エンド・オブ・ホワイトハウス(2013) OLYMPUS HAS FALLEN
監督:アントワーン・フークア 製作:アントワーン・フークア、ジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル、エド・カゼル三世、ダニー・ラーナー、マーク・ギル 脚本:クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト 撮影:コンラッド・W・ホール 編集:ジョン・ルフーア 音楽:トレヴァー・モリス
出演:ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、アンジェラ・バセット、ロバート・フォスター、コール・ハウザー、フィンリー・ジェイコブセン、アシュレイ・ジャッド、メリッサ・レオ、ディラン・マクダーモット、ラダ・ミッチェル、リック・ユーン
帰省した先週、無料放送だったスカパーだったかイマジカだったかをつけていたら、いきなりテロリストにホワイトハウスが襲われる冒頭が面白くついつい最期まで観た一本。
このテロリスト、北朝鮮を思わせるアジア系なんだが、まあ容赦ない殺しっぷり。警備員からSPなどもほとんど全滅、ホワイトハウスは占拠され、まさに陥落する。
大統領らを人質にとられた上に、様々な外敵用の武器が逆に立て篭もる連中にはこの上ない防御となり要塞と化したホワイトハウス。ところが、ここにたったひとり潜入に成功した元シークレット・サービスの主人公がいたという設定は、もうもろに「ダイハード ホワイトハウス版」ですな(笑)。
この主人公、かつて大統領夫人を救えなかった(というか、やむなく見殺しにした)過去があり「元」職となり現在はデスクワークとなっているのが面白かったが、大統領との関係性などのドラマは期待した割にはあっさりでした。
もっとも勝手知ったるかつての職場なんで、色んな武器やら通信機を調達したりと、マクラーレン刑事よりはやりやすい環境ではあったけどね(笑)。
ホワイトハウス内部の裏切者=元同僚と、そうとは知らない主人公が出くわすくだりとかお約束の展開ながら、良い感じでハラハラさせてくれ、ホワイトハウスはえらいことになっているけど旦那はデスクワークのはずだよね・・・?と心配する主人公の奥さんの描写もええ感じでした。
あ、お約束と言えば大統領代行に任命される下院議長を、モーガン“おお、また出ているぞ!”フリーマンがやってて、よくある「軍部の強硬策」に反対して、主人公を信じて運命を託してくれ、ドラマを盛り上げてくれます(笑)。
とにかく冒頭に書いたとおり、リック・ユーン演じるテロリストの親玉を筆頭にテロリストメンバーがほんと容赦なくて、「こいつら早くやられちゃえ!」感を高めてくれるのが作劇的には迷いが無くてGood。
これが「だから北朝鮮は危険なんだよね・・・」というプロパガンダを兼ねてるとしたら凄く成功してる気がするぞ(笑)。
見てる間はほんとに面白かったけど、最初日本語タイトルを見落としていたので、正直、観終わるまで「ホワイトハウス・ダウン」(←これも観て無い)だと信じ切ってたことを正直に告白しておきます(笑)。