緊迫感のない反対行動の欺瞞、その昔の怒りはどこへ「ワタリ」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き








平和憲法を守るのに、武器携行とかでは「結局、自分の身は自分で守る」ってなって、

どこが平和憲法の精神なのか、マンガにする潜在意識の様は思想的にも「武器は必要」

となっているのに違和感ないのだから、口先だけ「反対」の有様は、説得力なし。


それの典型例が下のもの。

ハンガーストライキ挙行・・・。

死なない程度の「絶食」なんだそう・・・。




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安保法案の成立阻止を訴える学生グループが8月27日、東京・永田町の国会前で、水分

以外をとらない無期限のハンガーストライキ(ハンスト)を開始した。
このグループは、東京都内の大学生でつくる「学生ハンスト実行委員会」。8月13日に安

保法案の成立阻止と安倍政権の打倒を訴えるため、ハンスト決行を発表して話題になっ

ていた。
この日午後2時から、国会の向かいにある参議院議員会館前で、グループのメンバーが

集会を開き、ハンストの開始を宣言した。実行委員会によると、期限は決めておらず、4

人の学生が少なくとも3日間以上おこなうという。8月30日には、大規模な抗議活動に合

流するため、場所を国会正門前に移す。
ハンガーストライキをおこなう上智大学2年の井田敬さんは「この瞬間に議会で法案を止

めることができないので、直接行動をすることにしました。いろいろな批判があり、最善と

は思いませんが、すぐに止めないといけません。自分たちの日常を犠牲してでも訴えた

い」と話していた。
早稲田大学1年の木本将太郎さんは「ハンスト経験者から、少しずつ食事を抜くようアド

バイスされ、おとといから1日1食です。体力に自信はありませんが、戦争反対の意思表

示のため、最低でも8月30日までは頑張りたい」と決意を語った。


http://news.livedoor.com/article/detail/10518582/

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自分達の主張は正しい。

点字ブロックで迷惑を被る人も、この正しい抗議には配慮してくれるはず・・・。

配慮するのは健常者だと、一般国民は醒めた目で見ているのだが、配慮に主張に凝り固

まった学生は、「スネカジリでも一人前」と思い込むから、自分の主張に酔って周囲は見え

ない行動様式・・・。



雨でも降れば、マンガ喫茶に早代わり・・・。

主張もマンガの魅力には勝てない。



まして「睡魔」には、何だって勝てない。

そしてハンガーストも空腹には勝てない。



これが何の主張なのか、連続した画像では「ハンガーにらぬマンガー読み」ついでの

ストライキってな、お手軽なゆとり世代の行動様式は唖然・・・。





チベットでの「ハンガーストライキ」は、以下のようだ・・・。

もっともハンガー・ストライキとは生命を賭した訴えである。


なんちゃってウンタラの「やってみました」シリーズみたいなノリでの反対運動というものの

はた迷惑さは救い難い「感覚のずれ」を感じる。

今現在紛争は絶えない、領土的野心はどこが持っているか、チベットのハンガーストライキ

は、なにに対する抗議かを鑑みれば、大概の人は血迷った反対運動に賛同しない

何より安保法案を「戦争法案」として煽るやり方が、旧世代並みの如何わしさでは、単なる

ストレスの溜まる高齢者と、憂さ晴らしのわめきチラシがしたい若い世代の世迷言・・・。


こんなものを見ているといつの時代も「ズレた感覚」の人の存在はあるようで、それが

遺伝子異常な人々が加われば、色彩感覚も音階感覚もおかしいものの出来上がりとなる。

映画でいえば、原作者の心情を逆撫でしてしまう類いの改変。

そんなものに「ワタリ」という映画も入るだろう。





https://www.youtube.com/watch?v=q3f7HXO2wVU

「大忍術映画 ワタリ」 六十六年公開作


「カムイ」という封建時代の差別される者の立場から、世相を描き強くありたいと願う

差別されしもの「カムイ」の半生を独特の乾いたタッチで描いた白戸三平がより子供向け

に手がけた「カムイ外伝」をもっとくだけさせて描いたものの映画化。

ただ「カイム」の精神は生かされて、忍者世界の下忍の使い捨ての消耗品の反発と、対

立する集団から離れた個として「ワタリ」という存在が独立独歩で立ち向かうというカムイ

の流れを、より分かりやすく、また忍者の技とかを華麗に描いて少年の心を鷲掴みした

のだが、マンガの映画化によくあるマンガの世界観は見事にぶち壊されて、出来損ないの

特撮映画となってしまい、唖然とさせたいわくつきの作品。




映画製作側は「赤影」のノリでの製作だから、読者の抱いたイメージなどどうでも良かった

のかもしれないが、ある程度の原作の雰囲気は保って貰いたかった残念な一品・・・。


これと現代の反対運動の「珍どんや」ぶりが、良く似ていて真摯な態度とはとても思えない

ところに「時代は巡る」で、この映画がヒットしなかったのと同様、多くの賛同は得られず、

辛うじてマスコミのゴミがかぎつけて一応もっともらしい記事に仕立て上げるだけ・・・。

今の時代、あのエンブレムでもそうだが、ダサさとは「真摯な態度や好感」てのが全くないと

簡単に見破られてものだ・・・。  それこそ残念!




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                        といったところで、またのお越しを・・・。