信じられない……。
私はスマホを持ったまま固まった。
NAOTO「どうしたの?何かあった?」
●●●「……なおちゃん……とりあえずゲームしよっ」
NAOTO「え?うん…ちょうど終わったとこだから良いけどー…」
●●●「よし!誰にしよっかな~!なおちゃんは?」
NAOTO「うーん、良いよ先に選んで」
●●●「良いの?じゃあヨッシーで♪」
NAOTO「じゃあ~~俺、ルイージで!……さぁて、どうなるか!」
●●●「どうなるかな……」
どうなるかな…私の人生。
NAOTO「…っ、●●●強くない?いつの間に腕上げた?」
●●●「へへっ!実は、なおちゃんが居ない時やってました~♪」
NAOTO「ずりぃ~~」
私は1位になっていた。
でも……。
●●●「あーーー!」
NAOTO「悪いね!これで俺1位~~♪」
●●●「うううー…」
結果は、なおちゃん1位で私は2位だった。
●●●「あーあ、もう少しだったのになぁー」
NAOTO「残念だったね!」
ってニコニコしてるし。
NAOTO「で、話って何だったの?」
●●●「うん……ViViの編集長から電話があったんだけど…」
NAOTO「えっ編集長?」
●●●「うん、雑誌についてるアンケートハガキってあるじゃん?」
NAOTO「うん」
●●●「あれに私の事が多く書かれてたみたいで…」
NAOTO「えっ!本当…どんな事?」
●●●「私をもっと見たいって言ってくれてるみたい!誰なのか興味持ってくれて…」
NAOTO「そうなんだ……」
●●●「でね?編集長が、また出る気はないかって聞いてきたんだけど…」
NAOTO「また…」
●●●「なおちゃん私ね……やめるって言ったんだけど、もう一度、頑張ってみたい…」
NAOTO「そうなると思ってた…」
●●●「なおちゃん……許してくれる?」
NAOTO「●●●が決めたことなら……仕方ないね……ただ…」
●●●「ただ?」
NAOTO「すれ違いが多くなるかもな……どっちも有名になったら…」
●●●「……だよね」
NAOTO「俺達大丈夫だよな?」
真っ直ぐに見つめてくる。
●●●「大丈夫だよ私達は」
でも何の根拠も持てなかった。
NAOTO「何かあったら、すぐ俺に言えよ?」
●●●「分かった……」