たまらん「いい顔」の男たち | B級パラダイス

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健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

愛読している映画秘宝の今月号は最高だった!
表紙の故デニス・ホッパーからしてカッコいいことこの上ないのだが
彼をはじめとしたクセがあって、狂った演技で最高に光り輝く、俺の大好きな男たちを
「異貌の俳優コレクション100!」として列挙されていたのだ!

例えば・・・
「北国の帝王」コンビ、アーネスト・ボーグナインにリー・マーヴィン!
吸血鬼と言えばドラキュラのクリストファー・リーにノスフェラトゥのクラウス・キンスキー!
タクシードライバーのポン引きハーヴェイ・カイテルにトラヴィスの同僚だったハゲのピーター・ボイル!
悪役と言えばこいつら・・・ハ虫類顔ヘンリー・シルヴァ!ブライオン・ジェームズ!
そして鬼軍曹R・リー・アーメイ!アーメイのシゴキで狂った「微笑みデブ」ヴィンセント・ドノフリオ!
80年代エキセントリック四天王と俺が密かに呼んで大好きだったウィレム・デフォーに
クリストファー・ウォーケンにルトガーハウワー!ジェームズ・ウッズまでいるぞー!
猿顔変態スティーブ・ブシュミ!そしてロドリゲス御用達ダニートレホ!!
おおアバタ顔の「マニアック」ジョー・スピネルに強面変態やらせたら最高のマイケル・アイアンサイド、
アンドロイド ビショップの酷薄ランス・ヘンリクセンに何やっても蝿男に見えるジェフ・ゴールドブラム
主役級のトミー・リー・ジョーンズ、ケヴィン・ベーコン、ケビン・スペイシーにジョン・マルコビッチもだ。
「デビルズ・スピーク」のクリント・ハワードに「がんばれ!ベアーズ」のジャッキー・アール・ヘイリーまで!

うーん、たまらんラインナップですなあ。こちらの映画的記憶がどんどん呼び覚まされる。
日本映画界からも多数紹介されていた。

岸田森、成田三樹夫という大好きな二人に加えて(二人が故人なのは本当に寂しい)
西村晃に金子信雄、若杉英二や曽根晴美の東映勢。ああピラニア軍団もいい顔揃いだったな。
工藤栄一版「十三人の刺客」で印象的な内田良平と菅貫太郎もいいっすねえ。
ゴジラ平田昭彦、死神博士天本英世に和製ブロンソン佐藤允らの東宝勢。
小松方正に戸浦六宏、そして佐藤慶・・・もうたまらんですな。3人いるとこに絶対行きたくない(笑)
ちあきなおみの旦那だった郷鍈治をはじめ怪しい俳優もいっぱい紹介されてる。
石橋蓮司に蟹江敬三、寺田農に峰岸徹、草野大悟に清水紘治・・・うーん70年代の香りだなあ(笑)。
汐路章、三谷昇、常田富士男の怪しさ爆発3人衆。悪役と言えば・・・の天津敏、内田朝雄に沼田曜一!
怪しいジジイと言えば殿山泰司に伊藤雄之助が印象深いなあ。
彼に顎の長さは似ている嶋田久作もしっかり紹介されてたぞ!

こんなのをいっぱい紹介してくれるんだからもう嬉しくってしょうがなかったのだ。

あ、今読み返して気付いたが、リー・ヴァン・クリーフが載ってないじゃないかーっ!
ウォーレン・オーツもいないぞ!これはいかんなあ。ゲイリー・ビジーもだ!
ウォルター・マッソーやジョン・ボイト、ピーター・カッシングやロディ・マクドウォール、
ブライアン・デネヒーなんかもいて良いぞ。ついでにフェルナンド・サンチョもだ(笑)。
デブつながりでフランコ・ネロのばったもんテレンス・ヒルと組んでたバッド・スペンサーもいたな。
70年代強面ハゲのエド・ローターも是非載せて欲しかったな。彼を想い出すとつい思い出すのが
逆に殴られるハゲと言えば・・・の、ポール・コスロもだ!(「ロリ・マドンナ戦争」もう一度見たい!)
あ、ジョン・リスゴーとリチャード・リンチっちゅう強烈な悪役二人も次回は是非よろしく(笑)
御大チャールズ・ブロンソンもジェームズ・コバーンやドナルド・サザーランドが載ってるなら必須だろ。

こんないい顔した俳優たちって最近見かけないのは悪役らしい悪役ってのが流行らないんだろうけど、
それにしても亡くなってしまった方が多いなあ・・・寂しい限りです。

奴らがグフフと強烈な笑みを浮かべる瞬間、主役のカッコ良さを引き立たせ映画は動き出していたのに。
こんな俳優たちが出ている映画が俺は大好きなのである。
B級テイストながら唸ってしまうストーリー、ピリリと締まった小気味良い映画。
そんな映画を今もまだずっと愛しているのである。

さて、皆さんは何人くらい顔が思い浮かべられました?(笑)