久しぶりに歩く町田の街も様変わり。
元いた会社は倒産したのだが、その場所はいつの間にかすでにマンションが建っていて20年の長さに切なくなってしまった。
会場に着いたら懐かしい顔ぶれが勢ぞろい。
確か倒産当時120名くらいいたのだが約半分、60名は出席していたことになる。
世話になった先輩、仲の良かった後輩たちも、経年劣化しつつも当時のままで、あの頃20代だった可愛い女子たちも、それなりに貫禄ついていたりして(笑)。
自分は結局10年程度しか在籍していなかったあの会社は、会社としては未成熟だった。
後から聞いた話も総合すれば、経営者に信念がなく、金儲けばかり考えていたってことになる。
そんな経営者の腹の中は見えないまま、若い社員が多い分、勢いがあり、若かった皆の熱量だけで存在していたような会社だったのだ。
そんな会社ではあったが、初めて社会人となったあの場所での日々は、俺の第2の青春時代みたいなものだった。
倒産前に退職が決まっていた俺は、会社が清算された後はすぐに静岡に戻ってしまったので、皆とはなかなか会う機会がなかった。だから、本当に20年ぶりに再会できた奴らばかりだったのだ。
先輩も同期も後輩も皆が「戦友」だった。
こみ上げるものもあったが、それ以上に思い出話、数々の武勇伝に大いに笑った素晴らしい時間を過ごさせてもらった。
最初で最後の同窓会、とのことだったが、また機会があったら是非会いたいな。
三次会まで参加して、別れを惜しみながら、町田から新宿方面の電車に乗った。
今日は下の娘のところに泊まらせてもらうことにしていたので(笑)。
しかしあっさり寝入ってしまい、起きたら経堂。おまけにスマホが電池切れ(笑)。
「寝過ごした!」という連絡以来その後を知らせる術がなく、心配していた娘のところにようやく着いたのは日付が変わってからであった(笑)。
色々話しながら夜も更けた。これもまた幸せで、何だか心がウキウキの夜であります。