チーッス!ここのところずーっと毎日、何度もアメリカとのやり取りを電話やメールで行ってますが、驚くような朗報が舞い込んできました。

 

いやぁ、何と言うか、こんなにもいい話が来るとは思ってもいませんでしたが、ちょっとした切っ掛けで、人と人が繋がる…本当に人生って何が起こるか分かりませんねぇ…。

 

偉そうなこと言うつもりはありませんが、大事なのは、少しでも前に出て動くことなのかも…。

 

さてと、今日はですね、人生の手本となるような偉人のお話です。

裸一貫から巨万の富を築いた男、ホテルニューオータニ創業者 大谷米太郎

大谷米太郎(おおたに・よねたろう)略歴
1881年~1968 年(明治14年~昭和43年)ホテルニューオータニ創業者。富山県西砺波郡正得村(現小矢部市)生まれ。明治44年上京して荷揚げ人足を経て相撲界に入 る。大正2年鷲尾獄酒店を開業。大正4年合名会社東京ロール旋削除を設立。昭和15年大谷重工業設立。以降、他分野に進出したあと、昭和39年ホテル ニューオータニ設立。昭和37年富山県立大谷技術短期大学創立。86歳で没。著書に「私の履歴書」(日本経済新聞連載、昭和39年3月)

 

大谷米太郎は1881年、富山県の現小矢部(おやべ)市で生まれた。父は小作農で、暮らしは貧しく米太郎は小学校を休んで他家へ農作業の手伝いにいかなければならず、冬場は造酒場で働いた。このため小学校の退学を余議なくされた。

米 太郎は学問を身につけることは出来なかったが、体は人一倍大きく草相撲では横綱格であった。父が死去してからは小作農を続けながら一人で母、弟一人、妹5人の大家族を支えた。

 

米太郎は丈夫な体を活かし懸命に働くが暮らしはさっぱり楽にならない。そこで「東京に行って金をためよう」と決意し、僅かな金(20銭)を親から借りて裸一貫で東京に出てきた。米太郎31歳の時である。


既に結婚もして子供も二人いた。もちろん東京で知り合いなど誰もいない。働くところを探したが保証人がいないため日雇いの荷揚人夫(にあげにんぷ)をするしかなかった。体力があったから、普通の人夫の2、3倍働くので、一日にして重宝がられる。

しかし、いくら仕事が出来るからと言っても、雨が降ったり、仕事そのものが無い時には遠くまで仕事を探しにいくので食べるのが精いっぱい。そんな時仕事にあぶれて致し方なく、畑の大根を失敬したり、ごみ箱を漁ったこともあったと告白している。

やがて力自慢でならしていた米太郎に稲川部屋から声がかかり、大相撲力士となる。砺波山(後に改名して鷲尾獄)の四股名で褌担ぎから幕下筆頭にまでなるものの、手の指に障害を負っていたことが原因で幕内に上る事を断念。

体力だけは人一倍ある米太郎は懸命に働き、その後、米屋や酒屋などで寝る間も惜しんで働き、ついに自分で酒屋を開業するまでになり、現金取引を優先したことで利益を上げ、国技館一手扱いの酒屋となった。

更に儲かる仕事を求めて鉄製品をつくる元となるロール工場を開設するまでになった。裸一貫、貧農の郷里から出て来 て自力でここまできたのだから快挙といえるであろう。

ところが米太郎に一瞬のうちに災難が降りかかる。1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災である。家屋の全壊13万戸、死者10万人の被害を出し、こと東京下町一帯は火災により一面、焼け野原と化した。米太郎のロール工場も焼け落ち、酒屋も全焼した。女房、子供を探したがいない。ひどい惨状を目の当たりにしまず生きていないだろうと諦めたという。

しかしこの 絶望ともいえる状況で普通ならばショックで力が抜け落ちるであろうが、米太郎は違った「まあ、仕方がない」と思うだけで直ぐに頭を切り替え、なんと翌日から工場と店の再建に取り掛かった。焼けた店をシェベルで炭をかき出し3日目にはバラックを建てた。それから3ヶ月、店跡に残ったコンクリートの土間の上にゴザを敷きそこで寝起きをして働き続けた。

 

すると死んだと思っていた女房、子供たちもひょっこり戻ってきた。聞くと上野の山から川口の知人宅に逃げていたという。それから夫婦で力を合わせて寝る間も惜しみ死にもの狂いで働いた。

 

焼け跡で飲食店をはじめ、一杯50銭の「均一どんぶり」を売った。

 

続いて雑貨屋も開く。やがて工場に放置してあった「焼けたロール」がそのまま売れるという幸運にも恵まれ工場の再建にも見通しがたつ。酒屋も飲食店も焼ける前の3倍ぐらいの大きさになっていた。

そしてこのロール工場の再建の成功がその後大きく発展することになった。関西や中国大陸にも工場をもち、1940年(昭和15年)には資本金1億1300万円。資本金の額では当時全国で9番目の会社になった。鉄鋼業の雄となり名前も大谷重工業とした。その後 も精神し続けて大谷重工グループへと発展していく。

戦後は頼まれて購入していた千代田区紀尾井町の土地に東京都から「オリンピックのため のホテルをつくってもらえないか」と申し入れがあり、米太郎は「なんとかオリンピックのために役立てば」という思いで、まったく未知のホテル事業に乗り出す。

 

1964年(昭和39年)9月1日、東京五輪開幕の40日前に地上17階、地下3階のホテルを開業した。これが現在のホテルニューオータニである。

 

 

米太郎は既に83歳になっていた。その後1965年(昭和40年)には㈱上野ターミナルを、そして1967年(昭和42年)には、㈱東京卸売センターを設立して社長に就任。他方、郷里富山県に富山県立大谷技術短期大学を創設して寄付もしている。米太郎は87歳で生涯を終えたが亡くなる間際まで社長業を行っていたのだから驚きである。

米太郎は関東大震災の時のことを「私の履歴書」でこう振り返っている「今から考えてみると、この大震災が「ロー ル工場(後の大谷重工業)」の第一期の発展をもたらしたといえよう。(中略)人間、苦労しなければいけないのはここである。私だって、みなと同じく焼け出されているのだ。その中にあって土間で寝、真っ黒になって働いたのは、苦労の中から生まれた頑張りと、ものに動じない根性がそこにあったからだ」

3 月11日の東日本大震災で家や仕事、生活基盤の全てを失った人は多いであろう。しかし体が無事であったのならば希望を捨てないで欲しい。90年ほど前に同じように震災で生活基盤の全てを失った大谷米太郎は学問もなく読み書きもあまり出来なかったと聞く、持っていたのは丈夫な体とへこたれない根性だけであった。

 

政府の援助も人の助けも借りずに、この窮状から独力で抜け出し一代で巨万の富を築いた。鉄鋼業の雄となり日本を代表するホテルも残したのだ。

 

※以上「偉人のエピソード逸話集」等より
http://tamiyataku2.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

大谷米太郎語録

「私の人生は、よく他人に七転び八起きの人生のように言われるが、外見には波乱に富んだ人生のように見えても、私自身としては階段を一段一段上がっていったもので、私は未だかつて転んだことはない」


「私はこの『履歴書』を記すにあたって、若い読者諸君に言っておきたいことがある。それはたった今から、収入の一割を貯金したまえ、ということだ。私の『履歴書』は、このタネ銭を残すことのできない人にはわからない話である。タネがなくては、芽も出てくるまい」


「自分の苦労してつくったタネ銭もなく、親の財産や他人の財産をアテにしているような人間に、ロクな人間はいない。また、そうした人間の事業がうまく行こうはずもない。自分の腕を磨くにはともかく、このタネ銭を持たなくてはできないものだ」


「苦しみながらタネ銭をためていくと、そこにいろんな知恵、知識が生まれてくる」
注釈:この米太郎のタネ銭哲学は、彼の人生哲学であり多くの人々に影響を与えた。


儲け主義で再建するのではない「会社が潰れれば、従業員は生活に困るだろうし、機械などの緒設備は廃物になってしまう。私が多くの倒産会社の再建に手を出したのは、私の腕で、こうしうた人と物が救済できるなら・・・という男気からである」
注釈:戦中、戦後にかけて米太郎は潰れた会社を8つばかり面倒をみている。金儲けが目的という世間の一部の声に対して、金儲けが目的ならいい会社の株を買い占めて乗っとればいいと反論。
http://meigennooukoku.net/blog-entry-48.html
 

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■今日ネタ
未来テクノロジー「電気反重力」で地球製UFOが開発されている!?
http://gakkenmu.jp/column/13145/
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https://japan.cnet.com/article/35108191/
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https://www.lifehacker.jp/2017/10/171001-company-you-do-not-have-to-go.html
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http://www.hiroburo.com/archives/50820259.html#more
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http://www.kotaro269.com/articles/53777.html
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http://tocana.jp/2017/07/post_13829.html
「体に良さそうな食品」のメーカーが必死に隠す不都合な真実。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170926-00142519-diamond-soci
「自然と好かれる人」の共通点。
http://tabi-labo.com/283959/genuinely-likable-people

 

一流から学ぶ偉人達の足跡