さすがに風呂と飯を食うので精一杯でした。
今日は昨夜より2時間も早かったとは言え、帰宅は23時を回り、
すぐにシャワーを浴び、麻婆豆腐とおでんという最強残り物を温めて
ささっと飯を済ませたのであります。
で、昨夜書けなかったこと。
高倉健さん、残念でありました。
正直物凄く思い入れがあった俳優ではないが、
ヤフーのニュース見たときには思わず「えっ!」と大きな声が出てしまった。
年代的には唐獅子シリーズには直撃されず
偶然にもこの前アップした「野性の証明」で意識して、
「幸福の黄色いハンカチ」でかなり身近になった口。
「南極物語」も「鉄道員」も実は見てないというへそ曲がりだから
彼の業績のことを語れるほど観てないのだ。
(でも「駅 station」はかなり好きだったな…)
寧ろ有名な「不器用ですから」というCMコピーそのままのパブリックイメージ通りの
俳優と言うよりピシッと背筋が伸びた「人間 高倉健」としての方が興味深かった気がする。
寡黙で強い意志を持ち、身体の中心に鋼が一本通っているような
その人となりが透けて見える多くの役柄そのまんまの彼の姿に
美しくも力強い理想的な「日本の漢」を重ねて見ていた人も多いんじゃないかと思う。
ヘタなバラエティーには絶対出ない。
私生活を一切見せない、想像させない、
本当に「最後の俳優」だったと思う。
亡くなったことをしばらく明かさなかったこともそうだ。
公表される前に、彼が生前最後に出演していたCMスポンサーの企業に
彼の死を知らせに行ったという事務所の姿勢も、
彼の意志をきちんと継いでいるようで好ましいものだった。
個人的には、悲しさでは松田優作や原田芳雄が亡くなった時の方が大きかったけど
彼の存在感の大きさと比例して、時間が経つごとに喪失感、寂しさが増してきている。
本当に、大きな人を失ってしまったなあ…
また一人「本物」がいなくなってしまったことが残念でならないです…。