アサヒが伝え継ぐ歪んだ大戦の傷跡「ホタル」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

捏造した報道記事を「誤報」として、一応の謝罪と記事の削除をして、後は
「ほとぼりの醒めるのを待つ」姑息な報道機関は、謝りたくないのにの内心が
情報ロンダリングとして、本社内にある海外のメディアにそれを代弁させて、
姑息な溜飲を下げるというゲスの極みの態度を見せているが、信頼を失った
メディアの態度は、寒いくらいな憐れさを漂わせる。
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米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2日、朝日新聞が今年8月に慰安婦
問題の記事を撤回して以来、安倍晋三政権を含む「右派勢力の(朝日新聞)
攻撃」が強まっているとする記事を掲載した。
記事は、慰安婦問題の報道に関わり、現在は北星学園大(札幌市)の非常勤講
師を務める元朝日新聞記者に取材し、元記者が失職する恐れがあることなどを
紹介。
元記者は、安倍首相ら国家主義的な政治家たちが「脅迫的な手法で歴史を否定
しようとしている」「(右派が)われわれをいじめて黙らせようとしている」
などと述べ、朝日新聞や自身への攻撃は不当であると主張した。
記事はまた、「軍が占領地で女性をかき集め、軍が運営する慰安所で働かされ
た、と主流派の歴史家の大半が見なしている」などとしつつも、「日本軍が韓
国で女性の連行に直接関与した証拠はほとんどない」とした。
さらに、慰安婦募集の強制性を認めた河野談話の見直しを求める人たちを
「(歴史)修正主義者」と断じた。
産経新聞は元記者に取材を申し込んでいるが、元記者は応じていない。

産経新聞 12月3日(水)22時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141203-00000569-san-soci




【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2日、従軍慰安
婦に関する記事取り消しをめぐる日本国内の「朝日新聞攻撃」を取り上げ、この
風潮は歴史修正主義者を大胆にしており、安倍晋三首相らは慰安婦問題で謝罪し
た1993年の河野洋平官房長官談話を見直すチャンスだと捉えていると批判的
に報じた。
同紙は、慰安婦の記事を書いた元朝日新聞記者とその家族や勤務先が脅迫の対象
になっていると指摘。「彼ら(歴史修正主義者)は歴史否定のため脅迫を活用し、
われわれを沈黙させたがっている」との元記者の話を伝えた。 

http://www.excite.co.jp/News/world_g/20141203/Jiji_20141203X129.html
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言葉の暴力を極めていた「アサヒる」報道機関も、日本国民から見放されている
から、それだったら海外だとばかりなのだが、それが提携しているメディアだと
ばれているから、より信頼失墜の哀れさばかりが際立って、そこでのこれまたの
物言いが、げんなりさせるものとなっていて、アメリカの正式発表での「慰安婦」
何ぞなかったを、なんとか歪曲して紙面にだしても、単なる「狼少年」だったは、
衆知の事実として認定された。

そんなところが映画のスポンサーとなると、やはりというか平面な「反戦提唱理
想綺麗ごと、アンド被害者面をスポンと入れてくる映画」となってなんら感慨も
ない「ああそうですか・・・」的受け止めの平坦映画になって来る。
それも「健さん」が出ているもので、深堀もしないのだから、なんとも演技者も
残念な作品となっているのが「ホタル」という映画である。





https://www.youtube.com/watch?v=3HJxp6ONmgo
「ホタル」 〇一年公開作

特攻隊の生き残りのその後の人生としての映画だが、そこには「贖罪」として
生き残ってしまったというものが背後にあって、それが重くのしかかっている
様を体現している健さんの主人公の言動と、藤枝という当時の部下とのやり取り
などを交えて、教訓としての反戦を訴えるかのやり方の、これまでもあった平凡
な懐古趣味的な「反戦映画」の範疇もの。
なにより「知覧」のトミヤのくだりでの「ホタル云々」からの題名なのだろうが、
それがなんともな特撮で、何なのだと憤りを覚える出来で、出て来る朝日の記者
への場面とか、スポンサーなりの表明表示としては、特攻にいた朝鮮兵を取上げ
て、遺品の伝達云々で、そこでアサヒ的批判を込めてしまい、映画自体の品位を
がたんと落としてしまう。
まして回顧のモノクロの描写と演技が、ゲンナリさせる出来だから、より酷さ
ばかりが目立ってしまい、映画で伝えたいものの意志が、陳腐になってしまって
いた。
特攻にいたる兵士の心情を省いて、何が描きたかったのか残念な巻。
なによりの押し付けがましい教訓なんぞ、ATG並みの会話での処理なんてのは
ダサさ全開である。
さすがスポンサーに名を連ねるてれび朝日、アサヒ新聞である。
うすぺらな似非博愛と被害者面への者達の立ち位置だけを取上げての反戦には、
実は自分達の「煽りの美学」への反省は、微塵も感じられないのだから、自分は
過去を忘れて、それ以外には過去を強要するトンデモ・メンタリティーのエゴイ
ズムが皮肉にも映像に滲んでしまっていた。
それだけに「健さん」も残念・・・。一途な藤枝を演じた井川比佐しの苦悩する
姿はそれなりに評価出来る唯一のものであった。

というか、健さんに特攻の生き残りは、少々無理があり以下の人のような
リアル体験のある者が演じれば、そしてスポンサーの意向を極力排除出来る脚本
がないと、平坦な反戦映画として印象に残らない。
それもセリフでの描写のものは、残念な出来となって来る。



実際は特攻兵でなく、整備兵として見送った側の者は、特攻へと旅立つ者への
憧憬と印象は後々残ってしまうし、贖罪意識も強烈だったのだろう。
だけに歌に込める想いも・・・。



この映画でも雪のシーンが出てきたが、撮影の木村大作は印象的なシーンにした
ためるに長けていて、健さんの孤高の気高さにも良く寄与していた。

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                といったところで、またのお越しを・・・。