一晩明けてなお、物議を醸し出しまくりの昨夜の試合。あれははっきり言って「日本vsオーストラリア」と言うよりは「日本&オーストラリアvs審判」の変則タッグマッチ。

アジアのトップ2チームが、どちらも守りに入らずに、ガンガン攻めあって、きっとどちらが勝っても清々しい後味の試合になってたはずなのに、審判のおかげでせっかくの好勝負、しかも真剣勝負の場が見事ぶち壊しに。フリーキックを蹴る直前に試合終了のホイッスルという、前代未聞&衝撃のラストシーン、あれはもう、怒りを通り越して、ただただ唖然だったし、PKもらった側のオーストラリアのオジェック監督ですら「内田はファウルなんてしていなかった」と発言しているほど。

サウジアラビア人のガムディ主審、ちょっと調べてみたら、なるほど、過去にも国際試合でカード乱発の常習犯。まあ、あれが、ラフプレーの本場、中東のレベルを体現しているんでしょうな。

テレビでは「アジアの笛の洗礼」とか言っていたけど、「ブロック2強」の両チームにカード出しまくり、ともに「次戦に出場できない選手」が出まくって(←ここがポイント)、勝ち点1ずつ痛み分け。さてさて、この結果を喜ぶのは一体どこの誰なのか…?審判団の出身国は…?とかいろいろ考えていくと、あれはもう「アジアの笛」などではなく、悪名高き「中東の笛」だったのではないかと勘ぐりたくもなります。

サッカーは、紳士の国で生まれた世界的メジャースポーツなんだから、目に余るラフプレーをしまくる国とか、国を挙げて相手国並びにチームに対する露骨な妨害をしてくる国家とか、あまりにも質の低い審判には、真剣勝負の国際試合には二度と参加させない、などの厳しい審判と追放処置があってもいいんじゃなかと思います。

まあ、それはさておき、昨日の試合は、はっきり言って1-0で日本が勝っていた試合。そこは胸を張っていいと思います。と同時に、高さとパワー、速さとテクニック、お互い異なる持ち味を活かして、とてもアグレッシブで、でもとってもクリーンな、ドキドキワクワクな攻防を魅せてくれた昨晩の両チームこそが、ワールドカップ本戦出場に相応しいチームだと思います。

一昔前の日本と韓国みたいな、ドロドロした感情むき出しのライバル関係ではなく、日本とオーストラリアは、スポーツマンシップにあふれた良きライバルとして、お互い切磋琢磨しあって、アジアのレベルを高めて行って欲しいです。

頑張れニッポン、頑張れオーストラリア。