探しまくったBARON ROJOのCDがやっと手に入ったんで、20年以上捨てずにとっておいた
ダビングテープを処分しようとガサガサ整理してたら出てきたのがこれ・・・。
バンド名は「BAEKDOOSAN」。お隣の韓国のバンドであります!!
以前いた会社でソウル五輪の前だか後だったか忘れたが社員旅行に行ったことがあるんだけど、
その時、現地で探して手に入れていたテープを久々見つけてしまったのだ(笑)。
「BAEKDOOSAN」というのは「白頭山」と漢字では表わし、ベクドゥーサンと読むはず。
日本の富士山みたいな扱いの山だと思って間違いないです(たぶん)。
当時の韓国はまだ五輪がらみで注目はあっても、今で言う韓流ブームには程遠く、
向こうのドラマや映画、ましてや音楽の情報などほとんど入っていなかったのだけど
このBAEKDOOSAN、当時のBUURRN!誌で
「韓国からLOUDNESSに喧嘩売ったバンドがある!」みたいな紹介があって
いったいどんなバンドかと気になり、韓国旅行のついでに買ってこようと決めていたのでした。
あの時も相変わらず現地観光もしない単独行動、レコード屋探してキョロキョロしてると
韓国の年配の方は日本語教育を受けていたので皆さん上手で、親切に道を教えてくれたものでした。
ところがレコード屋についたら店員さんは若者。
年配者は日本語&漢字がOKでも、若者はハングル文字しかわからないとか。
で、おまけに俺自身がバンド名をしっかり覚えてなくて、まったく話が通じない(笑)
もうしょうがないから、こちらもあちらも片言英語の会話で勝負!でありました。
「アイム・サーチング・フェイマス・ヘヴィ・メタルバンド!」とか言ってみたら
「BON JOVI」やら「METALICA」のラックに連れて行かれて(ま、無理ないな・・笑)
「NO!NO!イン・ディス・カントリーだよぉ」と、伝えるも相手のおねーちゃんは困るばかり。
お、そうだ!うろ覚えのバンド名は、確か韓国の富士山・・・一番高い山のはずだ!と思いつき
「バンドネーム・イズ・ハイエストマウンテン・イン・コリア!」とか言ってみると
「オー!ベクドゥーサン!?」
「オー!イエス!イエス!」という、英語力の欠片もない情けないやり取りの後、
連れて行かれたラックにあったのがこのテープだったのだ!
手に入れたのこのテープは2ndにあたる「THE MOON OF THE BAEKDOO MOUNTAIN」。
一応当時の韓国メタルを代表する1枚(のはず・・・(笑))
それにしても・・・ユ・ヒョンサン(Vo)、キム・ドキュン(G)、ハン・チュングン(ds)、
キム・チャンシク(b)の揃ったこのジャケットは・・・

うわ、やっちゃったな・・・って感じ。
BURRN!誌で見ていたのでショックは少なかったが、いやあ・・・当時も今もやはりキツいなあ(笑)。
まあデビュー時に30歳くらいだったというメンバーだけにルックスは仕方ないですね。
これしか自分の土産を買っていかなかったので周囲にずいぶん笑われた記憶があります(笑)。
肝心の曲は、ワクワクしながら帰宅して聞いてみたら・・・
1曲目「THE MOON OF THE BAEKDOO MOUNTAIN」は
当時のヘヴィメタルらしい疾走チューンで、思わず「おお!」と拳を握ったものでした。
「UP IN THE SKY」なんてのもなかなかにおいしい一曲で
http://www.youtube.com/watch?v=qmCfkwieDRk&feature=related
(87年のライブ 2曲目が「UP IN THE SKY」)
ちょっとヒステリックな高音ボーカルは好きにはなれなかったけど、ギターもカッコ良く、
ジャケに記された「King Of Rock'N Roll」は言い過ぎなれど(笑)充実したA面に満足したものでした。
で、B面になると・・・これが同じバンド?と思わず確かめたりするくらいすっとこどっこいな出来・・・
どこがメタルじゃい!的ハングルポップ(演歌っぽい!)もあったりでもうトーンダウンどころかガックリ。
ルックス通りダサダサじゃねーか!とただただ後悔の涙を落としたものでした。
以降はBARON ROJOのように追いかけることもなく、記憶の彼方に消えてしまいましたとさ(笑)。
で、今回記事を書こうと検索したらなんとBEKUDOOSAN数年前に活度再開、
なんと今年復活アルバムがでていたのでした!
Return Of The King
おお、ジャケットがカッコ良くなってる(笑)。なんか評判いいらしいし、何よりこの収録曲!
01 .私たちが大韓民国だ 02 .バンマルマ(Radio Edit) 03 .Up In The Sky(セルフカバー)
04 .暮すに値する世の中 - Title 05 .In My Life 06 .主演俳優
07 .子供達よ 08 .丁寧でない言葉長芋(Original Version)
09 .暮すに値する世の中(Original Version)
・・・う、うわ、なんだこの曲名・・・。
ゲテモノ好きの俺の血がまたちょっと燃えてしまうのでありました(笑)。