を追っていたものが、突如として死体発見で、思い出すのが「背のり」という
警察用語である。
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替え玉説裏付ける有力証言「遺体は事故前からあった」

韓国の旅客船セウォル号沈没事故を起こした運航会社の実質的オーナー兪炳彦
(ユ・ビョンオン)容疑者(73)の遺体はやはり替え玉か――。韓国の国会で
野党議員が24日「遺体発見現場近くの住人5人から『遺体はセウォル号事件
の前からあった』と聞いた」と住民との会話の録音テープを公開した。
一方、死因を調査していた国立科学捜査研究院
(科捜研)は25日「腐敗が激しく、死因を特定できなかった」と発表。
替え玉説につながる証言が現地で注目されている。
兪容疑者とされる遺体は、6月12日に発見された。当初はホームレスの遺体
として放置されていたが、今月22日に警察がDNA鑑定と指紋照合をした結
果、兪容疑者の遺体と断定し、発表した。その後、死因を調査してきた科捜研
は25日「腐敗が激しく、死因を特定できなかった」と発表した。
遺体をめぐっては、発見時から80%が白骨化しており、外見がまったく判別
できなかったため、兪容疑者はとっくに逃亡し、遺体は替え玉という説(本紙
既報)が出ていた。
しかし科捜研は「科学的に兪容疑者であることは100%間違いない。歯型も
確認した」と否定した。
それでも“替え玉説”は消えるどころか、裏付ける証言まで浮上している。
なんと、放置された遺体は4月16日のセウォル号沈没事故前からあったとい
うのだ。
複数の韓国メディアによると、注目証言をしたのは韓国の最大野党・新政治民
主連合の朴智元(パク・チウォン)議員。24日の法制司法委員会の緊急質疑
で「遺体が兪容疑者ではないという噂が地元住民の間で広がっている。

遺体発見現場近くの住人5人から『遺体はセウォル号事件の前からあった』と
聞いた」とし、住民との会話の録音テープを公開した。
その中で、ある住民は「遺体が放置されたのは6月12日ではない。はっきり
覚えていないが、4月中旬ごろから死体があり“兪炳彦事件”の前だったと思
う」と話し、朴議員は「兪炳彦事件とはセウォル号沈没事故のことだ」と補足
説明。そのうえで朴議員は「国民が捜査を信じられずにいる。国民の疑惑を払
拭させるためにも、真相調査委員会を立ち上げなければならない」と提言した。
遺体が放置された時期が本当にセウォル号事件の前だったら、遺体の“替え玉
説”に直結する。兪容疑者が最後に生存確認されたのは5月25日。
警察が別荘に踏み込んだ際、兪容疑者は隠し部屋に隠れ、捜査の手をかいくぐ
ったことが、同別荘で逮捕された秘書によって明かされている。
25日、朴議員はラジオ番組に出演し「国立科学捜査研究院の発表を否定する
ものではないが、住民たちからは『遺体はセウォル号の惨事の前からあった』
という声が相次いでいる。
遺体回収の日付が6月12日で、1~2か月の期間があったとすれば、その間
に遺体に細工することができるという疑惑も生じる」と改めて語った。
遺体を兪容疑者だと特定したDNA鑑定にも疑問の声は多い。韓国事情通は
「科捜研は遺体の骨からDNAを抽出し、捜査当局から事前に提供を受けてい
た兪容疑者の兄、息子のDNAデータと比較して特定した。ところが、韓国で
は兪容疑者と兄は血がつながっていないというのが公然の秘密なのです。
それを比較しても、そもそも意味がないでしょう」と指摘する。
やはり、兪容疑者は今も生きており、どこかでほくそ笑んでいるのだろうか。
http://news.livedoor.com/article/detail/9083962/
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事件の真相を有耶無耶にするのには、死人にくちなしが一番手っ取り早いし、
終息に落ち着くのもまた早いものだが、そこに習性と言うものを当てはめると、
さて・・・。

日本でも戸籍上の人物が、さて本人かは系統を辿り知人の証言とかを駆使しない
と、戸籍自体を乗っ取られる可能性はないではない。
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【誰が戸籍変えた…7人と縁組され、名字変更5回】
知らない間に、面識がない7人と養子・養親の縁組を繰り返したように戸籍が変
更されていたとして、東京都内の建設業の男性(57)が、縁組の無効確認を求
めて東京家裁に提訴し、19日に第1回口頭弁論が開かれる。
相手方7人のうち1人は死亡、4人の連絡先は不明で経緯も分からない。男性は
戸籍謄本を他人に渡した覚えがなく、「気味が悪い。早く本当の戸籍を取り戻し
たい」と話している。
訴状などによると、男性は戸籍上、2001年7月に北区の男性(69)と初め
て養子縁組したことになっていた。その後、05年までの4年間に、都内と千葉
県の男女4人の養子となる一方、都内と栃木県の2人の男性の養父にもなる縁組
がなされていた。これに伴い、名字も5回変更されていた。
男性が各自治体に提出された縁組の届け出を確認したところ、書類の筆跡は7枚
とも異なり、どれも明らかに男性と食い違っていた。第三者が男性と偽って勝手
に届け出たと見られる。
(2013年9月19日19時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130919-OYT1T01000.htm
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何より本人確認の仕方が、個人認証登録をしていないのだから、紙の上ではいか
ようにも「化ける」ことは悪意を持てば出来る。
小説「砂の器」でも、戸籍を乗っ取り別人に成り代わった人物が、刑事の執念で
それが暴かれるという。
戦後の混乱期の「成りすまし」を題材にしていたが、いかのような人物の怪しさ
も「背のり」というものであったら、それこそすべてが氷解して、捏造の一人歩
きにメディアの加勢が加わりなのだから、信憑性などどこ吹く風である。



この人物の本体はいかほどか・・・。
背のりという「成りすまし」による虚偽の捏造が時を経て、歴史的なものとなる
だけに、上の死亡も、この背のりの逆パターンとして、死者に成りすましてどこ
かで生きている想像は、誰でもしてしまうし、あの国では造作ないと思える。
ただそこに人間的「良心の呵責」という普遍的精神性があれば、「嘘に塗れる」
のを良しとしないだろうが・・・。
で、その昔の映画に「遺産に目がくらみ、独り占め」に執着したが、いよいよ
ばれるとなったとき、偏執狂であっても「良心の呵責」から壮絶な最後を迎えた
なんてサスペンス的なものがあった。
それがずばりな題名「パラノイア」という、ホラーで御馴染みのハマーの映画
である。

http://www.youtube.com/watch?v=UQ9C2bGTtU8
「paranoiac」 六十三年未公開作
数年前に亡くなった資産家夫妻の一家には、三人の子供がいてそのうちの長男は、
遺書を残して自殺をしてしまった。
ただその遺体は発見されずで、あとの二人の次男と長女は、飲んだくれの不逞の
次男と病的に長男の死にこだわる長女で、あとは父の妹の叔母と看護婦の四人で
広大な屋敷に住んでいる。
そして病的な長女は、夜な夜な長男の幻影を見ると、より神経が病んでいくが、
それが幻影でなく長男そっくりな男であった。
と、サスペンスの程度は薄いのだが、膨大な遺産を巡る暗闘は複雑さをまして、
成りすましの長男と病的たが長男を信頼する長女と、不逞な次男と叔母、そして
次男と出来ている看護婦との対立が、そこはかとない殺伐さと不可思議な出来事
のスリルを高めて、ゴシックホラーでなくとも、それなりにサスペンス物も作る
ことが出来ると認めさせる徐々に真相が明らかになり、そして醜い人間性を怖さ
に変える手法は、それなりに楽しめるものとなっている。
「成りすまし」の長男と、妹の阿吽の呼吸に「成りすまし」も良心の呵責に友人の
発案の実行を渋り始めたり、そしてなりより病的な役柄にはピッタリの風貌のオ
リバー・リードの次男の悪辣なやり方と形相が、より怖さを高める。

この画像のような「逝ってる役」をやらせれば、ピタリとはまる。
ただ不逞の飲んだ暮れに、元々あったわけでなく、遺産の有無が、そして叔母の
影響が「悪巧みを実行させ」そのための良心の呵責に苛まれていた・・・。
と、最後は自分で殺した長男の骸骨と共に、業火に包まれてしまう。
と「因果応報」な結末となるが、「悪因悪果」と違ったことわざも適用出来るス
リラーとなっている。
題名がパラノイア、偏執狂と訳されるが、題名自体が次男のオリバーリードに当
てはめたみたいな映画であった。
やたらと何かに拘る、それが他のものの生命となると、やはりパラノイアという
語句からは、歌にもあのだが、単なる恋愛物を歌ったのに、異様なボーカルとな
ると、悪魔的・オカルト臭が漂ってきてしまう。
Paranoid/Warner Bros / Wea

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といったところで、またのお越しを・・・。