お手伝いさんがきた | B級パラダイス

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家政婦のミタとは全然違うがお手伝いさんがきた。
思ったより若くて20代。でも浮ついたところが無く、落ち着いた感じだ。
口数も多くなく、仕事はてきぱきとしている。
容姿は十人並みだが、腰が低くて愛想も悪くない。
だが旦那様と呼ばれるのにはまいった。恥ずかしいことこの上ない(笑)。

住み込みだが、最後の火の元の点検などしてから休むと言う。
夜更かしの自分がまだ起きているので構わず先に休んでくれと伝えると
「では、お水は枕元に置いておけばよろしいでしょうか?」
などと、言ってきた。
普段からそんなことしてないからいいよと答えると
「前のお宅ではそうだったのでつい・・・」と
恥ずかしそうに俯くのでこっちが照れてしまった(笑)

そんな会話をして寝床に行くとかみさんが白い目でこっちを見ている。
「若い子と話したからってニヤニヤしちゃって」
冗談で言っているのではない皮肉な響き。
「何なんだよー」と文句を言うと
「どうせやましいこと考えてたんでしょ?」と、かなり冷たい態度。

正直、初めて会った彼女に好感を持ったのは確かだし
静かで綺麗な声で遠慮がちに話しかけられ何だか照れちゃったのも事実だ。
しかし、珍しくやましいことなど考えていなかったのに(苦笑)
凄く侮辱された気がしてかなりムカついた。

「何が言いたいんだ!」と声を荒げると
「全部わかってるんだからね」と口を曲げて皮肉な笑みで言いやがる。
「おい!いい加減にしろよ!!」
と怒鳴ったところで目が覚めた(笑)


隣で寝ているはずのかみさんがいないので
「俺が怒っているんで娘のとこに逃げたな」
と妙に納得して寝直したのも間抜けな寝ぼけ具合だが
実際寝言で怒鳴ることがままあるので、本当に逃げていたのかもしれない(笑)

しかしなんとまあ、変な夢だった。
俺の今の稼ぎで、なんでお手伝いさん雇えるのだ、という厳しい現実はともかく
どうしてお手伝いさんが来ることになったのかはさっぱり覚えていないのだ。

でも最後、現実では滅多にないほど俺は怒っていたなあ。
やましい気持ちがないとは言え、若い女性に旦那様とか言われてこそばゆかったのは確かで
(実際言われたらきっとエヘラエヘラしてただろうし(笑))
その辺を、拡大して指摘されたのがよほど悔しかったのかもしれない。

思えば昨夜、寝る前に髭を剃っていたら
背後にかみさんがいたことに気づかずびっくりしたのだった。
その時「何かやましいことしてたんでしょ?」って言われたのが
絶対影響している夢だったとは思うが(やましいって・・・髭剃ってるのは見りゃわかるだろーっ!)
そんなに俺は怪しいのか?(涙)

しかし「全部わかっているんだからね」ってのは怖いね。
実際TVなどでタレントなど見て「あ、この子、顔がエロいなあ」とか思ってると
いきなり「エロエロおとーさん」とか言うしなあ。
やらしいこととか考えてるのを見透かされるのってのは痛いぞ、娘の手前。
っていうか、俺はそういう想像してるときにそんなに解りやすい顔をしてるのか?(笑)

まあ、それはそれとして(笑)、
今回、夢の中では幸いにして「やましいこと」は考えていなかったので
凄く正当に怒れたのは良かったのだが、
かみさんに「そう思われているんだなあ」という認めたくない自覚が
こうして現れたかと思うとちょっと情けない気持ちにもなったのだった(苦笑)