イベントやら何やらで忙しかった8月も終わり。
今日、1日だけ代休を取った。
溜まった録画したものを観たり、DVDに焼いた映画タイトルを整理したり。
老眼が進んで行き帰りの電車で文庫本を読むのが辛くなり、すっかり読書から遠ざかっているのに
思えばこの8月は珍しく漫画をたくさん読んだのだ。
発売順でいえばまず、初旬に「ONE PIECE」の63巻。
もはや国民的漫画になっちゃったけど、やはり面白い!そしてじんわり泣かせるわ。
魚人島でのルフィたちの関わり、事件の拡大が進んでいく中、
おそらく今回のエピソードのテーマである「人種を越えて解り合うこと」の根底をなす
フィッシャー・タイガーとオトヒメの過去の話が割かれている。
タイガーの力で進めた自由への渇望と人間への理解。
オトヒメの愛で包む人間との共存という理想。
方向は違うが二人が挑んだ魚人と人類との相互理解への道。その哀しい結末。
この大きなテーマに天真爛漫なルフィがどう絡んでいくのか。
複数の敵グループに味方になるであろうキャラも含め、登場人物数はすでに過去最高かもってくらいだし
タイガーとオトヒメの話の他にも、アーロンや天竜人との因縁も含め過去の伏線もたくさん出てきそうだが
エースを失った後の後半初のエピソードだけに、かなりの大作になりそう。
戦闘シーンばかりじゃなくしばらくお休みだった麦わらの一味の活躍もしっかりと描いて欲しいところ。
2年たった彼らはまだまだ試運転中。エピソードを通じてどう光ってくれるか楽しみである。
で、続いて買ったのが前にも紹介した今年の収穫でもある諌山 創の「進撃の巨人」の第5巻。
巨人化したエレンの処遇や、捕えた巨人への実験などのエピソードで
前回までの恐ろしい「絶望的な巨人との戦闘」は少なめながら
巨人に知性のある種があることや、その存在が通常の生物と違うことなどが示されて
エレンの巨人化も含め、「巨人の謎」はますます深まるばかり。
リヴァイ曹長が娘たちには人気だが、今回はエレンの同期たちの活躍が少なくて俺はちと不満。
それを探るためエレンたち訓練兵は調査兵団に加わり壁外調査に出て行くのだが・・・
知性ある女形の巨人の登場で、アルミン危うし!
これからどーなっちゃうのっていう良いところで終り(笑)。
エレンの同期の連中がカバー後ろから少しでも減らないことを祈るばかり。
しかし相変わらずヘタな画だけど、1巻と比べるとだいぶキャラが描き分かれてきたな。
それでも巨人たちの画はこの絵でなきゃなあとは思う。
あの生理的不快感をともなう「普通の顔」ってのは、ある意味凄いと思うよ。
まだまだ話としては風呂敷は広がる一方。続刊は12月。
待つなあ・・・でもワクワクと楽しみなのである!
この冒険編2本だけでも何度も読み返して楽しいのだが
マンガ読みに火がついちゃったのか、この8月はまた違う漫画にも触れたので書いていきたい。
長くなったのでそれはまた次の記事で(笑)