端的な「捏造」も、誤報扱いでそれに護送船団の「日本のメディア」は擁護に懸命だが、
そんなことしなくても、それぞれが信頼などとうの昔になくなっているを自覚出来れば、
以下のような「千里眼発言」などしないだろうけど・・・。
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見えていないもの2014年09月12日(金)
自分が傷つけられたような痛みと恐怖が、心に張りついて消えない。埼玉で、もの言わぬ
盲導犬が刺された事件に続き、全盲の女子生徒が駅で蹴られた
▲別々の事件ではあるが、弱者を狙って恥じない卑劣さに身震いする。
加害者の目には白杖はくじょうも点字ブロックも、いたわりの気持ちも映っていない。
大切なものを何も見ていない、荒涼たる貧しいまなざし
▲ 女子生徒の学校が「塙保己一(はなわほきいち)学園」と知り、教科書を思い出した。
埼玉の国学者塙は7歳で光を失い、晩年の40年で膨大な史書集「群書類従」を編さんした。
40年の労苦が、今になってやっと少し想像できる
▲193年前の旧暦9月12日は、塙の命日。郷土の偉人もきっと「一人で歩くのが怖い」とお
びえる女子生徒を心配し、多様な人が互いを尊重し合う社会の到来を願っていよう
▲人は五感の8~9割を視覚に頼って情報を得ている。それでも「もし、世界の全体を見よう
としたら目を閉じなければ駄目だ」(「ちくま日本文学全集」筑摩書房)と、寺山修司は言う。
時に目を閉じ、他者の痛みを想像する力を持ちたい。体調の悪い日や年老いて歩みが遅れ
るその日まで、分かろうとしないのではあまりに寂しい
▲目を転じれば、原発事故も被災者の姿も、特定秘密保護法への2万件の意見も、どうやら
「見えていない」人たちがいる。「見たいもの」しか見ないで突進する人は、危うい。目を閉じて、
しっかり注視を。
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/chijiku/ren018201409129786.html
「8月5日、6日の検証記事などで慰安婦問題が話題になっていますが、それについてどう
お考えですか?」
8月11日に兵庫県内のホテルで開かれた朝日新聞社の内定者イベント。 ある男子学生が
放った質問に会場は一気に緊張感に包まれた。
朝日が主催する夏の全国高校野球選手権を見学し、その後に幹部社員の講義を聞くとい
う 「甲子園見学会」と呼ばれる毎年恒例の研修での出来事だ。
講義のテーマは「朝日新聞と高校野球」。 イベントは終始和やかに進んだが、講義後の質
疑応答で飛び出した質問が、現場の雰囲気を急変させた。
質問された講師は朝日新聞大阪本社編集局長だった。 入社以来経済畑を歩み、2010年
には日銀の白川方明総裁(当時)に「ゼロ金利政策」について単独インタビューしたスター
記者である。
この質問にはさすがに面食らったようで、しばし沈黙。その間「会場は息を呑むように静まり
かえっていた」(内定者のひとり)という。
やがて局長は「私は社長でもなんでもないので個人の見解として述べます」と前置きしてか
らこう話したという。
「慰安婦に関して問い合わせが多いのは事実です。そのほとんどが批判です。 でも、朝日
はいつも批判されるんです。批判というより脅しめいたものもあります。 皆さんそれに耐え
られますか?それでも私たちは正しいものは正しいと常に言い続ける必要があるんです」
しかし、「正しいもの」が何であるかは具体的に言及することなく、「慰安婦問題というのは
これから一生ついて回るものですから、皆さんがしっかり勉強し、理解を深めた時にまたこ
うしてお話ししたいです」と語るにとどめた。
先輩ジャーナリストがどう考えているのか注目した学生たちは肩すかしをくらった格好だ。
参加していた内定者がいう。
「さすがに僕たちだって、この問題は各メディアを読み比べて勉強しています。吉田証言の
誤報が朝日にとって致命的なことも分かっています。それなのに身内になる者に対して木
で鼻をくくった態度には正直がっかりしました」
http://news.livedoor.com/article/detail/9228990/
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特定秘密保護法への2万件の意見も、どうやら「見えていない」人たちがいる
そのほとんどが批判です。 でも、朝日はいつも批判されるんです。批判というより脅しめ
いたものもあります
「正しいもの」がメディアに求められているのでなく、正確な情報である。
その正確な情報によって、判断するのは「国民」であるを見誤ってしまう「不遜さ」が、
金太郎飴みたいな同じ切り口の言論になるのだろう。
何より地方紙の「舞い上がりぶり」は、情けなさ全開で、見えてないのは「お前だろう」と
障害者の加害と被害なのを「他の事柄に簡単に結びつける」その目は仙人の千里眼
はたまた超能力かいなで、真相が分かれば「赤面するだけの恥の概念」を持っているか>
はなはだ疑問になる「強引な結びつけ」加減である。
この千里眼記者が存在すれば、映画でも超能力は発揮されて・・・。
もっともこちらは作り物であり、空想の世界だが・・・。
ここで日本のメディアの「美味しいところ取り」を真似たような作品てのが、日本のメディア
の精神構造に似ていて、それが設定だけを真似て内容をよりエロ・グロ・ナンセンスに貶め
て悦に入るイタリアものの映画である。
http://www.youtube.com/watch?v=3UYFLEZJ78A
「パトリック」 七十八年未公開作
母親の不逞を糾弾するための殺害から一挙に五感を失う人間の超能力による
サイコ・サスペンス・スリラーもの。
植物人間となった主人公の新任の看護人は、病室に寝たきりの状態なのに意思を
もってことをなすのを感じて、様々起こる不可解な事故の原因は、寝たきりの主人公
のなせる業ではないかと、徐々に思い込むようになる。
と、ヒッチコックの後継者らしい描写で、恐怖のありかに超能力というものの見えない
力の存在をにおわし、謎解きの妙味もある程度含めて、静かな映像を緊迫感を孕み
つつ展開されていく。
まぁ、中にはそりゃないだろうという場面も出てくるのだが、寝たきりの主人公の表情
のなさと起こりうる惨状のありさまに「念」のそれを最大限引き出す描写で、思念という
眼に見えぬものの不可思議を、丁寧に描いている。
クライマックスまでの静かな展開と、一気に爆発する思念の凄まじさに、当時のオカルト
的信憑性の映像化の流行を見ていると、人の思念の迷信もまんざら「嘘」ではないと、
それなりのまとまった映画ではあった。
と、元ネタの映画で、それを国内ヒットに「二匹目のドジョウ」宜しく、ちっかり乗っかって
作ったのが、以下のもの。
http://www.youtube.com/watch?v=onoZSz2GUo0
「パトリックはまだ生きている」 八十年未公開作
こちらは母親云々などまどろっこしいと、道路での悪意ある投石で主人公は「植物人間」
になっちまったと、心云々などどうでも良く「超能力」の程度には、生まれ時から備わって
いて、それがどんどんエスカレートすると、残虐な殺し方をつぎづぎ披露していくと、なる
ほどイタリアの解釈は、行くつく先は「エロ・グロ・ナンセンス」になると、もう脚本もあったも
のでなく、殺し方の残酷性アピールと全く関連性なく出てきてしまう女の裸シーンに、主人
公はこうあるべきと偏向して「スケベ」なスカートまくりのシーンなどを織り込む。
だけに上の作品との落差は大きく、あれまこれまの「イタリアさん、やりますなぁ」のモンド
セレクションかいなってな、トホホで超能力も脅威でなく俗物の「覗き見」・・・。
で、日本のメディアの「言論」が、上の作品でなくこっちの雰囲気に似てくるのは、
人間を描くでなく、単に客の喜びそうな描写に傾斜、それも「変態」的趣向に傾注すると、
真似たものへの敬意も、全くなく単なる「エロい空想」の描写化・・・。
まぁ、どこぞの影響かある日本のメディアも、ファンタジイー歴史に加担している点では
イタリアの「スケベ根性」と余り変わらないのに・・・、そこにインテリ的言論・・・。
で、お堅いインテリって、実際はとってもスケベ人間ってのが実証されているのを見ると、
言論の建前と、スヘケベな本音とを使い分ける「変態」の出来上がりってな・・・。
まぁ、徹底的にエロ・グロでせせら笑われても金になればの、イタリアの様の方が、態度と
してはそれこそ清々しい・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。