きみのかたち | 待ってたら季節はかわる

待ってたら季節はかわる

自作詩、愚痴、諦め、黄昏
言い訳、弁解、言い逃れ

なんとなく
約束を反故にしたくて
のに、
結局、
断りきれずに
流されるまままた約束した
きみじゃない
きみじゃないから
確かにどうでもよかったんだけど
どうにでもなればよかったんだけど
きみに会いたくなって
ただ
きみに会えないから
手頃で手軽で成り行きで
行きずりなんていう感覚で
まぁ、そんな感じで
手を伸ばしてしまったら
引っ込められなくなってしまった
煩わしいし面倒くさい
わかってたんだけど
わかってるんだけど
そんなことを繰り返したら
きみが
ますます遠くなるのなんて
わかるんだけど
ただ
きみによりかかりすぎちゃいけないから
ぼくはぼくで
なんとなく隙間を埋めたほうが
いいんじゃないかって
…そう、思ったんだけど…

やっぱりきみでいっぱいだ
どうしたって渇くんだ
きみの甘い声で
ぼくの耳を潤したい
その優しい手で触れてほしい
この腕の中に閉じ込めて
きみが泣いてしまうまで抱きしめたい
叶わないなら
なら
なら…

誰で埋めようと多分
きみのカタチで出来上がったぼくのこころに
あてはまるわけないから
後悔だけ垂れ流して
欲望の街に
流れて消えるだけだ…