【優れたリーダーはどうやって行動を促すか】〜サイモン シネック 〜 | 札幌【元モデル現役カウンセラー】心理学から学ぶ!様々なシーンで使えるテクニックをお伝えしていきます!

札幌【元モデル現役カウンセラー】心理学から学ぶ!様々なシーンで使えるテクニックをお伝えしていきます!

(経歴)
・心理士(民間)資格取得
・元広告モデル(TV、CM、雑誌、WEB広告、イベント広告)
・アパレル業界10年間

 

今回は、youtubeで紹介されているTEDから、

「優れたリーダーはどうやって行動を促すか!」という題名で

サイモン シネックさんが語られてる内容で、

シンプルで強力なモデルを使って周りを動かすリーダーシップについて説明します。

全てはゴールデンサークルと「何のために」という質問から始まります。

成功例として、アップルやマーチン・ルーサー・キング、ライト兄弟を取り上げ、

失敗例として (最近の勝訴で株価が3倍になったものの) 苦難の続く TiVo を取り上げます。

サイモンシネックは冒頭に質問を投げかけています。

・なぜアップルは競合他社より革命的であり続けられるのか?

・なぜキング牧師は、市民運動を25万人をも動かしたのか?

・なぜライト兄弟が、友人動力飛行を実現できたのか?

 動画 ↓ タップしてください

サイモン・シネック氏は、これをゴールデンサークルという画期的な発明で紹介しています。

ゴールデンサークルとは、

サイモン・シネック氏によると、ゴールデンサークルとは、What,How,Whyの3つの要素から構成されるアイデアだと説明しています。

What:何をやるのか。

How:どうやってそれをやるのか。

Why:なぜそれをやるのか。

しかし、大多数の一般人と、優れたリーダーでは、この3つの伝え方が正反対だというのです。

サイモン・シネック氏が提唱するゴールデンサークルの図

一般人は、What > How > Whyと外から内へ説明するのに対し、
優れたリーダーWhy > How > Whatと内から外へ説明します。

「何をやるか」を言える人はいても「なぜやるのか」を言える人は少ない

皆、「何をやるか(What)」はわかっています。

それを「どうやるか(How)」もわかっています。
でもそれを「なぜやっているのか(Why)」を説明できる人は少ないのです。

優れたリーダーや飛び抜けた組織は、何かを考え行動し伝えるときに中から外へ向かうのです。

【Appleのプレゼンテーション方法】

もし、一般人がAppleの製品をプレゼンテーションするなら次のようになるでしょう。

  • STEP1

    What: 我々のコンピュータは素晴らしく

  • STEP2

    How: 美しいデザインで簡単に使えてユーザフレンドリーです。

  • STEP3

    Why: お一ついかがですか。

このように自分が「何(What)」をして「どう(How)」違っていて優れているかを述べ、相手に「何かを期待(why)」します。

しかしAppleはこれを次のように言い換えました。
STEP.1

・Why : 我々のすることはすべて 世界を変えるという信念で行っています。

STEP.2

・How : 私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ簡単に使えて親しみやすい製品です。

STEP.3

 

・What : こうして素晴らしいコンピュータが出来上がります。

 

このように人は「何を」ではなく、「なぜ」に動かされるのです。

・ライト兄弟

『有人動力飛行が実現すれば、世界は変わる!』

 

【イノベーションの普及の法則】

イノベーション普及の法則では、マーケットで成功したいなら、イノベータとアーリーアダプターを含む15%~18%の市場浸透率が必要と言われています。

イノベータとアーリーアダプターは自分の直感に従って決断するタイプの人たちです。彼らはiPhoneが登場した日に直感のみで飛びつき6時間並んで買う人達です。

それはなぜか。「一番乗りしたかった」という思いです。

彼らは「何」ではなく「なぜ」に動かされています。

しかし、アーリーマジョリティの人たちはそうではありません。

この層がiPhoneを「試そう」と気になるのは、必ず誰か他の人がトライした後です。

 

・「なぜ?」は意思決定を行う大脳辺縁系に対応する

ヒトの脳の断面を上から見ると脳は3つの主要な部位に 分かれている。

外側の脳は大脳新皮質であり「何を」のレベルに対応する。 

合理的、分析的な思考と言語とを司る。内側の二つは大脳辺縁系に対応し、

感情、信頼、忠誠心などを司る。ヒトの行動を司り、全ての意思決定を行う。

 

・人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる

ゴールデンサークルの外から中へのコミュニケーションを行っているとき、

複雑で大量の情報を理解できるが行動にはつながらない。

一方、中から外へのコミュニケーションを行っているときには、

行動を制御する脳の部分と直接コミュニケーションすることが出来る。

直感的な決定も、言葉や行為によって、理由付けは後からすることができる。

 

・自分が信じていることについて語り、人を惹きつける

イノベーション普及の法則に従うと、マスマーケットで成功したいなら、

15〜18%の市場浸透率が必要となる。

イノベーターとアーリーアダプターは自分の直感に従って決める人達であり、

売り込まなくても飛びつく10%の人達。

アーリーマジョリティーが試そうという気になるのは、

誰か他の人が先にトライした後である。

ここに、ジェフリー ムーアのいわゆる「キャズムを越える」という問題がある。

自分の直感に従って決める人達だけでは十分ではない。

 

・「なぜ」から始める人が周りの人を動かす

さらに、周りを動かす人を見出せる力を持つ。

導く人というのは皆を動かす。個人であれ組織であれ、

我々が導く人に従うのはそうしなければならないからではなくそうしたいから

導く人に従うのは彼らのためでなく、自分自身のためである。

 

 

 

これが大事!

 Why>How>What の順で説明する。

『人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる。』


 

もう少し分かりやすくアニメにして説明されている動画ありますので、そちらもご紹介させていただきます。

以上で終わります。最後までご覧いただきありがとうございました!

いかがでしたか?少しはこの情報で皆様のお役に立てられたら幸いです。
 
次回の予告はまだ決まっていませんが、著者のユヴァル・ノア・ハラリさんイスラエルの歴史学者から
『サピエンス全史』『ホモ・デウス』の書いてある本から抜粋して紹介していきたいと思います。
しかし、情報量は膨大です!どうしても伝えたいことが盛りだくさんです!
時間かかると思います。出来次第ご報告します!
 
 

このブログが面白いと思って頂けたら、

フォロー・いいね・コメントをよろしくお願いします!