この前の補足ですが、30曲くらいの流し込みに俺の場合、調子がよければ丸一日、調子が悪ければ2日間かかります。インスト&アカペラの量にもよりますが、大体一時間で3曲ペース。単純計算で30曲で10時間。でも、そんなにうまくはいかないものです。飯休憩を入れたとしても集中力的にはかなりハード。ミックスの制度も段々落ちてきます。なので、きつくなったら2日目に持ち越しな感じ。スケジュールがきつい場合は一日で終わらせなければいけませんが、なるべくゆっくりやりたい作業ですね。

ではいきます。

◯曲順を決める。

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(曲順を決めた後もこの形↑になります。R&Bの場合、ビートの跳ね方やグルーブ感、コードのメジャー&マイナーなどを意識しながらコンセプトに合った選曲を目指してください。頭に勢いのある楽曲を持ってくるのも大事ですが、一部分にインパクトの強い楽曲が固まらないように全体のバランスをみて曲を配置していきます。)

◯マスターフェーダーのインサートにコンプレッサーを立ち上げる。
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(音圧を上げたりバランスを調えてミックス全体に統一感を持たせるトータルコンプとして使用。俺の場合はT.C. ELECTRONICのMaster X3のコンプとリミッターを使用。このプラグインはTDM版なので、Pro Tools LEの方はネイティブ版のWAVES L1やL2等が使いやすいと思います。
通常、全体のミックスが終わってからトータルコンプをかけますが、俺の場合は最終的な出音を確認しながらミックス部分の音量のバランスを調えていくので、最初に立ち上げてしまいます。
ちなみに、オフィシャル・ミックスCDの場合は最後にスタジオでマスタリング作業があるので、自宅での作業でトータルコンプはかけません。あくまでも、自宅で全ての作業をしてしまう場合トータルコンプを使用します。)

◯イントロを作る。
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(ミックスの出発点となる掴みの重要な部分。グリッド・モードをうまく利用して細かいエディットを行っていきます。
写真は『Honey Dip Cafe vol.5』のエディットウィンドウ。『Honey Dip Cafe vol.5』では軸になるTOP BILLIN’のビートをキック、スネア、ハットに分けて、設定したBPMのグリッドに合わせて好みのパターンに配置していく。そこにSWV『Anything』のボーカルを別トラックに配置して、一小節おきにループさせる。スクラッチやSEなども別トラックに配置。
素材を配置してイントロの形が見えてきたら各トラックのボリュームを調える。(オートメーションで)

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今日はここまで。


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昨日はなんだか無性にせたが屋らーめんが食べたくなり、ブログ書き終わった後行ってしまいました。
ミニカレーも注文。食べ過ぎです。。。