海難事故として、救助の手間取りもまた経験不足も手伝ってね不明者の安否は、はな
はだ希望のもてないものとなって、もう遺体発見のための捜索となった事故は、正に事
故もまたその後も、見よこれがかの国の現状だをリアルに映し出して、今更ながらの
様相を呈して、これまでの認識の正しさと、それを補強するに足る出来事となった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
韓国南西部、珍島(チンド)沖で発生した旅客船セウォル号沈没事故で死亡した檀園高
校の学生の遺族らと、奇跡的に生還し入院治療中の学生の家族らが衝突を起こし、周
囲をがっかりさせた。
病院関係者は「病院内に葬儀場と病室が存在するため、そのような争いが広がったよ
うだ」と心配した。
去る20日午前、京畿道(キョンギド)・安山市(アンサンシ)・檀園区(ダンウォンク)コジャ
ン1洞コリョ大学校安山病院本館1階のロビーでは、病院内の葬儀場に遺体が安置され
たある遺族と、生存学生の家族間で、衝突が起こった。
遺族Aさんは、患者衣姿で腕に点滴をした学生が保護者と共に横を通ると、「うちの子は
いったいどこへ行ったんだ…」と言い放った。予想外の攻撃を受けた学生の保護者Bさん
も激憤し、「うちの子は罪人なのか。なぜうちの子に文句を言うのか」と対立した。
2人は病院の保安担当職員に制止され、おおごとにはならずに済んだ。
19日午後にも、ある行方不明者の家族が同病院に入院中の教諭Cさんのもとを訪れ、
「子どもたちのことは放っておいて、ひとり入院しているのか。わたしたちに謝罪でもす
べきではないか」と抗議する場面があった。
結局、Cさんは別の病院に移り入院したが、深刻な不安感を訴えているという。
病院側はこのような衝突に関して、遺族と生存者家族が同じ場所で顔を合わせること
のないように配慮を行う方案を検討している。
安山病院の関係者は「檀園高校がまもなく通常授業を再開すると明らかにしたため、
入院中の学生たちも退院手続きをしていくことになる」とし、「遺族たちの心境が心配だ
が、つらくても考え直し、さらなる傷を増やさないでほしい」と話した。
4月21日14時現在、同病院には5~12階の病棟に生存者(学生)73名と行方不明者の
母親1名が入院しており、すぐ横の葬儀場には学生6名の遺体が安置されている。
Yahoo!ニュース 聯合ニュース 4月21日(月)15時6分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00000024-yonh-kr
1950年6月28日未明、ソウルは雨が降っていた。真っ暗な闇を突き抜け市民は、龍山
と鷺梁津をつなぐ漢江人道橋(漢江大橋)に延々と集まった。
北朝鮮軍戦車部隊が南侵二日目に弥阻止線を越えたことから、「首都ソウル死守」を
約束した李承晩大統領と政府要人は27日未明、南行きの列車に乗り首都ソウルとソ
ウル市民を棄て逃走。
当時、漢江人道橋は、南へ脱するソウル市民が街を分断する漢江を歩いて渡るため
の単一の鉄橋であった。
▶4000人余りの人々と車が橋に殺到し、混雑のあまり身動きも取れない状況だった2
時30分頃、天地を揺るがす轟音とともに火柱が上がった。歩道橋が真っ二つに裂け、
橋上の人と車がばらばらに散らばり漆黒の川の中に飲み込まれた。北朝鮮軍の追
撃にパニック状態となった韓国軍がTNT爆薬 3600ポンドを使い市民が退避中の歩
道橋を爆破したのだ。政府に棄民されても生き抜くという一念で、橋を渡っていた民
間人500~800人が理由も分からぬまま命を失った。
▶歩道橋爆破を指示したのはチェビョンドク陸軍参謀総長。臨津江と禮成江橋を爆
破しなかったので北朝鮮軍進撃速度が緩まなかったと信じていた彼は「爆破に失
敗したら銃殺」と急き立てた。しかし前日、漢江人道橋の爆破タイミングについて軍
参謀たちが激論を繰り広げるとき、彼は居眠りしていたという(イチャンロク「漢江人
道橋爆破の内幕」)。
北朝鮮軍が漢江人道橋付近に現れたのは歩道橋爆破が終わり6時間が過ぎたころ。
爆破判断が緊迫した瞬間だったとしても軍首脳部が市民の命を救うことにもう少し
考えが及び、歩道橋の交通整理に対応する時間を割けば、これほど多くの犠牲者
が出てこなかっただろう。
▶いずれかの人のせいばかりすることもできない。国民の生命と安全を担当するの
は、李承晩内閣の当時の行動や判断が全てだ。北朝鮮軍が事前通告した南侵を
無視し、北朝鮮軍が短時間で首都ソウルに迫ると狂乱状態となり、敵の銃口の前
に晒された無力な国民の安全を政府は「知らない」とさえ言った。
▶一昨日、漢江ノドゥル島で歩道橋爆破時亡くなった英霊たちを癒す慰霊祭が60年
目に開かれた。国の保護を受けるどころか、国を導く人々の誤った判断のために
青天の霹靂のような死に様にあり、彼らの魂は死んでも成仏せず空を浮遊してい
るのだ。その慰霊祭を主催したのも李明博政府ではなく国連韓国参戦国協会とい
う民間団体だ。政府は今からでも悔しい犠牲者と遺族に謝罪し、ノドゥル島に慰霊
塔を立てなければならない。
2010.06.29
6.25 漢江大橋爆破事件の犠牲者 朝鮮日報(韓国語版)
国連軍従軍慰安婦問題を含め同胞へ対する朝鮮戦争での様々な残虐行為は国
策上封印され、事件から60年余りが経過した今現在も、漢江大橋爆破事件犠牲
者の慰霊碑建立は固く禁じされているそうです。
第一次朝鮮戦争詳細が再注目されている昨今、自国の歴史の真実に触れると韓
国国民の怒りの矛先が日帝から韓国政府に向い、国家国民の砂上の自尊心が
崩壊する危険性があります。
改めてアウシュビッツ被害を上回る朝鮮人ジェノサイドの従軍慰安婦問題や祖国
建国の英雄李承晩を讃える竹島問題などを緊迫させるべく、早急な反日対策が
必要です。
「乗務員の退避は最後。みんなを助けた後に私も行くから」。韓国の旅客船セウォ
ル号の沈没事故で、おびえる乗客を最後まで励まし続け、自らは犠牲となった女
性乗務員パク・チヨンさん(22)に称賛が集まっている。乗客を置いて逃げ出した
船長らの行動と対照的だったこともあり、韓国社会の関心を引きつけている。
報道によると、パクさんは16日午前、傾き始めたセウォル号の3階食堂付近にい
た。直立できない状況で悲鳴を上げる修学旅行中の高校生らに、パクさんは救命
胴衣を次々と着せていった。
時間の経過とともに船体がさらに傾き、船内にパニック状態が広がっても、パクさ
んは「安心して。みんな救出されるから」と笑顔で鼓舞し続けた。
「早く海に飛び込んで!」。こう叫んだ直後、パクさんの姿は見えなくなったという。
生徒らは漁船などに救助される一方、パクさんは遺体で見つかった。泳げなかっ
たとの報道もある。
パクさんがセウォル号の運航会社に入社したのは約2年前。直前まで経営学を学
ぶ大学生だった。
父を病気で亡くし、残された母と妹を経済的に支えようと、1年前に入ったばかりの
大学を休学。親戚の紹介で非正規職員として船乗りの世界に飛び込んだ。
明るく思いやりのある女性。それがパクさんの評判だった。いずれは大学に戻るこ
とも考えていたとみられる。
21日付の韓国紙、東亜日報は、パクさんがどう対応すればいいのか無線で操舵
室に10回以上問い合わせたのに、誰も答えなかったとする関係者の証言を1面
で報じた。
「セウォル号で最も船員らしかった人」「いつまでも記憶する」。インターネット上に
は哀悼のコメントがあふれ、休学していた大学は名誉卒業証書を発行した。
ネット上ではパクさんを国立墓地に弔い、遺族に対し丁重な補償措置を取るべき
だとの署名活動が始まっている。
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2014042101002159.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
自国民を助けない政府という構図では、何より保身に走る人々にとっては、どうにか
美談を作り出したい思惑もあり、あのアシアナ航空機事故と同じようなものが飛び出
して、あとは再現ドラマで「何とか体面を保つ」とかの工作はお手の物だろう。
なんとかその裏が滲むから、どうしてもうそ臭さが目立って余計毛嫌いされるという
「自作自演」は、それこそご愁傷様なありさまだ。
で、ここでの再現ドラマは、美談として「自己犠牲」をとなって、それなりのものを作り
あげるのだろうと予想出来る。
まさかとは思うが、以下のような監督に制作を頼めば、それこそパニックに名を借りた
エロ・グロな内心の思考の発露を観客は強制的に見せられる羽目に陥りと、趣味の悪
さが鑑賞後の唯一の感想となって来る。それが「サイクロン」「アンデス 地獄の彷徨」
の監督作品。
http://www.youtube.com/watch?v=YU-sXPhbea4
「サイクロン」 七十八年未公開作
日本風にいえば自然災害の「大型台風」に遭遇してしまった人々の苦難や苦境の様を
監督の独特の感性で作り出すと、そこは災害の時でも空腹は待ってくれないという基本
的に食に対する原始的生物性と、普段と違う非日常での倫理観を問い掛けて、口に出
来るものは何でも生き抜くために、口にする。
このコンセプトでの、災害を生き延びた人の倫理観と生存意識との葛藤を淡々と、それ
が自然であるかのように描く。
と、以前の飛行機事故の映画がヒットしたのを良いことにした「柳の下のドジョウ」的災害
を作り出して、同じ手法で何の山もなく、単に人間も非常時には食料だと、ただそれが言
いたいだけの災害パニック映画で、それ以外は特撮もしょぼくて、記憶には残ることのな
い出来・・・。
さすが前作の二番煎じは、劣化するしかないを物語ってしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=NUDP2mSx9bU
「アンデス 地獄の彷徨」 七十六年未公開作
実際に起こったウルグアイの飛行機のアンデスでの不時着からの生還を描くものだが、
ここで大問題になったのが「食料のない雪山で生還出来た疑問」というおぞましい食人
という「生きるための行為」に対する覗き見趣味は、きれいごとの羅列でない生きることの
「命のやり取り」の構図だから、全否定されるものでもなく、そこにある人間の醜悪な心を
投影させると、やりすぎでも見たくなる心情もまた理解出来る。
そんなだから「興行的成功」となる要因が、そこにあるグロテスクな場面に目を背けつつも
いざとなれば、生きるための行為となって死者を生かすのは「食料化」も・・・。
ただ特撮もしょぼく、脚本もヘタレだから緊迫感はないし、現実に起こった事故の認識が
なければ、上のものと変わらぬ平凡すぎる出来ではある。
それでも「アンデス」での遭難からの生還に、人間の生命力と、そのための行為は恥ずべ
きかの最大の難問として、日常での鑑賞は「考えさせられる」現実ではある。
とはいえ、覗き趣味的制作方法は、いかがなものか・・・。
- グローバル・カタストロフィー―その時、人は冷静に対処できるか (Newton Science .../ニュートンプレス
- ¥3,024
- Amazon.co.jp
といったところで、またのお越しを・・・。