B級パラダイスは続く | B級パラダイス

B級パラダイス

健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

はじめましての方もそうでない方もいらっしゃいませ!

この拙いブログを見捨てず引っ越し先から来てくださった皆様に感謝、感謝でございます。
そして初めてこのブログにいらっしゃった方、今後ともよろしくお願いいたします。

アメブロ最初の記事は、昔の記事の焼き直し(笑)。
バンドがセルフタイトルをつけたアルバムっていうと
デビュー作でなければ、心機一転の問題作、またはかなりの自信作だったりするんだけど
この記事はまったくそんなことなく、開設の想いと、記事のカテゴリーを示した
本ブログを代表するような長い記事でありますので御覚悟を(笑)。

++++++++++++++++++++++++++++++

そもそも「B級パラダイス」ってこのブログは別の場所で始めたものでした。
俺の心を震わせた映画や音楽、本の数々を紹介しながら、
個人的記録を兼ねてつらつら書いてみようっていう魂胆で始めたものの
なんやかやで日記風愚痴が多くなてしまったことを反省(笑)、
初心に戻って「好きなものを語り倒す」その精神でまた始めようと考えております。

昔から俺が好きなものを語ると周囲からは9割2分くらいの確率で
「マイナーだなあ」とか「マニアック過ぎてついていけん」とか
「えー何言ってるのかわかんなーい」とか言われ続けてきたんですが
そんな風にどうも俺の話の内容が「わからん」という多数が知っているってのが「メジャーなもの」なんだろうな、と
40を過ぎてネットでやりとりをするようになってようやく実感できまして(笑)。

まあ、確かに趣味に走った認知度の低いものではあるけれど
それでもキラリと光る「B級」スピリッツ。
これが好きなんです。
俺が「お、おもしろい・・・」と感涙にむせんだものも
「いやー、こりゃ酷いなー」と絶句したC級、いやZ級も含め
バジェットの多い少ないはもちろん、内容の出来不出来、
志の高低さえまったく関係なく「俺の好きなもの」を選んで紹介していきます。

世の中にはありがたいことにこうした「B級」を愛する方たちがまたたくさんいるのも事実(笑)。
それらが好きな方が集い語らう「パラダイス」でもありたい・・・などと考えていたりするんですよ。いやほんとだってば。


で、「B級パラダイス」というタイトルは以上を体現しているお気に入りの「言葉」なんですが
元はといえばお気に入りの歌及びそのタイトルを拝借した次第。
宇崎竜童がダウン・タウン・ファイティング・ブギ・ウギ・バンドを休止して
ソロとしては2作目の「R.U./Debut」というアルバムに収録されていた1曲で
作詞は阿木耀子、作曲はもちろん宇崎竜童。

このアルバムはちょうど宇崎竜童が主演した、三菱銀行強盗事件の犯人梅川をモデルに
ヤクザにもなれなかった男のどんづまりの生き方を描いた
「TATOO(刺青)あり」が公開された後82年6月にリリースされたので
映画のOPテーマ「雨の殺人者」とエンドタイトル「ハッシャバイ・シーガル」が収録されていました。

ちなみに「雨の殺人者」はチャンドラーの短編集と同じ名前だと思ったら
前年81年に発表された内田裕也&トルーマンカポーティバンドの
レイモンド・チャンドラーの世界を描いたコンセプト・アルバム「さらば愛しき女よ」に
提供された曲だったそうです。そう言えば映画では内田裕也が歌っていました(作詞は東海林良)。
同じく「ハッシャバイ・シーガル」はその後竜童氏が井上堯之と組んだときも
セルフカバーしてた渋いバラード。映画の内容にピッタリでした。

で、その「B級パラダイス」はその後原田芳雄に提供され
彼の「RED」アルバムに収録。彼のエッセイのタイトルにもなってたようです。

まあ、本ブログを代表するような長い記事であります(笑)。
彼らが演ずるような余裕ある不良中年に憧れたもんですが
年齢だけは当時の彼らを追い越してしまいました。
相変わらずバカなままで単なる不良品中年ではありますが
A級にこだわらない「B級」精神だけは大事にしていきたいなと強く思うものであります(笑)


というように、好きなことにはつい饒舌になるこのブログ。
おそらく自分しかわからないタイトルになってる
記事カテゴリーの解説は長くなったのでまた次の記事で(笑)