どうせ2日から5日は仕事で休みはつぶれるから
昨日と今日の昭和の日は完全OFFと決め込んだ。
NHKのBSでやっていた「ロッキー」と
QUEENの「ライヴ・イン・ブダペスト’86」を録画しておいたので
ゆっくり楽しんだ。
ううむ、ちょうど昭和の日に相応しく
あの頃俺が心動かされた映画と音楽を楽しんだことになるなあ。
シネコンなんて小賢しいシステムじゃなかった地元の映画館で観た「ロッキー」。
試合には負けたけど、自分の戦いをやり遂げた彼の姿に身体が熱くなったもんだった。
70年代初めのニューシネマなど、内省的である意味疲弊していたアメリカ映画が
この映画のヒットで前を向き出すことになったとか、
実際のスタローンと合わせて、アメリカンドリームを体現した1本とか言われていたけど
負け犬ロッキーが自分が自分であることを示すために
愛するエイドリアンにそれを証明するために、
不器用に、無様にでも雄々しく闘った、それだけの映画だったはずだ。
少なくともこの1作目は。大きくおまけして2作目までも(笑)
3作目までは映画館で観て、4作目はTVで観て、あーぁってなったの覚えてる。
だから5作目は観てもいなかったが、最近のファイナルはなかなか良かったらしい。
今週全部放映するから2とファイナルだけは押さえておこう。
何にせよこの1作目のビル・コンティの音楽はどれも素晴らしく
Gonna Fly Nowをはじめ、Going The DistanceとThe Final Bellなんか
最近はバラエティに使われ過ぎだけど未だに聞くと燃えちゃうんだよなあ(笑)
あ、エイドリアンが「Win」って言ってるからこりゃ「2」の方かな(笑)
燃えちゃうと言えばQUEENも。
本当は81年くらいまでのライブの方が
オープニングがWe Will Rock Youのファストバージョンという
Live Killersと同じ出だしで、曲目的にも好きだけど
結果的に4人揃った最後のツアーだったこの86年のツアーは
やはり特別な想いがよぎってしまう。
前年のライブエイドで再び結束が深まり、
映画「ハイランダー」のサントラにもなってる「A Kind Of Magic」
のツアーとなったこの「Magic Tour」が
あの時点ではまさか最後のツアーになるとは思ってもみなかった。
共産圏で初のライブだったこのブダペストの映像は
演奏の合間に4人のオフショットが挟まれていてなんか微笑ましいんだよなあ。
(その部分で以前ビデオで観たことがあったのを想い出したんだけどね)
フレディはこの時点で病魔に侵されていたはずだけど
元気いっぱい、余裕のステージングで
ハンガリー民謡なんぞもカンペ見ながら歌ったりしてね。
スリリングなROCKではないけど
温かで、大迫力のエンターティメントライブを
ニコニコしながらも、ついつい燃えて見入ってしまったので
柔らかいタイプに代わったとは言え
左手ギプスが汗で蒸れてしまったのだった!(笑)
でも、包帯とってギプス外して手を洗えるのは凄く幸せなのだ~(笑)