- 坂本龍一
- ウラBTTB
インストゥルメンタルとして、初めてオリコンシングルチャートの1位に輝いた作品。シングル扱いにはなっているものの、これはEPとかミニアルバムの扱いでもいいようなヴォリュームですね。収録されているんは3曲ながら、CMソングやテレビのテーマソング、映画の主題歌のピアノバージョンという強力ラインナップ。
特にメイントラックのM-1「energy flow」は、現代人のストレスを和らげる“癒し”サウンドの代表曲となりましたね。
表の「BTTB」と同じ手法で、ピアノのみで構成された、いろいろな意味での「ウラ」的な作品集です。
M-1「energy flow」
癒しソングの決定版。美しい旋律を、坂本龍一のピアノ1つで演奏された、究極の1曲。心の奥底から浄化されるような、ヒーリング作用があるような繊細なメロディに聞き入ってしまいますね。CMでは、交差点のど真ん中で奏でられた曲。現代人のストレスを和らげるかのように、心地のよいメロディは、耳になじむどころか、体の芯まで染み渡っていきます。
M-2「put your hands up」
テレビ番組「ニュース23」のテーマソングを、ピアノバージョンにて収録。オリジナルは元気というか、ポップな要素が盛りだくさんだったけれども、こちらはしっとりとしたピアノの音で、一日の幕を閉じるにぴったりの、安らぎと優しさが奏でられているようです。
M-3「鉄道員 (piano version)」
娘の坂本美雨のデビュー曲「鉄道員」のピアノヴァージョン。オリジナルは映画の主題歌ということもあって、深々と降る雪がとても似合う曲でしたが、こちらのピアノヴァージョンは、しっとりとした印象でスタート。そこから次第に盛り上がってゆき、映画のごとくドラマティックな展開を聞かせてくれる。繊細さと力強さを兼ね備えた作品ですね。
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