あれとあれは紙一重、まさに「被害妄想、逆恨み」でも「真夜中の殺人鬼 ジャンク・イン・ザ・ダーク」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

世の中には理不尽な事柄でも、なんたらと因縁をつけて「公金奪取」の手段をとるなんて

のが横行して、そこに「芸術」の名の下に、補助金利権と呼べるような騒動を見ていると、

さて「正常の精神」なのか疑問になってしまうのが、ある地方での騒動なのだが、そこには

とても万人が「芸術作品」とは思えぬものの存在があれば、反対意見も当然と相成る。

 

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愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金7820万円を文化庁が

交付しないと決めたことに、公的な補助事業の審査に携わってきた専門家らから強い批判が

起きている。文化庁が、国際芸術祭を補助事業に採択した外部審査員の意見を聞かず、内

部で不交付を決定したためだ。専門家らは不透明な手続きに抗議する声明を発表、2日時点

で研究者ら約1000人が署名・賛同したほか、外部審査員の野田邦弘・鳥取大特命教授(文

化政策)が文化庁に辞任を申し出る事態に発展した。

【大場伸也/統合デジタル取材センター、水戸健一/社会部】

毎日新聞
2019年10月4日 04時00分
https://mainichi.jp/articles/20191003/k00/00m/040/224000c

 

 

愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で公開中止になった企画展「表現の不自由

展・その後」が、6日にも再公開されることになった。同県の大村秀章知事は「憲法21条の『表現の

自由』は保障されるべきだ」と再開を受け入れたが、名古屋市の河村たかし市長は表現の自由に

も「限度」はあるとして猛反対している。最大の焦点は、昭和天皇の写真をバーナーで焼いて灰を

足で踏み付ける映像作品などに、税金を投入するかどうかだ。
 「とんでもない。暴力的ですよ。大変なことですよ」「昭和天皇の肖像を焼いて、足で踏み付ける

もの(作品)を、補助金を出して、名古屋市の名前で、愛知県の名前で再開するのか」「天皇陛下

に敬意を払おうと思う、多くの人たちの表現の自由はどうなるのか?」
河村氏は9月30日の記者会見で、こう語った。
注目の不自由展が、公開中止前と展示内容を変えないで、公の場で再公開されることを問題視し

たのだ。「公共の福祉」に反する権利濫用を禁じた憲法第12条を踏まえた発言といえる。
録画出演した同日夜のBS日テレ番組「深層NEWS」でも、河村氏は「展示を公共事業でやるのに、

私には『全体の奉仕者』として、それ相応の人たちが『そりゃ、そうだわな』というものにする務めが

ある」と怒りは収まらなかった。
これに対し、大村氏は同番組で「憲法上の公権力者の首長が、表現や芸術などの内容について、

これが良いとか悪いとかは、絶対に言ってはいけない」と発言した。
不自由展では、昭和天皇に関する作品以外にも、慰安婦像とされる少女像や、英霊を冒涜(ぼう

とく)するように感じる作品も並んでいた。これらを、税金を使って公開するのか。
ジャーナリストの有本香氏は「大村氏は『検閲』という言葉を振り回すが、関係ない。(納税者であ

る)国民が展示に違和感を持つのは当然だ。メディアが、この問題を『表現の自由』に置き換えて

報道する姿勢にも、強い違和感がある。昭和天皇の写真をバーナーで焼いて灰を足で踏み付け

るような映像作品を、テレビなどは頑として報道しない。反発が出ることを分かっているからだろう。

多くの国民の違和感はむしろそこにある。それを報じずに、『表現の自由』というのは、メディアその

ものが不自由に陥っているのではないか」と語っている。
 

 


NEWS / HEADLINE - 2019.10.3
東京大学教員有志が文化庁の補助金不交付決定に声明を発表。「脅迫行為に実質的に加担する
ことにもなる」
「あいちトリエンナーレ2019」に対する補助金不交付決定に対して、10月3日、東京大学教員有志が
抗議声明を発表した。
文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」に対して交付予定だった補助金約7800万円を全額不交付と
することを決定。9月26日にこのことが報じられて以来、美術評論家連盟、日本現代美術商協会、
「文化庁アートプラットフォーム事業」メンバー、東京藝術大学教員有志などが抗議声明を発表して
きた。
そして10月3日、東京大学教員有志が声明を発表した(全文は記事末尾に掲載)。呼びかけ人は池
上高志(総合文化研究科教授・芸術創造連携研究機構フェロー)、加治屋健司(総合文化研究科准
教授・芸術創造連携研究機構副機構長)、河合祥一郎(総合文化研究科教授・芸術創造連携研究
機構機構長)、小林真理(人文社会系研究科教授・芸術創造連携研究機構フェロー)の4名。
声明のなかでは、全額不交付の決定が、文化芸術事業団体を萎縮させ、文化芸術の振興に悪影響
を及ぼすと同時に「展覧会を妨害する脅迫行為に実質的に加担することにもなり、大きな問題である
と考えています」と批判。
今回の事案は、同大学の芸術創造連携研究機構の教員が中心となって声明をまとめたが、「科研費
のような学術のあらゆる補助金にもかかわる問題でもあるため、機構以外の東大教員にも賛同を募
っているところです」として、一丸となって抵抗する姿勢を示している。
いっぽう、文化庁が日本及びその文化政策に対する国内外からの信用を毀損することによって、補助
金の支出元「日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業」の目的(「国内外への戦略的広報の
推進、文化による『国家ブランディング』の強化、『観光インバウンド』の飛躍的・持続的拡充)のいずれ
も実現しておらず、かえって後退させてしまったと指摘。多方面に及ぶ悪影響を言及している。
この声明には、呼びかけ人を含めて28人(3日午前10時時点)が賛同者として名を連ねている。
文化庁によるあいちトリエンナーレへの補助金の不交付決定に対する東京大学教員有志の声明
文化庁の2019年度文化資源活用事業費補助金「日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業」(以下,文化資源活用推進事業)の補助金審査における「「あいちトリエンナーレ」における国際現代
美術展開催事業」(以下,あいちトリエンナーレ)への補助金の不交付決定について強く抗議し,不交
付決定を取り消すことを要望します。
文化庁は2019年9月26日に,文化資源活用推進事業の補助金審査の結果,補助金適正化法第6条等
に基づき,あいちトリエンナーレへの補助金を全額不交付とすると発表しました。すでに採択通知が出
された補助金を全額不交付とする理由として,「来場者を含め展示会場の安全や事業の円滑な運営
を脅かすような重大な事実」を認識していたにもかかわらず,それらの事実を申告しなかったことを挙
げています。しかし,展覧会の準備において様々な懸念事項があることは一般的であり,また,文化
芸術はどのようなものであっても脅迫やテロ行為の対象になる可能性があることを考えれば,申請時
にそうした予測に触れなかったりその後の相談をしなかったりしたことをもって補助金の全額不交付と
することは,均衡を欠いた著しく不当な決定です。
(リンク先に続きあり)

2019/10/04(金) 05:03:51.15
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20666

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昭和天皇の写真をバーナーで焼いて灰を足で踏み付ける映像作品などに、税金を投入するか

どうかだ。

市長の文言が、真っ当な国民感覚ではないだろうか・・・。

以下のような「壁の落書き」のものの方が、万人に向けた芸術となっては、高名知識人とかの

意見も「浮き世離れの」公金が食い扶持ではなぁ・・・、と、・・・。

 

 

 

 

こういった壁の落書きみたいでも、誰が見ても「そこにあるメッセージ性」にうなる。

それこそ誰でも観賞できる「芸術」ではあるだろう。

それに比べてみても、さっぱり芸術性よりは「底意地悪い醜い心情」が浮き彫りになる作品では、

以下のようなクレーマーの考え出す意匠と、全く変わらない残念さではある。

 

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反旭日旗キャンペーン広告ポスター/バンク
サイバー外交使節団バンク(代表パク・ギテ)は日本の旭日旗は戦犯旗、という事実を世界に知らせ

るため「反旭日旗」グローバル キャンペーンに着手した。
今回のキャンペーンはバンクとイ・チェソク広告研究所が、旭日旗は日本の戦犯旗という認識を広

め、2020年東京オリンピックでの旭日旗使用を禁止させることを目的として共同で企画し進行する

と明らかにした。
バンクが発表した反旭日旗キャンペーン ポスターの中にはあたかも双子のようにヒットラーとアベが

並び、戦犯旗を揚げている相互対称構図に鼻ひげまでウィットをもって加え、この二人のキャラクタ

ーと二つの戦犯旗の類似性について直観的に説明している。
下段の説明文には「旭日旗とナチ旗(ハーケンクロイツ)は他国を侵略するために使われた戦犯旗と

して意味上同じだが、戦犯旗に対するドイツと日本の態度は互いに異なる」という文章が英文で書か

れている。また、東京オリンピック旭日旗使用禁止国際請願サイトのアドレスも一緒に表記されて

いる。
バンクはインターネット上で全世界の小中高校教育機関、放送、メディア、ホロコースト博物館に積

極的にデジタル配布してヒットラー、ハーケンクロイツ、1936年ナチ ベルリン オリンピックになじんだ

アメリカやヨーロッパの人々に「ヒットラー=アベ、ハーケンクロイツ=旭日旗、1936年ナチ ベルリン オ

リンピック=2020年東京オリンピック」を連想させるように多様なデジタル広報活動も推進する予定だ、

と明らかにした。
バンクはネチズンらに本人のSNSに写真をダウンロードしてハッシュタグとともにアップして欲しいと

要請した。ハッシュタグは以下の通り。
#VANK #ban #risingsunflag #symbolizes #fascism #swastika #nazi #hakenkreuz #tokyoolympics#2020olympics #olympics
今回のキャンペーン総括責任を負うイ・チェソク代表は「これまで個人的、小規模個人的次元で行わ

れた反旭日旗キャンペーンは、主にナチ旗と旭日旗の二つの旗だけ並べて配置して等号(=)表記し

た、記号中心のキャンペーンだったので、今回のキャンペーンは人物中心のキャンペーンとして旭

日旗の戦犯旗の意味をより一層簡単に説明できると同時にアベ政権の帝国主義的野心に対する

批判も同時にねらいました」と明らかにした。
引き続き「特に、様々なキャンペーン図案の中で二人の人物の顔を半分ずつ合わせた試案があり

ますが、一切のコンピュータ補正をせずとも二つの顔を並んで合わせてみると、目の下のシワや目

つき、顔型など…耳目口鼻の配列が本当に鳥肌が立つほど似ており、作業する間中鳥肌が出まし

た」と伝えた。

キム・ミョンス記者
ソース:トップスターニュース(韓国語)バンク、日本戦犯旗旭日旗世界に知らせる"反旭日旗"グロ

ーバル キャンペーン着手…ヒットラーとアベの似ていた格好'鳥肌'
http://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=677185

 

 

2019年10月4日、韓国・OSENによると、「世界の旭日旗撲滅キャンペーン」を行っている韓国広報

専門家の徐敬徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大学教授が「FIFA(国際サッカー連盟)は認定!IOC(国

際オリンピック委員会)はなぜ?」と題する英語の映像をYouTubeに公開した。
記事によると、同映像は3分ほどで、「旭日旗が日本の帝国主義・国軍主義の象徴として使われた

歴史的背景」を説明する内容から始まる。その後、昨年のロシアワールドカップ(W杯)の際にFIFA

の公式インスタグラムとオフィシャルソング(Colors)のミュージックビデオに登場した旭日旗が徐教

授と韓国のネットユーザーの抗議により削除されたこと、一昨年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)

で一部サポーターの旭日旗応援により川崎フロンターレが罰金処分を受けたことが紹介されている

という。
同映像を企画した理由について、徐教授は「FIFAは旭日旗問題を速やかに解決してきたが、IOCは

同問題の深刻性を理解していないという状況を世界のネットユーザーに知らせるため」と説明した。

また「最近IOCからメールが届いたが、東京五輪での旭日旗応援を禁止することについての言及は

なかった」と明かした。その上で「今回の映像公開をきっかけに旭日旗に対する世界的世論を拡大

させ、IOCが東京五輪での旭日旗応援を禁止するよう引き続きキャンペーンを行っていく」と話した

という。
これに韓国のネットユーザーからは「尊敬する」「愛国とはこうやってするもの」など称賛の声が上が

っている。
また「東京五輪ボイコットを宣言するのが最も効果的」「私たちはドイツを応援する時にナチスの旗を

掲げればいい?」「日本が五輪の地図に竹島を含めたことも抗議するべき」などと主張する声も。
その他「なぜ韓国政府は何もしないのか」「国民だけが歴史を正そうと頑張っている」など政府に対

する不満の声も見られた。
Record china
2019年10月4日(金) 15時30分

https://www.recordchina.co.jp/b744694-s0-c50-d0058.html

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自分達の意識は正常である。

「正義は我にあり」とでも思い込んでいるクレーマーには、何を言っても効果はない。

それだけに「非韓三原則」は有効である。

 

 

何より関わったら最後、悲惨な結果が待っているかもな危険性がそこここに・・・。

昔から言われている「あれとあれは紙一重」ってなもので・・・。

 

上の行動力の源泉が定かではないが、そこに「逆恨み」が滲んでいれば、狂気の沙汰で

あるだろう。

いまでは「禁止言語」なんてのもあるで、狂気を孕んだ行動力の人の様は、近寄りがたい

存在なのは当たり前だが、そんな人々に関わったための恐怖を味わう一家の災難を描いて

いたのが、「ジャック・イン・ザ・ダーク」という題名の映画ではなかろうか・・・。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=AzeB6K9HatY&t=25s

「真夜中の殺人鬼 ジャンク・イン・ザ・ダーク」 八十二年未公開作

アメリカの片田舎の精神病院から脱走した収容者と、そこの新任の副院長一家の理不尽な

言いがかりによる恐怖の様を、収めたホラー映画。

何よりなにげに豪華な配役が、精神疾患者役だけに恐怖の様はスプラッターのものでないのに

精神的圧迫のある怖さが滲んでくる。

それも「被害妄想」的、前任の副院長の辞任ではなく、患者たちは「きっと殺されたのだ」と妄想

してそれの復讐と相成るという、「正常が異常、異常が正常」の垣根がなくなる精神疾患を映像化。

 

 

 

精神疾患だけにどこかに常識的言動も、台詞となっているから、なんとも「トラウマ」やら、

疾患に陥った原因も、それとなく観客に知らせる優しい演出は、単なるホラーでない出来

ではある。

『正常?正常が何かが分からなくなったよ』

『人を殺すのは、俺達狂人だけじゃないんだ。正常な人間だって、人を殺す事があるんだ。
それが必要ならな』

こういった台詞を告げられれば、自分がおかしくなったと自覚しているようで、それが殺戮に

邁進してしまうという行動に恐怖を感じてしまう。

 

 

出だしのレストランの一場面からして、「狂気陥った人の殺意の様」は突然でありと、映像の

作り方が秀逸で、役者による恐怖のありかをまざまざと描いているのは役者の力量か・・・。

そんな中で狂気の人対若き女性の価値観の違いなんてのも、さらりと描いて一家の中で

奮闘してしまう娘の存在が、きらりと光ったりと、見所は多いし「ホラー」の血祭り的派手さの

ないのに、突然の停電で出来上がる闇の怖さを狂気に陥った人々と結びつけると、「話せば

理解できる」とかの戯れ言は、全くむなしいものと実感できる。

それだけに「あれとあれは紙一重」と、今日の騒動のものをみれば、「被害妄想」的思考とでは、

相互理解なんて得られるものじゃないと・・・。

しかし戦争捕虜のトラウマのジャツク・パランスの『人を殺すのは、俺達狂人だけじゃないんだ。

正常な人間だって、人を殺す事があるんだ。それが必要ならな』

これはまっさかの「戦争帰還兵の後遺症」ととれる正常の精神の持ち主ではと、しんみりさせた。

 

 

 

こんな歌がある。「一線を越えちまった、どうしょう」ってな、正常だからこその「当時のドラッグ事情」

を後悔しているってな、まだ良かったがな「正常で意識できるなら・・・」と・・・。