SAW2 | B級パラダイス

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健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

実は見ていない映画をそーっと見ておこうプロジェクト第4弾は

前編が結構面白かったので、すぐに借りてきたのにレヴュー遅くなっちまったこれです。

 

 


ソウ2?SAW II  (2005) 
 
監督:  ダーレン・リン・バウズマン   製作:  マーク・バーグ   
脚本:  ダーレン・リン・バウズマン    リー・ワネル  
 
 出演:  ドニー・ウォールバーグ、 ショウニー・スミス、 トビン・ベル
 フランキー・G、グレン・プラマー、ディナ・メイヤー、エマニュエル・ヴォージア

 ビヴァリー・ミッチェル、 エリック・ナドセン

 

前作はあっけにとられたラストも含め、密室の二人に、犯人を追う刑事も含めた

「ギリギリ」感を楽しめたサスペンス・スリラーだったけど

この続編、ジグソウに監禁された者人たちが一挙に増えちゃってしかも動き回れる分だけ、

「逃げ場無し&タイムリミット迫る」の設定はあるのに「ギリギリ」感が薄まっちゃったなあ

ってのが正直な感想でした。

 

(以下ちょいとネタバレ有なんで見るつもりの方は読み飛ばしてください)

 

結局ジグソウが本当にゲームを仕掛けたかったのが刑事エリックだというのがわかると

監禁されちゃった人々の一人一人の事情または悔恨&苛立ちも希薄になっちゃって

せっかくのジグソウの仕掛けもあっけなく思えちゃったのも確かです。

 

あれだけ一人一人に緻密な仕掛けを施し、「選択」を迫ってたのに・・・ってね。

たぶん前作はSAW=ノコギリが象徴的に「これで何しろってんだ!」って

ローレンスたちと叫びたくなる「選択」を迫ったのに

今回は発端となる事件以外ないんだよね、そういう嫌ーな迫り方が。

自ら傷つけるか、我慢ならないくらい嫌なことに手を染めねば助からないっていう「選択」が

ジグソウのやり口の嫌な点=思わずヒエエェッ」って観てるこっちがのけぞるような

「ギリギリ」感だったのに、頭を使えば回避できるゲームばっかりなんだもん。

なんか一貫性がないっていうか、不公平というか・・・(笑)

第一、今回ノコギリでてこなかったじゃんかよおって・・・ここまで書いて

「SAW」って「観た・見物した」っていう「SEEの過去形」の方なのか?

とか今頃思ってますが、どーなんでしょう(笑)

 

それからジグソウが序盤からあっけなく捕まって話は進むのだけど

あそこの場所で、あの時間に身柄拘束されることがジグソウ自身がわかってないと、

この計画そもそも成立しなかったんじゃないか?っていう疑問が途中から湧いてしまい、

最後まで払拭できなかったのも不満でした。

 

とは言え、対エリック(及び警察)に対しては「最後まで話を聞けば息子は助かる」という

言葉のトリックや、録画を利用して警察を翻弄する様、おお、そうだったのか!と

「人」を使って目的を達するあたりは単純に騙されて楽しかったんだけどねー。

 

某レクター博士と被りそうになってくると咳はするわ、酸素吸入するわで(笑)

オリジナルを主張するジグソウっていう瀕死のキャラは本当に面白いんだけど

「ジグソウ」は個人名ではなく「キャラクター」になっていくんだなあっていうラストは

予想もしなかったけど、結構好きであります。

さて、3はどんなでしょうねえ。

 

あ、あと毎回この手の映画で一人は出てくるお気に入り女優紹介コーナー(笑)。

今回は注射取ろうとしてカミソリボックスに手をつっこんじゃうおねーちゃんだな。

微乳具合と強気のところが好みでありました(笑)