エクセルとデータベースの違い Vol.3 | 工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

株式会社デジコムが普及している「工務店業務の仕組は新人がつくる」の理論をもとに、工務店の生産性向上や業務改善に活用できるマネージメントスキルをお伝えしていきます。

データベースを活用するとどのようなメリットが工務店にあるのか。

細かくご説明していこうと思います。

 

まずは、共通フォーマットで、事業にとって重要な情報を定点データで蓄積できることです。

例えば、リフォーム事業にとって水廻りリフォームの受注は大事。という事業戦略だった場合、「地域の一戸建て住宅の給湯器型番と設置年月日」を事業の重要データとして蓄積するということを実践したいとします。

 

まずは顧客リストをデータベースとして蓄積していく必要がありますが、その顧客に給湯器情報を紐付ける必要があります。そうすると顧客データテーブルと給湯器データテーブルを関連付ける必要が出てきます。これをリレーショナルデータベースといいます。

 

「お客様の家に行ったら、給湯器の情報を記録してください。」

そのように指示を出しても、給湯器の何を記録すればよいのか定義がなければ集まってくるデータはバラバラになります。写真しか撮ってこない人もいれば、写真はないけどメーカー名と型番を記録する人もいるでしょう。大きさや設置日まで書いてくる人もいるかも知れませんし、異音などの異変に気づき買換え時を5段階評価をつけて記録する人もいるかも知れません。

 

要するに、人によってバラバラなメモみたいなデータがあっても、有効な営業活動に使えるデータでなければ、その稼働は無駄になってしまいます。

 

わかりやすい例で言うと、上記のような例ですが、似たような非効率が工務店業務にゴロゴロあるのです。

 

例えば、日報なども非効率なものが多いです。

日報で経営者が期待しているのはどのような情報なのでしょうか。

日報と言うからには毎日書いているのです。しかも結構な時間をかけて。

それが、メモみたいな形式で大して読まれることもなく、お蔵入りしてしまっている会社は沢山見かけます。

 

例えば、日報をデータベース化して定型フォーマットで書いてもらうことにしたとします。

詳細は省きますね。ざっくりと日報の情報とは、

・顧客接点

・活動内容

・フィードバック

・改善内容

上記のようなことが蓄積されていくと良いと思いますが、これがメモにのように書いてあっても、振り返って分析ができません。

 

ですから、顧客接点として、

・新規or既存顧客

などの入力フォームを用意して選択するだけで情報が記録できるようにします。

 

活動内容も

・現調、営業、工事、引渡決済、定期点検

 

フィードバックも

・受注、クレーム、紹介、保留、失注

 

改善内容も

・提案内容、営業トーク、営業資料、見積内容、現場環境、作業内容、記録内容

 

上記のような選択形式があって、具体的に内容を記述できるフリーテキストがあるデータベースを持つと、365日後には宝物のようなデータベースになるのです。

 

1年間どのような活動が多かったのか。

お客様からはどのようなフィードバックが多かったのか

1年間で沢山の改善をやった

 

上記のようなことがデータで解るようになり、事業計画の意志決定の質が上がるわけです。

 

共通フォーマットで定点データの蓄積ができると、データを記録する側もデータを分析して意志決定をする側も楽に効果を出せるのです。

 

次回も具体的なデータベースの活用方法についてお伝えしていきます。