償騒動に発展するとかの報道に、起因するのは「馬鹿発見器ツイッター」やらネ
ットワークの発達がそれらを助長しているのは明らかだし、若年層の意識の様が
様変わりして、社会との接点の認識欠落が大いに関係しそうで・・・。
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アルバイト店員の悪ふざけが元で、チェーン本部が謝罪する事態が相次いでいる。
発端の一つは、ローソンの店員がアイスクリームのケース内で寝そべる写真がフ
ェイスブックに投稿され炎上した事件だ。ローソン本部は7月中旬、謝罪したう
えで、問題がおきた店舗とのフランチャイズ契約を解除した。
また、ハンバーガーチェーン「バーガーキング」でも、男性アルバイト店員が、
大量のバンズ(ハンバーガー用のパン)の上に寝そべる写真をツイッターに投稿
し炎上、本部が謝罪する事態となっている。
食べ物の上に寝そべったら当然「アウト」だし、そういった写真をネットで公開
したら「ヤバイ」のは明らかに思えるが……。企業側はどうやってこうしたトラ
ブルを防げばいいのだろうか。企業のコンプライアンスにくわしい山口利昭弁護
士に聞いた。
●ネットやリアルの『共感』が、彼らを駆り立てる
「問題を防ぐためにはまず、『彼らはなぜ、そんなことをするのか』を理解する
必要があります」
――何が原因と考えるべきなのか?
「不適切な行動をとる従業員のそばには、写真を撮ったり、行動をあおったり、
進んでネットに投稿してあげたりする共感者がいます。そしてネット上にも、
これを見て共感する仲間うちの狭い社会があります。
彼らを不適切な行動に駆り立てているのは、このようなリアル・ネットでの
『共感』だと思います」
http://blogos.com/article/67978/?axis=t:7812&gi=4

アルバイト店員がキッチンの冷凍庫内に入った自分の写真を撮ってツイッターに掲
載し、物議をかもしたステーキレストラン「ブロンコビリー」が、8月12日、問題
を起こした東京都・足立梅島店を閉店することを発表。各種報道によると元アルバ
イト店員に対して損害賠償請求も検討しているといい、この措置が大きな波紋を呼
んでいる。
ジャーナリスト津田大介 「彼らがやったことに対する社会的制裁が明らかに釣り
合ってないし、不採算店舗を閉める口実として使うならより最悪。
コンプライアンスをはき違えてるんじゃないの」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130817-00000002-rnijugo-sci
ニコニコ動画会長 川上量生「悪ガキのおふざけにお灸を据えるのに、彼の人生を
台無しにさせることで世間に責任を果たしたつもりのクソ経営者。 そして他人の
不幸を見て悦に入りながら、社会正義を執行した気分にひたる賛同者。」
「ま、どうせ不採算店の整理の口実にうまく使おうとしたというところで2重に
偽善だね。もし、儲かっている店をこれで閉鎖するのだとしたら経営者としてもた
だの馬鹿だ。」
http://togetter.com/li/549127
脳科学者の茂木健一郎「低賃金で働いているバイトの不始末で、店舗閉鎖とか、フ
ランチャイズ取消とかする「経営判断」の方がお粗末なのであって、それで損害賠
償請求とか、明らかに常軌を逸している。バランス感覚、なさ過ぎだよ。
それを拍手喝采する「世間」は、程度低すぎ。」
https://twitter.com/kenichiromogi/status/367094414985805824
https://twitter.com/kenichiromogi/status/367100681598943232
漫画家 平野耕太「いままでバーミヤンだのファミレスだのパスタ屋だの和食だ
の焼肉だのが出ちゃ潰れ出ちゃ潰れの場所じゃん?
でさ、ブロンコビリーの閉店も大体おなじくらいの期間でさ。これさタイミング
的にバイトのいたずらのせいにされちゃったけど店としてはいい頃合でさ。
上層部的にはにんまりじゃねえの感」
https://twitter.com/hiranokohta/status/366884580038414337
https://twitter.com/hiranokohta/status/366883354181775360
https://twitter.com/hiranokohta/status/366882577476362241

日本でも後を絶たない「冷蔵庫に入ってみた」写真。
話題のジャンルは違えど一時期一大旋風を巻き起こしたマカンコウサッポウ
のように、今月に入り続々と世界中で冷蔵庫に入る写真が確認されている。
そんな中、中国でもついに冷蔵庫に入る女性が確認された。
彼女曰くあまりに暑いのにエアコンが買えなかったから冷蔵庫に入ってみた
のだという。はたして日本のように炎上するのだろうか。
冷蔵庫に入っているのは女性のようでエアコンを買うお金が無いから冷蔵庫
に入ってみたということだ。
この写真からは何処のお店の物なのか、そもそもお店の冷蔵庫なのかははっ
きりせず、日本のように即座に「特定」とはいかないようだ。ただし未開封
の商品がいくつか入れられていることから、なんらかの飲食店かコンビニで
あることは間違いないだろう。

また「冷蔵庫に入ってみた」写真は日本・中国だけでなくお隣韓国でも発見
されており、こちらのケースでは子供がコンビニの冷蔵庫に入っていること
が確認でき、欧米諸国でもアイスケースに入ってみたという写真が発見され
ている。
もちろん日本の炎上事件を発端に世界中に拡散していったわけでは無く、
たまたま日本のメディアで散々取り上げられた結果、
海外の同様のケースが目立ちやすくなっている状態であることは否めないが
何故か海外では日本のような社会現象にはならない。
やはり日本独特の文化や価値観の違いなのだろうか。
―海外の反応
・血が凍りそうだ
・賠償責任だな
・非常に興味深いエアコンだ
・パンツ履いていない?
・素晴らしいアイディアだ
・かわいい!このまま凍らせたい
・何とも言えないなあ
・私のエアコンをあげましょう
・凍りそう
・窒息死しないのこれ?
・虐待だ。かわいそう
・非常にクールだ
夏が冷蔵庫であれば、さしずめ冬には「おでん」になるのだろうか。
http://www.yukawanet.com/archives/4517871.html#more

アイスクリームの冷凍ケースに入り、ピザ生地で顔面を覆う-。
コンビニエンスストアや飲食店のアルバイト従業員によるSNS(ソーシャル
・ネットワーキング・サービス)への非常識写真の投稿が止まらない。
アルバイトに損害賠償請求を検討する動きも出てきた。
投稿者自身も勤務先を解雇され、インターネット上で個人情報が丸裸に。
なぜ、代償に気づかないまま「悪ふざけ」に走るのか。(松岡朋枝)
◇
■バックヤード系
「ニュースを見ていなかったので、ツイッターの投稿が騒動になっていること
は知らなかった」 今月18日にピザ生地で顔を覆った写真をツイッターに投
稿し、《ピザって息できないんだな》とつぶやいた宅配ピザ店の男性アルバイ
トは、運営会社の事情聴取にこう答えた。
男性が写真を投稿する1カ月前の7月15日。
コンビニ大手「ローソン」が、
男性アルバイトが店内のアイスクリームの冷凍ケースに入った写真をフェイス
ブックに公開されたことを公表し、謝罪した。
問題のあった店は同日休業した。
《今日暑くね?》と店の冷蔵庫に入った男性や、冷凍ソーセージをくわえてウ
インクする女性。
厨房(ちゅうぼう)などで撮影されたこうした写真は「バックヤード(売り場
の裏側)系」と呼ばれ、ローソンの公表が呼び水となり、相次いで発覚した。
これらの画像の半数は、ローソン公表前に投稿されていたのを、ネット利用者
が“発掘”したものだが、騒動後に投稿されたケースもある。ネット上には
「なぜ学習しない?」との指摘が相次いだ。
■迷惑意識はなし
「内輪で盛り上がっているだけで周囲に迷惑をかけている意識がない。
『どうして非難されるの?』という気持ちなのだろう」。
博報堂生活総合研究所の酒井崇匡(たかまさ)主任研究員(31)は若者の心
境を分析する。
酒井氏によると、若年層はネット上でも現実の関係を求める傾向が強く、ツイ
ッターで小人数のグループを作る。
そして、「沈黙を嫌い、会話を途切れさせないためにそれぞれが『何かおもし
ろいこと(ネタ)』を提供する。
自分たちでネタを作って笑い合う閉じたコミュニケーション」に没頭し、
周囲への影響に気がつかないまま、ウケ狙いの過激な投稿に走るようだ。
しかも、ニュース情報などを元に不特定多数が意見を交わす
「2ちゃんねる」などのメーンユーザーである30代後半から40代と対照的
に、若年層はネット活用能力が稚拙だ。
こうして投稿された非常識写真を、2ちゃんねる利用者らがたちどころに発見、
「特定班」と呼ばれる人が、画像を手がかりに投稿者を特定し、店舗に報告。
ネット上には投稿者の名前が拡散する。
ある男性アルバイトは事態発覚後、運営会社にこう話した。
「まさか、名前まで特定されると思わなかった」
ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130825/crm13082509050001-n1.htm
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次々出てくる類似の「悪ふざけ写真」は、特定アジアにも伝播して、それらす
べてが「食品関係」と、口にするものという人目で「販売」に影響する類いな
ものだから、その思慮のない行動様式は、若年層の非常識が巻き起こす「食に
対する畏敬の念、職に対する気概のなさ」を物語って、労働というものの本質
にも、歪んだ「金のための時間の浪費」というストレスに対する反発も含まれ
ようが、いかんせん「他人に迷惑」を自覚出来ない人の存在は憂慮すべき社会
ではあるだろう。
これが遡ること七十年代では、同じ「イタズラ」という若年層の悪ふざけも、
愛嬌があり、その上小さくても権力への反発という反体制批判も含み、強い者
をくじき、弱い者を助ける人間としての資質も感じさせる出来事としてまとめ
たのが「ぼくたちと駐在さんの七百日戦争」という映画で描かれていた。

「ぼくたちと駐在さんの七百日戦争」 〇八年公開作
やんちゃだけど正義感もあり男気もあるのだが、女性に対してはる晩生の高校生
という像をやらせればぴたりはまる市川隼人が主演の映画。
青春の一ページの出来事として、田舎の高校生の生態を活写したほのぼの、そし
てちっぴり男気と、やんちゃな迷惑でも、そこには一定のルールのありかを示し
て気分のよい鑑賞時間をすごすことのできる秀作。
何より対立するのが国家権力の末席にある田舎の駐在所の警察官で、こちらも
また「やられたら、やり返す」やんちゃぶりだから、映像がスムーズに進んでい
き、笑いながらこのやんちゃ集団は、病気の少女の希望に沿う行動をとり始め、
自らの立場の窮地へと追いやる行動にも、躊躇しないと自己犠牲の精神も描かれ
て、一瞬の美しさと、そのはかなさも暗示する「花火」の打ち上げへと向かう。
と、できすぎた青春ドラマだが、その背景にある田舎の風景とがあいまって、
鑑賞を感傷に変えてくれる。
輝くような若さの暴走と、はかなくも散って行く花火、その一瞬の美しさが終わ
る時、青春と呼べる時間も過ぎていく・・・。
と、馬鹿な行為に懸命になる時間の愛おしさと、花火に象徴される「祭りの後」
のむなしさもほんのりと描いて、気分のよいまま見終わることができる。
まぁ、昨今の若年層の「イタズラ」の程度の悪さとは相容れない七十年代の他人
を認めて、その上でイタズラを仕掛ける「愛嬌」のあるものは、コメディー・タ
ッチな映像だからこそ、それを描ききれるものだろうが、相当に差異がありそう
で、同じ世代の過ごし方に、良くやったと賞賛を送るものと情けなさにとほほと
感じる昨今の・・・。
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といったところで、またのおこしを・・・。