チーッス!戦後の話ですが、日本と戦争をしたアメリカは日本人の精神性に底知れぬ恐怖を感じ、その精神性を形作っている文化や教育にメスを入れてきました。


もうちょっとで、戦争や戦などの戦術を考えるために活用されていたとして、日本の将棋すら廃止されようとしたのを升田幸三(ますだこうぞう)が守り抜いた という話を以前ポイズントークでご紹介しましたが、そんな中、米国は当然の如く日本の武士道を完全に無くそうとしたんです。


GHQによって、学校などでの柔道や剣道などの武道が、全面的に禁止。日本人の精神文化が危険視され、いや、危険視だけでなく、日本人の精神力の強さを奪う目的もあったと云います。

 

しかし、ここでも一人の男が、日本の魂、武士道(剣道)を守り抜きました。

 



 昭和の宮本武蔵:日本人が知らない誇れる話 国井善弥


日本の武道として剣道があります。中学校では武道の必修により剣道も選べるようになりました。しかし、そこには戦後、命をかけて戦って剣道を復活させた日本人がいたのです。これは日本人のほとんど知らない話です。

大東亜戦争で日本人の強さを嫌というほど知ったアメリカ。そのためGHQは学校で「教育勅語」、「修身」をすぐに廃止させ、さらには全ての「武道」教育を禁止しました。

しかし、日本の伝統である武道を復活させようと、自らも武道家でもあった政治家、笹森順造はGHQに剣道の復活を説きました。するとGHQは「アメリカ海兵隊の中でも最強の銃剣術の使い手に日本人が勝つことができたら復活を許す」と言いました。


 
※笹森順造


アメリカ兵は本物の剣をつけた銃剣です。一方の日本人は稽古用の竹刀で戦うようにと条件がつけられました。これは日本人の武道家を殺害するつもりでありました。

この不利な条件を二つ返事で受けた日本の侍がいました。福島県出身の国井善弥です。国井は剣道に限らず空手や柔道などあらゆる武道家から受けた挑戦は全て勝利して、「昭和の武蔵」ともいわれた鹿島神流の使い手ありました。

そしていよいよ試合がはじまります。



※国井善弥


体格の優れた米国の教官が、本物の銃剣を手にし、國井が、木刀を手にして、二人は中央で対峙。


國井が、礼をして、木刀を中段に構えようとした、そのとき、米教官は、銃剣を國井の喉元に向かって鋭く突きだしてきました。


國井が、半歩下がってこの攻撃をかわすと、米教官は、そのまま突進を続けながら、銃剣を回転させて、國井の即頭部めがけて銃底を打ちつけようとした。硬い銃底での即頭部殴打、当たれば即死です。


周りがハッとした瞬間、國井が半歩前進して銃底をかわすやいなや、米教官の後頭部に柔らかく木刀を当て、そのまま教官の突進する力を利用して、教官を床に倒しました。


教官は四つん這いになって床に手をついてしまいます。國井は、そのまま教官の後頭部を、木刀で押さえます。


四つん這いになって、上から頭を体の内側に押さえつけられると、人間は身動きができなません。


その時、「勝負あった!」の声がかかりました。



このことにより、アメリカ人は日本武道の素晴らしさに驚嘆しました。

 

そして、剣道の復活が認められたのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/bonbori098/32177875.html

http://ameblo.jp/mumumyouzin/entry-11628638248.html


https://www.youtube.com/watch?v=qRYHgtHUAVU


身体で悟る。生涯無敗と謳われた「国井善弥」

血色のよい童顔に、鶴のような身体。ジロリと睨まれただけで、身が竦むような威厳。齢80を超えていたとはいえ、新陰流の「佐々木正之進」の存在感は圧倒的であった。

「相当な変わり者」茨城県下の山中に隠棲していた正之進には、そんな風評もあった。

そこへ弟子入りしてきた「国井善弥」19歳。明治27年(1894)、福島県に生まれた善弥は、8歳のおりから祖父について、そして厳父に家伝である「鹿島神流」を学んできた武道一筋の男。その彼が、佐々木正之進の秘剣を習得せんと、意気揚々、門を叩いたのであった。



◎意味不明の用

入門した初日、善弥はいきなり肩透かしを喰ってしまう。当然のように稽古を期待していたのだが、正之進にその気はまったくないようであった。

 

「何を持って来い。ついでに何もじゃ」師・正之進は、弟子・善弥に、意味不明の用を命じる。

 

はて…?

 

「何」とはなんだ?住み込んだばかりの善弥に、師匠の日常生活など皆目見当がつかない。

善弥が戸惑っていると、いきなりカミナリが落ちた。

「たわけ者!それぐらいのことがわからんで、真武の修行が積めるか!」

師・正之進は吠えるように、善弥を一喝したのだった。


◎カン

 「何を持って来い。ついでに何もじゃ」
 

翌朝、しなびた頬を伸ばしながら、師匠は同じ問いを繰り返した。さて、どうしたものか?まごまごしていると、またカミナリが落ちてしまう。いささか捨て鉢になった善弥は、適当に「新聞とメガネ」を師匠に持っていった。

善弥のカンは当たったのか、外れたのか?とりあえず、この場は落着したようであった。


◎裸馬
「何に行く。お前も一緒に連れて行くから、何に、何に、何を用意しておけ」

 

禅問答にもならぬ師匠の不可解な命令は続く。

もしや…、鮎釣りか?直感のままに、善弥は「釣竿と釣りエサ、そして弁当」を用意した。

ほどなくやって来た師匠は、ギョロリと大きな眼をひんむいたが、その表情は満足気にも見えた。しかし、善弥が「よし!」と思った刹那、「たわけ者! 何はどうした?」との一喝が飛んできた。

わけが分からない。だが、返答を躊躇すれば、また吠えられる。

「はい! 用意してあります」と善弥。完全に口からデマカセである。

たまたま馬のいななきを聞いた善弥は、馬を用意した。だが、身支度を終えた師匠がさっさと姿を現してしまったために、「鞍」を置く余裕がなかった。とっさに言い訳をする善弥、「先生、本日は新陰流の馬術、裸乗りの極意をご教示ください」。冷や汗をかきながらも、鞍がないのをごまかした。

ニヤリと師匠・正之進。善弥も少しずつ、要領を得始めていた。


◎心眼

「何と何と何を、何しておけ」

師匠との推理ゲームが毎日つづくうちに、善弥は師匠のムチャぶりを完璧にこなせるようになっていた。

師匠と日常をともにしていた善弥は、師匠の立場になって「何」を推測し、それを用意することが出来るようになっていたのだ。

「人は当たり前のことしかしない」

たとえば、外出なら上着が必要かもしれないし、テーブルにつけば新聞を読むかもしれない。畢竟、人の行動は限られている。

のちに善弥は、意味不明の用によって「心眼」を試されていたことに気づく。

師匠はこう言っていた。「よいか、目に見えぬ世界を見、耳に聞こえない音を聴かずして、武道などはできもせぬ。剣の道を心がける者が、凡人なみの修行をしていて、どうして大成などできようか」。

相手の身になって「目に見えぬもの」を見ようとすると、善弥は自ずと相手の「先(せん)」が取れるようになったのだった。


◎無理難題

 「そろそろ、道場に出てみるか」


その師匠の言葉に、待ってましたとばかりに小躍りする善弥。

いままで武道一筋に生きてきた善弥にとって、稽古のできない一日はたとえようもなく長かった。いつまでも続く師匠の禅問答には内心、不満が鬱屈していた。

ところが、いざ道場に入ってみると、師匠は木剣一本もたず、稽古着にすら着替えていない。

「またもや肩透かしか?」。そう善弥が思っていると、おもむろに師匠は床に白墨で一線を引いた。

「わしはこれからオマエを拳で打つ」

師匠はぶっきらぼうに言い放った。

「オマエはその白線の上に立って、素手で構えよ。一歩も動いてはならぬ」

その口調は、どんどん突き放すようである。

「なお、わしの腕をつかまずに、逆をとってみい」

「…」

善弥は無言であった。打ちかかる腕をつかまずに、どうして相手の腕の逆がとれようか。しかも、一歩も動かずに…。

そんな困惑する善弥の顔面に、容赦なく正之進の拳は炸裂する。一発、二発、三発…。

足を使えば善弥にもその拳はかわせたかもしれない。しかし今、武道の生命ともいうべき足を封じられている。そしてさらに相手の逆をとるなど、いかに武道を極めた人間にも不可能に思われた。


◎逃走

幾日も幾日も、善弥は打たれるばかり。顔面は紫色に腫れ上がり、お岩さんも真っ青といったしろもの。9日後、たまりかねた善弥は3日間の休養を願い出る。

そして休息3日目の夜、善弥は道場を逃げ出す決意を固めていた。

「こんなバカげた稽古があるものか!」

最後の夕食となるはずだった、その休息3日目の晩、師匠はモグモグと口を動かしながら、こう言った。

「そなた、ここを逃げ出そうと思っても、そりゃダメじゃぞ」

「心眼」をもつであろう師匠には、善弥の浅い肚の中などお見通しであった。

「この村をはさんで上下5駅、合わせて10駅は、どこもオマエには切符を売らぬように、はや厳重に手配をしてあるからのぉ」

師匠は美味そうに夕食を平らげた。善弥は完全に「先」をとられていたのだ。


◎ヤケクソ

 もはや観念した善弥。翌朝はヤケクソで白墨の線上に立っていた。


相も変わらず、師匠の拳は面白いように善弥の顔面に炸裂する。一発、二発、三発…。

「クソーーーッ!」

善弥は咆えた。

「バカもの!」

師匠は一喝して、さらなる拳を繰り出す。

しかしその時だった。上半身をかすかに開いた善弥は、「トーーーッ!」と裂帛の気合をほとばしらせた。その直後、鶴のような老人の身体は空を泳ぎ、鈍重な響きとともに、善弥の膝下に崩れ落ちた。


◎親指

 「うむ。やっとわかったか」


足元の師匠の顔の奥には、ゆっくりと笑いがにじみ出てくる。師匠のこの意外な言葉に、善弥は我に返った。

どうやらこの間、善弥の意識はあらぬところを彷徨っていたようだ。師匠は起き上がりながら、相好を崩している。

「何をどうしたのか…?」

あの瞬間、師の4発目をかわすと、善弥は右手で師匠の伸びた腕をとらえ、関節を決めていたのである。

この時、善弥の右手の親指は内側に曲げられていた。つまり、親指は師匠の腕にかかっていなかった。だから、つかんだのではなく、残り4本の指で引っ掛けただけだった。

武道の立ち会いにおいて、とくに体術の場合、親指を用いて相手をつかんだりすると、そのまま逆をとられかねない。親指を制されると、その力を利用して投げられたり、自由を奪われたり…。

ゆえに日本伝来の古武術では、相手の親指をとる技法があまたとあった。

顔面をボコボコにされて、お岩さんのようになりながらも、善弥が学んだこと。それは「親指」であったのだ。

言ってみれば、師匠・正之進は連日のごとく善弥の顔面を殴りつけながら、それだけのことを自得させようとしたのであった。

※続きはこちら「英考塾」さんへ

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