現代医学もなく、逆に添加物だらけの食べ物も、放射能汚染も排気ガスもなにもない世界だったら、人間の平均寿命って一体どのくらいなんだろう。戦国時代に人生50年と謳った武将がいたけど、本来はそのくらいなのかな。医療の進歩のおかげで、以前ならば不治の病が抗生物質で簡単に治ったり、人間の平均寿命自体は延びたのかもしれないけど、同時に存在する、物質文明の恩恵と表裏一体の大気汚染だったり身体に悪い食べ物だったり。

そんな、いろいろな事を改めて考えさせられる映画を先日鑑賞してきました。

原発事故によって放射能汚染された畑を守り続ける福島の農家の方のドキュメンタリー作品なんだけど、個人的には、農家を受け継いだ男性の、数年前に自殺した父親が語った農薬に関する話がとても心に残りました。上映後の、監督ご本人よる舞台挨拶も胸に深く刺さりました。

井上淳一監督作品「大地を受け継ぐ」

都内だと、ポレポレ東中野という素敵な映画館で上映中です。

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先日たまたまPANTAさんが井上監督と一緒に店に来てくれて、それがきっかけでこの作品と出逢えました。

皆様も機会ありましたら是非。