出会いは去年の今だった。
夏休み真っ只中のある図書館で彼女と出会った。
髪は短く茶混じりの黒髪。お香の香りがする洋服。痩せ型で玉に見せるくしゃって笑った顔がとても綺麗な人だった。
ある日、僕は勇気を出して話しかけた。
見かけとは打って変わってとても気さくな人だった。
音楽が好きで大きな犬を飼っている。散歩に行くのが好きらしい。
彼女はいつも図書館で何かの本を探していた。
彼女の何処か遠くを見つめるような目が僕は好きだった。
それから僕も毎日のように図書館に通った。
目当ての本なんて無いけど、彼女と図書館で過ごす毎日がとても楽しかった。
ある日、図書館へ向かう途中いきなり豪雨が降って来た。
彼女はびっしょりになってやって来た。
「もう、地球さんは気まぐれ過ぎるのよ。」
と彼女が言い放ち、雨でひたひたになった洋服をぎゅーっと絞る。
その時僕は少し興奮していた。
彼女の胸と体のラインが洋服に張り付き浮き彫りになっていた。
つづきはまた