私は障害があった頃から、やることなすことすべて反対されてきた。英語もフランス語も読書も、別段差別的ではない人からも、そんなのやる必要ない、自分の病気をなんとかした方がいいとかなんとか、どうしても障害者から訓練を取り上げたいらしい。
そもそも日本には、訓練は素晴らしい、訓練は人を救うという考えがない。その一方で、私が日本人の劣性を生み出していると主張する労働、それもやっても成長の見込みがない、無駄飯食いのための単純労働を勧めてくる。私は日本社会の労働の三割は必要がないと思っている。失業者が街に溢れないようにケインズ主義経済学で水増ししているだけだ。
結局、私は偽善者どもが反対した訓練で回復した。自閉症の完治という、前人未到の、ノーベル医学賞も霞んでしまうほどの、人類史上の大業績だ。私が被験者なのでいずれ世界的にエビデンスとして認められるだろう。
みんな精神とは何かわからなくなっている。そのため精神涵養のためにある教育がない。訓練も勉強も必要性を認められなくなり、相対主義に囚われ、だらだらと単純労働と趣味に生きるゾンビのような日本人が誕生した。その延長に現代の問題、精神障害者の大量氾濫がある。