歪曲さ加減は果てしなく、腐すだけの「やから」と比する「ホット・ファズ」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

 

いささかトホホとなってくる記事を読んでいると、異世界感覚を味わえる。

それらを羅列すると、「人間って、面白い」を、そして平行線は彼方までを

思い知らされる。

 

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漫画家の倉田真由美氏が26日、ツイッターを更新。中国で行われている

上海モーターショー(18日開幕)

で起きた“BMWアイス事件”に言及した。
トラブルが起きたのは19日。BMW傘下「MINI」のブースの前でアイスク

リームを無料で配っており、中国人女性2人がアイスをもらおうとしたところ、

スタッフは「配り終えた」と断った。しかし、その後に外国人がやってきたと

ころ、なかったはずのアイスを手渡した。
この様子の一部始終を撮影した動画が中国内のSNSで拡散され、BMWに対し

「中国人には渡せないのか」と批判が殺到。不買運動が起こる騒ぎにまで発展し、

BMW側はSNS上で謝罪する事態となった。
この問題に倉田氏は「中国のBMWアイス事件、本当に人種差別であったか定

かではないようだがそう見えるのは事実で、であれば怒るのは当然の事」と指摘。
続けて「我々アジア系は人種差別を受ける側なのに、日本人はこれに鈍い人が

多いことを以前から危惧している。日本で同じことが起きていたら、あのよう

に民衆は激怒しないのではないか」と差別に鈍感な日本人の国民性を危惧した上

で「『たかがアイス一本で騒ぐなんてあの国の人は』と、論点をずらし問題を

矮小化してしまうことのほうが問題」と持論を展開した。

2023年4月26日 11:50 東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/261356

 

 

衆院補選や統一地方選では、外国にルーツを持つ女性候補者がインターネット上

や街頭で、ヘイトスピーチ(憎悪表現)を浴びせられた。衆院千葉5区補選で初

当選した自民党の英利アルフィヤさん(34)は被害者の一人。両親の出身地を巡

り、ウソや誹謗ひぼう中傷が飛び交った。英利さんは「多様な背景を持つ人の立

候補をさまたげることにつながり、民主主義を脅かす。放置してはいけない」

と訴える。(加藤豊大)
◆身体的な危害をほのめかすような書き込みも
元国連職員の英利さんは、各国の人権侵害の事例や民主主義の状況の監視を担っ

てきた。「自由な民主主義は全ての人々が心理的・物理的安全を感じながら政治

参加できるのが基盤。アジアの民主主義をリードすべき日本でこうしたことはあ

ってはならない」。24日朝、駅頭での活動を終えると力を込めた。
「中国共産党のスパイだ」「千葉に中国はいらない」。今月11日の補選告示後、

英利さんのツイッターのコメント欄には、虚偽情報や読むに堪えないヘイトス

ピーチが書き込まれた。
両親が中国の新疆ウイグル自治区出身ということに関連付けた執拗しつような

な攻撃は、昨年の参院選出馬時から、複数のアカウントにより繰り返されてきた。

身体的な危害をほのめかすような内容や、事務所に直接電話してくるケースもあった。
父親はウイグル系、母親はウズベク系。父親が北九州市の大学に留学後、地元

メーカーに就職し、英利さんは同市で生まれ育った。その後家族で日本国籍を取得。

10歳頃から高校卒業まで、父親の転勤に伴い中国・上海や広州で過ごした。
英利さんは自分を日本人と思ったことしかない。米国の大学で学び、日本銀行や国連

で勤務してから政治の世界に。政治家が一定の年代の男性ばかりに偏っている現状に

違和感を覚え、「多様な人らの声を代表したい」と思ったからだ。
しかし、待っていたのはヘイトスピーチ。「改めて、自分のようなマイノリティーの

属性を持つ人たちが経験している生きづらさを、選挙を通じて体験した」と振り返り、

「一度流れた誤情報を訂正するのは容易ではない。言論の自由を守りながら、法整備

も含めてどのような対応ができるのか考えていく」と語った。
◆横浜市議選でも「横浜が乗っ取られる」と嫌がらせ
横浜市議選神奈川区選挙区(今月9日投開票)に国民民主党公認で出馬し、落選した

見矢木みやぎ素延すえんさん(45)も、中国出身であることを理由に嫌がらせを受けた。
告示前に街頭で活動中、別の立候補予定者が近くに来て「国民民主党が中国人を立候補

させようとしている。横浜が乗っ取られる」と演説。無視していたが、見かねたボラン

ティアスタッフが「ヘイトはやめてほしい」と告げると、その候補は「演説の妨害だ」

などと言い返してきたという。
選挙期間中は警察に相談して接触を避けたが、最終日に遭遇。その候補は何の断りもな

くカメラを向けてきた。選挙後も見矢木さんを一方的に批判する動画をネットに掲載し

ている。
見矢木さんは中国・吉林省の少数民族出身。2002年に来日し、16年に日本国籍を取得

した。「中国でよそ者扱いされ、横浜では温かく受け入れてもらった。恩返ししたいと

出馬したのに、事実無根の嫌がらせをされ、怖かった」と話す。「日本最大の中華街が

ある横浜で、公共の場でマイクを握ってヘイトするのを許してはいけない」と法的規制

の必要性を訴える。

「横浜市もヘイト禁止条例をつくらないといけない」と同党神奈川県連の小粥康弘代表

(横浜市議)。ただ、「そういう動きを進めると、ヘイトがさらに加速して泥沼化しか

ねない」と対応の難しさを漏らした。

東京新聞
2023年4月27日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/246442

 

 

日本居住韓国人女性、寿司屋で「お金を無駄使いした」差別に怒り
7/5(火) 11:21配信 中央日報日本語版
日本に住む韓国人女性が日本にある最高級寿司屋を訪ねて差別を受けたという

ことを公開した。
現在、日本に居住するという韓国人女性Aさんは3日、あるオンラインコミュ

ニティに日本銀座に位置したフランチャイズ寿司屋を訪問した経験談を共有した。
Aさんは「最初はそうでなかったが、お寿司を食べる途中で私が外国人であるこ

とに気付いたのか、その後から出てくる寿司は突然わさびの味が強くなって塩だ

らけになり舌に感覚が消えた」と主張した。
また「お皿のそばに虫の死骸があるのに、ある職員はそれを見てもすぐに片づけず

突然お皿を変えるとしてお皿で虫の死骸を覆って巧妙に虫を片づけた」とした。

実際に、Aさんが掲載した写真には虫が死んでいる姿が見える。
Aさんは「(食堂が)最初は私が左利きであることを知って漬けものを左側に置き、

虫が出てきた後には私が使いにくいように右側の隅に置いた」と話した。また、

「同行した人々には『塩が良いか、醤油が良いか』としてお任せに似合わない質問

をした」として「つまり、『お前らが寿司を食べるレベルになると思うか』と言い

回しているようだった」と明らかにした。
Aさんは「シェフは『なぜこのようにゆっくり食べるのか』としてまるで早く食べ

て出て行けという態度を見せた」として「私たちのテーブルには最後のデザートも

提供されなかった」とした。さらに、着物姿の女子職員1人がAさん一行をあざ笑

ったと主張した。
該当食堂のグーグルレビューを見ると、「ご飯もまずく顧客応対も最悪」「メニュ

ーの説明もなく、他の人と雑談しながら寿司とシャリがめちゃくちゃになって失敗

したものを出した」「あざ笑うようなジェスチャーは不快感を与えるうえに、寿司

のわさびの量がその都度違った」という口コミがある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/46cb160b2d5941d10111cc94ea9031b6d92f5f29

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歪曲させてたり、偏向したりの思考をすると、他への攻撃としたは、それなりの意

義もあるのだろうが、そこにある「特定の何か」に対する醜悪な想いが滲むと、辟

易させてもらえるのだが、それらの偏見やら独善的思考を笑い飛ばすとすれば、

イギリスらしいウッィトに富む映画なんてのだと、よりクスクス笑えてくる。

そんなものに「ホット・ファズ」なんてのがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホットファズ」 〇七年公開作

生真面目な性格の警官が、上司やらから煙たがれて、ど田舎へと左遷されて職務に邁進する

かの中に、ブラック・コメディやらオマージュやら満載の一編。

そもそもの物語の端緒が昔のホラー映画の下地がありとなるから、知っていればクスリと笑

える展開。

そこに残酷場面もありと、それこそごった煮状態の中に、田舎の独自の価値観やらを絡める

からイギリスらしい皮肉もと、音楽もブリテッシュ・ロックやらを絡めるから、より以前の

映画の暗さのない外連味も漂わせて、田舎の風習に縛られた価値観と、違った世界からやっ

て来たかの警官の価値観やらの対比は、元ネタの物語を知っていると、和らぐ気楽さもある。

そこにバディを組む「相棒」が、刑事物の映画に感化されての設定だから、やはりクスリな

場面もありと、風習やら価値観の相違やらを際立たせながら、アクションも派手にと、映画

の面白さ要素と、制作側の他映画へのオマージュにほっこりしてしまう。

と、上の記事の偏向やら独善の様とは、一線を画して硬直した思考と、柔軟な思考の相違を

見せつけているようだ。

 

                    といったところで、またのお越しを・・・。