水無月に | 東京湾岸の外猫さんと寄り添って

東京湾岸の外猫さんと寄り添って

あの大震災・原発事故以来、命の存在に敏感になって

そんな私のそばに、健気に生きている外猫さんがいました。

猫さんたちの幸せは、私たちの幸せにつながります。

猫さんたちに優しい社会は、人にも優しい社会。

日々の外猫さんたちとのふれあいを綴ります。

気がつけば、月も変わって水無月となり、庭の紫陽花さんも色づき始めました。

家猫ナンチュー君が迷い猫となってから、未熟者の私の身も心も、お月様が欠けるように何処かへ消え去ったようにも思える日々です。




先日、小倉百人一首を眺めながら、今の自分の心境に重なる歌を撰んでみましたが

迷い猫の帰りを願うおまじないとしての歌に、中納言行平(在原業平の異母兄でしたか)の歌があると知り、詠み直してみました。

たち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む

地方に赴任する行平(ナンチュー君)が、赴任先の因幡の山の松のように、都で待つ人(未熟者の私)があれば、直ぐにも帰って来ましょう

先日は、自分を行平になぞらえて考えていたので、シンパシーを呼び起こすことはありませんでしたが、立ち位置を変えて、帰って来る迷い猫の立場からは、とても主体性ある歌となるのですねf^_^;

この歌を短冊に写して、日頃食事などに用いる器に貼って、その器を逆さまに置くなど

また、迷い猫さんの帰りを祈願する神社などもあるようですが、日頃お世話になっている地元のお社もあるので、そちらに引き続き祈願するつもりです。

何と言っても、ナンチュー君は、他の外猫さんたちそれぞれと同じく、One And Onry な存在

先日の日曜日のダービーの勝馬と同じ

それぞれの馬主や調教師・厩務員の方々、ファンにとって

それぞれにワンアンドオンリーな馬たちがいて、短い競走馬時代の後の身の振り方が、眺めせし間に、という間もなく経済面の理由で悲しい末路を辿らないように

馬を愛するならば、必ず突き当たる問題でもあるのでしょうが




最近、希望の光とも言える活動があることを知って、いろいろ気は思いのですが、少しホッとした未熟者です。

気象予報士の友人は、自信満々に、今年はラニーニャでなくエルニーニョだから去年ほどの猛暑ではないよ~と言ったのですが

早々と猛暑日到来の月始めとなりました。
皆様くれぐれもお身体御自愛下さい。

m(_ _)m