脈々と続く「モンド映画」の系譜、批判をそらす薄汚いメディアの手法 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

テレビ・メディアの悪辣な「見世物興行」のさまは、今に始まったことではないが、

その手法自体、関わる人の異常な神経の成せる技としてみれば、その昔の映画

の系譜を踏んでいると、「反省など一切、忘却の彼方」を示している。

 

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《『テラスハウス』に台本はありません。撮影の都合で、場所や時間などについて出演者

と事前に協議したり、意思をヒアリングしたりすることはございますが、出演者の意思や

感情に沿わない演出をして撮影することはございません。また、出演者との同意内容

には、出演者の責により損害が発生した場合は、制作側に賠償を求めない旨などの記

載はございますが、ご指摘のような文章はございません。

なお、新型コロナウイルスの影響を受けて、3月下旬から撮影は中止しております。

今はご遺族のお気持ちもございますので、これ以上のコメントは差し控えさせていただ

きます》(フジテレビジョン企業広報室)
《出演者との同意内容では、出演者の責により損害が発生した場合は制作側に賠償を

求めない旨などの記載はございますが、ご指摘のような文はございません。

『テラスハウス』に台本はありません。撮影の都合で、場所や時間などについて出演者

と事前に協議したり、意思をヒアリングすることはございますが、出演者の意思や感情

に沿わないような演出をして撮影することはございません。『テラスハウスTOKYO2019

-2020』において、同じ建物内に常駐スタッフはおり、木村花さんをはじめ番組にご出演

いただく方々とスタッフの間では日々近況を共有するようにしておりましたが、コロナ感

染拡大防止のため3月下旬に出演者を含む撮影の停止以降も、必要に応じて近況の

共有は行っておりました。今はご遺族のお気持ちもございますので、これ以上のコメント

は差し控えさせていただきます》(イースト・エンタテイメント

 

 

そんな中で“強制わいせつ事件”が起きた。「週刊文春デジタル」(18年10月26日配信)

では、出演男性A氏が撮影期間中に、撮影現場のハウスで女性メンバーB子さんの寝

込みを襲う“強制わいせつ事件”を起こし、示談していたことを報じている。

 「2014年12月、被害者のB子さんは1人で女子部屋で寝ていましたが、そこにA氏が侵入。

B子さんのベッドに入り込み、キスを迫ったのです。キスの後で男女の関係を求めてきた

A氏に対し、B子さんはA氏の頭を抱え、なだめることでその場を収めました。この日の夜

は収録がなかったのですが、たまたま、シェアハウスにA氏とB子さんの男女1人ずつしか

いないという状況になってしまったのです」(前出・番組関係者)

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もうSNSは限界なのではないか。
みんなが使えて、アイデアのやり取りができて、多くの人たちが直接話し合えるツールなのに。
ツイートする人にとってはストレス解消の1本の投稿でも、それが何百件も重なる。
スマホを見るたびに悪口とヘイト。耐えられる人なんていない。https://t.co/oeAazdnwlg

— 竹下隆一郎/ハフポスト編集長/会話が生まれるメディア (@ryuichirot) May 23, 2020

 

 

局ワイドショーが「SNSでの誹謗中傷よくない」という論調で放送しているようだが、

「今週の標的はコイツですよ」と司令塔の役割を果たしてきたのは、どこの誰だよ。
すべての責任をネット民に転嫁し、自分たちは反省の色なし。

どれだけ面の皮が厚いんだよ。— 乙武 洋匡 (@h_ototake) May 25, 2020

 

 

 

色んな方が誹謗中傷について話していますが(当然で、とても大事だと思う)1つの番組

に限らず、私はテレビ番組の在り方も同時に考えていかなければなと思いました。

出演者としての自分も、視聴者としての自分も一度見つめ直したいです
猫ちゃんとずっとずっと遠い将来、また会えますように

— 指原 莉乃 (@345__chan) May 24, 2020

 


ポイントを整理すると今回、我々が留意すべきは3つ。
1)「ポケベルが鳴らなくて」時代と同様、作り物を真に受けて演者(アカウント)に突撃する

キチガイが非常に多い。アフィリエイト収入のためには手段も厭わないユーチューバーまで

花さん攻撃に参加。
2)キチガイを煽る演出を漫然と続けるフジテレビの企業倫理。
3)黒川賭け麻雀相手の朝日新聞幹部社員、産経新聞記者実名報道から逃げ回るいつも

の正義メディアは本件のフジテレビ番組制作倫理問題からも目を閉じ「SNSが悪い」一辺倒。

本日もマスコミ村は異状なし。

 

http://birthofblues.livedoor.biz/archives/51730561.html#more

 

 

 

フジテレビの遠藤龍之介社長(63)は29日、出演者のプロレスラー木村花さん(享年22)が

23日に亡くなたのを受けて打ちきりになった恋愛リアリティーショー「TERRACE HOUSE

 TOKYO 2019-2020」について以下の通りコメントを発表した。
「今回の木村花さんの痛ましい出来事に対して、改めて心からのお悔やみを申し上げます。
同時に番組制作の私どもがもっと細かく、継続的に、彼女の気持ちに寄り添うことができな

かったのだろうかと慙愧(ざんき)の念に堪えません。
『テラスハウス』はリアリティーショーであり、主に若者の恋愛を軸に、それにまつわる葛藤

や喜びや挫折などさまざまな感情を扱うものですが、刻々変化する出演者の心のあり方と

いう大変デリケートな問題を番組としてどう扱っていくか、時としてどう救済していくかという

ことについて向き合う私どもの認識が十分ではなかったと考えております。
以上のことを考慮したうえで、今回、既報の通り、同番組の制作、地上波での放送、および

FODでの配信を中止するとともに、今後、十分な検証を行ってまいります。
最後になりますが、ネット上では、出演者や関係者などへの中傷も相次いでいると聞いてお

り、大変、憂慮しております。そういったご批判は番組を制作・放送・配信していた我々が受

けるべきものと考えていることを申し添えます」。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、今月の定例社長会見が中止となったことを受

け、ラジオ・テレビ記者会が提出した質問に文書で回答した。
27日にフジテレビと制作会社のイースト・エンタテインメントが、今後の収録及び放送、FOD

での配信を中止することを発表していた。

木村さんには放送内容のことで、ネット上で誹謗(ひぼう)中傷が寄せられていた。
木村さんがSNSなどで激しく誹謗中傷されたのは、同番組の第38話だった。3月末にネット

フリックスで先行配信され、今月18日にフジテレビで放送された。前話で京都旅行のダブル

デートをした際に、好意を持っていた同居男性に木村さんが不信感を持つ。

そして、木村さんが洗濯機に入れていたプロレス用衣装に気がつかなかった、その男性が

自身の衣類と一緒に衣装を洗濯、乾燥して縮ませてしまった。

木村さんは「人のこともっと考えて暮らせよ」などと憤り、男性の帽子をはたき落とした。

 

2020年5月29日15時0分

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202005290000408.html

 

 

俳優の坂上忍が27日、フジテレビ系「バイキング」で、ネット内ではテレビなど他の

メディアも誹謗中傷しているという意見があるということに「SNSの匿名さんと一緒

にされたら困るなと」と意見を述べた。

番組では木村花さんの急死をきっかけに一気に議論が高まったSNSでの匿名での

誹謗中傷について議論。

その中で、ネットではテレビなど他のメディアでも誹謗中傷しているのに、SNSだけが

ひどいと責任転嫁しているという声があることも紹介した。

これに坂上は「権力や、体制に対する自分の考えというものを、身元を明かして公共

の電波の中で、 何よりルールの中で言うのであれば、SNSの匿名さんと一緒にされ

ちゃちょっと困るなと…」と意見。

コメンテーターの峰竜太も「全然ちがいますよ」と坂上に同意した。

そして「テレビでいったら、行きすぎた発言、間違ったことなら訂正なり謝罪して、そのう

えにBPO(放送倫理・番組向上機構)もあって。もっと手前でいったら現場では(峰が出

演しているTBS系)『アッコにおまかせ』もそうだと思うが、スタッフさんとせめぎ合ってる

中で、どうするっていうのがありますから」と、数々ハードルがあることを挙げた。

 峰も「ルールの中でやってますから」と言うと、おぎやはぎの小木博明も「本当にそう。

テレビで言う人は責任持って言ってる」と匿名ではないことを挙げていた。


https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/27/0013374400.shtml

 


俳優の坂上忍が29日、フジテレビ系「バイキング」で、木村花さんの急死を受け打ち切り

となった同局の「テラスハウス」について、木村さんの死にまつわるSNSでの中傷問題な

どを取り上げたことに「ちゃんとした形でこのニュースをお伝えできてホッとしている」と語った。
バイキングでは、木村さんの死という事態を受け、打ち切りとなったテラスハウスの問題

について取り上げた。

木村さんはネットで誹謗中傷を受けていたことや、木村さんの経歴、SNSの中傷について

芸能人の意見なども詳しく紹介した。
坂上はこのニュースの最後に「僕は今日、ちゃんとした形でこのニュースをお伝えできて

ホッとしています」とコメント。「正直、なかなか真っ正面からこの報道をお伝えすることが

出来ない状態でいたので」と木村さんの訃報から6日経過して、ようやくこの問題を正面

から取り上げたことに触れた。
取り上げるまで時間がかかったことには「フジテレビさんは当事者ですから、時間がかか

るのは致し方ないと納得した上で待っていた」とも理解しており「今回、この機会を与えて

いただいて逆にありがたいと思っています」

とも語った。
「ただ、二度とこういうことが起こってはいけないので、こういうことが起こらないためには

どうすればいいか、検証も含めてできればよりオープンにした形で伝えていただきたい」

と局側にも注文を伝えていた。

 

2020.05.29

https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/29/0013380036.shtml

 

 

 

くればぁ女社長の仕事。時々プライベート@filtermask11
SNSでの誹謗中傷について。弊社で作っていた日の丸マスクが政府批判のネタにちょうどよかっ

たのか、ボロクソ言われました。政府と繋がりなんて一切ないのに…
社名についても馬鹿にされ、ド阿保とまで言う人も…。我々は誠実に物作りしているだけなのに😭

 

 

くればぁ女社長の仕事。時々プライベート@filtermask11
日本メーカーが日の丸マークをつけて批判されるって。海外に住んでいたことがありますが、

ここまで自国の国旗にアレルギー反応を起こす国って珍しいような…。
#日の丸マスク 大変人気でしたが議論のネタにされるのは本望ではないので、しばらく製造

休止しています。またいつか復活できれば…

https://twitter.com/filtermask11/status/1265638807132532736

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以前から「ウジテレビ」と揶揄されていたところが、またまた騒動を起こし、

責任逃れのような姿勢を見せれば、ネットの掘り起こしは、そこに関わった人の

異常な思考を、「バカ発見器」に見いだしてしまう。

まともな人も存在しているのだろうが、「何でも反対」やら「日本人貶してなんぼ」の

精神疾患など、それらが公共やら「バカ発見器」で発見されると、ほとほと汚鮮度合い

のすさまじさを見せつけられる。

 

 

画像のような「あからさまな印象操作」をして恥じない精神は、過剰な「選民意識」

なれの果てと、哀れみも漂う。

こういった作為の悪辣さは、過去の「インチキ」を思い起こさせ、脈々と系譜は

続いていると・・・、いや、以前よりも巧妙になって、騙しのテクニックが「見世物小屋」

を恥ずかしくもなく、披瀝している。

なんとも・・・、その昔のエントリーを掘り起こしても程度の劣化は健在。

 

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捏造・偏向のドキュメンタリー映画「世界残酷物語」 2008/04/11

 

ドキュメンタリーと謳い公開される作品は多い。

そしてそのドキュメンタリーという手法において、やはりインパクトの

あるのは、目を叛けたくなる残酷場面であろう。

そんな映画に「世界残酷物語」というのがあった。

イタリアの監督ヤコペッティのものであるが、真贋のはっきりしない

映像を、こまめに集めてそれを一本の映画にしたためたものであるが

情報機器の発達していない時期では、映像を見る者は判断がつかず、

その映像を真実と捉えてしまう錯誤が起こっていた。

 

 

http://www.youtube.com/watch?v=UWN8TzXjSCY

「世界残酷物語」 六十二年公開作

世界の奇習・風俗を紹介しただけの映画が、それまでなかった知られざる世界

というコンセプトが人々に好奇心を持たせ、世界中でヒットした映画となった。

中には日本も取上げられていて「東京温泉」と名づけられていたのは拷問みたいな

マッサージを受ける男性で、当時としては珍しい風俗として取上げられていた。

ただ、監督の思惑はどうしても下衆な低俗視点だから、これに紹介された芸術家は

編集と自分の高尚な芸術論のギャップにショックを受けてしまう。

監督の撮りたい思惑と、芸術家のその抱く世界がというより、監督自体が覗き趣味で

それにあわせた映像・カメラワークである。

ただそういった視点が、残酷場面と裏腹な「モア」という美しい音楽のコラボで大衆には

受け入れられた。で、続編も作られた。

 

 

http://www.youtube.com/watch?v=FOvY4u-9xQo

「続・世界残酷物語」 六十三年公開作

こちらになるとネタが尽きたのか、やたらと低俗気味になり、この映像の音楽といえるか

どうかのコンサートを延々と撮っている。

さて、こんなコンサートをしたのかどうか・・・。

刺激的映像に拘るあまり、ドキュメンタリーが越えてはならない一線を踏み外す。

後になればばれる可能性があるのに、色々な圧力・プレッシャーに追い込まれた結果・・・。

と、良い方に考えればそうなっていった・・・。



http://www.youtube.com/watch?v=wYqcEnsT8pU
「世界女族物語」 六十三年公開作

こちらは世界の女に焦点を当て、作り上げた映画だが、そこにはこの監督ヤコペッティの

女性蔑視の思想がたっぷりとあふれていて、視点がやたらめったらあやしい親父目線で

世界の女性を捉えている。

で、リンクしたのはイスラエル女性兵士なのだが、見ていても分かる視線の思惑にげんなり

する。ジェス・フランコも真っ青、ラス・メイヤーも脱帽の映像に仕上がっている。

この後にも「さらばアフリカ」「残酷大陸」と、延々と差別視点での映画は続いた。

もっともここに商売が絡むから、顰蹙を買おうが見る客がいる限り「商売・商売」が成り立って

しまうのには、少々映画もいろんな利用のされ方があると、ドキュメンタリーと銘打つものには

いかがわしい思惑が潜んでいるから、ある程度の知識と怪しむ気持ちで見ないと、とんでもな

いことになる。

で、捏造されたあるいは違った思惑に翻弄された人のマメ情報

電子百科事典「ウィテペギア」に載っていたものを引用。

  • 劇中で紹介される芸術家イヴ・クライン は、試写会で本作を見て激怒し、心臓発作を起こし
  •  て数日後に死亡した。激怒した理由は、彼が映画のために作曲した音楽が使われていなか
  •  ったためだとも、悪意ある編集のせいだとも言われている。 

で、この世界残酷物語を思い出したのは、いま話題になっているドキュメンタリー「靖国」で、出

演している刀匠が、出演過程と出来上がった内容が違っていると発言、それに対してメディア・ス

クラムで上映中止に「言論の自由」をかざして一斉に記事を新聞等で載せているが、さて、この

刀匠の意見はどうする・・・。

そもそも日本人でもない者が、それも靖国神社を外交のカードにする国の人間が作ったものが

偏向していない訳がない。それを言論の自由が脅かされると、一応に書きなぐる日本の情報を

司るマスコミは、出演している人が製作段階と出来上がったものがまったく違ったものでは捏造

ではないのかということだ。 イブ・クラインが試写会で激怒と今回は全く同じ理屈である。

要するに製作者側は出演者を騙して、取り終えて編集段階で内容を変えてしまう。

そりゃ出た人は激怒しよう、その人の「人権」が弄ばれたことになるのだ。

「言論の自由」の前に「人権」だろうが!。

昔からこういった汚い手を使って印象操作をするやからは後をたたない。

そしてチベットを見ても分かるとおり、あの国には「人権」はなく、あるのは変な理屈に凝り固まった

利権と身の保身だけが関心の対象の鬼畜にも劣る人間どもである。

それを「錦の御旗」よろしく、あの国がこういったとどうでもいいことでも「ポチ」のように書いてきた

朝日新聞の記者は、この刀匠にどう謝るのだ・・・。

チベット人の人権とクジラの生命でクジラが勝るってのはいくらなんでもですよ、豪州の偉い人

そして偉そうにテレビでこの「靖国」の上映中止を貶した人、「人権」は守られるべきですよね。

それともヤコペッティ並に、やった者勝ちの世界かい?

 

差別好きが撮った差別映画「残酷大陸」 2008/12/20
 
モンド映画という、「ヤラセ」をものの見事に真実であるかのように映像にしたため、

映画として公開する。するとそれを真贋を見破れる知識がなければ、いやあったと

しても映像化されたものに対して、抗議も虚しくその映像だけが一人歩きする。

今では真贋の術を大概の人が見につけ、そして糾弾をする人もいて、ある程度そう

いったものは減ってきた。

一時代前のこの捏造・偏向・やらせ映画には、著しい差別が裏に隠れて告発的正義

の味方面するという、陰険で腹黒い者が映画を撮ると、こうなるの見本のよう・・・。


流浪の民の囁き-残酷大陸

 

http://jp.youtube.com/watch?v=CrV1sfJHLHg

「残酷大陸」 七十一年公開作

世界残酷物語等、その再現映像を織り交ぜ、ドキュメンタリー真贋もなにも映像を

見ているものは、こういうことがとか真贋を斟酌することなく、受け入れて大好評を

博してしまったイタリアのヤコペッティが、照準をアメリカ黒人に合わせて、針小棒大

なストーリーを作り上げてしまったのが、この映画である。

奴隷としての黒人の歩んだ道を、それこそ家畜以下として、また奴隷の再生産と「奴

隷牧場」に種馬ならぬ絶倫黒人を配して、黒人を生ませ続ける・・・。

それはもう相当な差別的な取扱と、見るものへの錯誤をこれでもかと描く・・・。

そしてこの映画のラストはそんな抑圧された黒人が、復讐に立ち上がり「白人を殺せ」

で、暴動を殺戮をこれまたホラー顔負けで映像にして、蜂起を煽る終わり方である。

これを見る限りにおいて、監督は真贋を含めて差別されている黒人目線かといえば、

まったくそんなことはなく、ただ映像的好奇心とか、白人の残虐性とか差別主義者が

差別を取り扱うと、いかにもな映像と残酷な描写に、博愛主義はころりと騙される。

時は黒人の公民権運動も活発な時期であり、それを当て込んだのもあったが、これが

見事にこけた点を考えれば、作り物としてあまりの偏向に観客の共感を呼ばなかった。

というより、前作までの見事なやらせが知れ渡って、「またやってら」の狼少年的取り扱い

を受けてしまった・・・。という理解が出来そう・・・。

で、こういった胡散臭いものでもホラー並の残酷場面、特に女性のレイプとか赤ちゃんの

残虐な取扱いとか、には観客はそれが嘘であってもそのシーンだけは記憶に残ってしまう

そして真贋を確かめようもない過去の出来事には、この映画のように思惑をたっぷりしみこ

ませ、それをことアあるごとに「語り部」を真実と思わせる、いや洗脳によって真贋に対しての

不信がなくなった者とか、それが食の糧になったものにすれば、嘘も真実もどうでもよく、語り

継ぐという、「なんだってあり」状態で、酷いことをされたを喧伝すればするほど同調する人々は

結束が固まる・・・。

まぁ、今では「フェイク」という英語も頻繁に使われ、史実の嘘も暴かれてきたが、こういった映画

を世に出してしまった配給会社にも、ある程度の社会的責任はありそうだ。

何しろそのヤラセのテクニックを、映像から知ることは容易であり、またこの映画をパクリとなれば

容易くどんな事象も、思うように映像かできてしまう。

以前「日本軍最強伝説」なるものを書いた記憶があるが、いろいろなものをつなぎ合わせれば、到

底不可能なものが、いとも容易く国際問題になってしまう誤りも、こういった映画の手法を差別が

好きな人が使えば、簡単に為し得るを、理解するには「反面教師」的映画ととれるものだ。

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そういえば、以下のような「セリフも流行った」こともあった。

 

これは「子供だったから、インパクト」があったが、これを大人が叫べば、誰でも
「トホホ」な気分になるだろう。
 

 

 

この運動には、賛同してしまう。
上のような「インチキや策動」はない真摯さが引きつける・・・。
              
                                                      といったところで、またのお越しを・・・。