貶されると他人を攻撃して茶を濁すしかない脆弱さ「首狩り農場 地獄の大豊作」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

自分達の中では唯一世界に受け入れられたという「妄想」が、見事なまでに貶されて

みれば、後に残るのは「自己反省」など全くなく、認めない相手に対しての「口攻撃」

それも「自分には徹底的に甘いくせに、他人にはキムチみたいに辛く厳しい」のだから

他人からみれば「嘲笑のそれ」である。

にしても、この「反発の記事」がイタリアに伝えられれば、ますます嫌悪が広がると思う

のだが、そこらには国内的に「世界で人気を煽る風潮」をやめてしまったら、政府の金の

出し方に批判が出てきてしまうのを、恐れているのか・・・。

どちらにしろ、評価は上がるはずもなネガティブな言い回しは、あちらのマスコミが高め

ているつもりで、評価を落としてしまうというスパイラルからは脱却できそうもない・・・。


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1995年、サッカーの英プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドFCのFWエリック・カン

トナが相手DFをけり、レッドカードを受けた。相手チームのファンたちは一斉にブーイング

を浴びせた。フランス代表経験のあるカントナは「キング・エリック」と呼ばれるマンUの看

板スターだった。
そのカントナが選手出入り口から退場する間もブーイングは続いた。熱くなりやすい性格

のカントナは、フェンスを飛び越えて相手チームのファンに跳びげりを食らわせた。

これが有名な「カントナのカンフー・キック事件」だ。カントナは出場停止10カ月と懲役2週

間を言い渡されたが、後に社会奉仕120時間に減刑された。
この件以来、欧州のサッカー・スタジアムの様子が気になり、実際に数回観戦した。観客

席は想像以上に熱かった。歌と歓声で耳が詰まったようになり、隣の人と会話すらできな

い。試合が少し熱を帯びてきたかと思うと、全観客が立ち上がってその場で飛び跳ねたり、

腕を振ったりした。普段ネクタイを締めているビジネスマンも、ジーンズをはいてサッカー

場に来れば別人になった。
小説『ブリキの太鼓』などで知られるドイツのノーベル文学賞作家ギュンター・グラスは、

サッカーを称賛する詩『夜の競技場』で「ゆっくりとサッカーボールは空に浮き上がった

/詩人は孤独にゴール前に立ち、審判は笛を吹いた」と詠んだ。
しかし、アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスは「チェスで始まりサッカーで終わる

国が何をするというのか」と嘆いた。ボルヘスはサッカーが極端な民族主義のぶつかり合

いの場になることを懸念したのだ。イタリアの作家ウンベルト・エーコは、サッカーの中に

「地域主義ファシズム」が存在するのを感じ取り「サッカーは好きだ。しかしサッカーファ

ンは嫌いだ」と語った。
歌手PSY(サイ)が先月26日(現地時間)、ローマのサッカー場で大ブーイングを受けた。

今年のイタリア・サッカークラブのチャンピオンを決める「2013コッパ・イタリア(正式名称

TIMカップ)」決勝戦直前だった。PSYは世界的ヒット曲「江南スタイル」を歌い「乗馬ダン

ス」を披露した。ところが、観客席のムードは冷ややかで、ひいきチームの応援歌を歌っ

たり、爆竹を鳴らしたりしていた。そして歌が終わるとブーイングが巻き起こった。

決勝戦はローマを本拠地とする宿敵チーム、ASローマとSSラツィオの対戦とあって、い

つになく緊張した空気が漂っていた。観客はPSYの歌に耳を傾ける余裕がなかったようだ。
それでもPSYは毅然(きぜん)としていた。もともと何事にもめげない男だが、この出来事

にも動揺することなく「イタリアを愛しいます」と言ってステージを降りた。イタリアのインタ

ーネットユーザーたちは「観客はPSYをなめているわけではない」として、ライバルチーム

をたたきのめしてやろうと意気込んでいる観衆にアジア人歌手の歌を聞かせた主催者側

のセンスのなさが原因だと話している。
しかし、ASローマのファンには、先月12日に相手チームの黒人選手を愚弄(ぐろう)する人

種差別的なやじを浴びせ、試合中止という事態を招いた「前科」がある。やじやブーイン

グは応援の一種とは言えないだろう。ファンたちは世界的スターのライブ公演に対して

最低限のマナーを守るべきだった。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/02/2013060200329.html



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歌手PSYが27日にイタリアのローマで開かれた公演中に災難に遭った。
伊プロサッカーのASローマとラツィオによるイタリアカップ決勝戦を控え『江南(カンナ

ム)スタイル』を熱唱したが、サッカーファンから歓呼の代わりに荒々しいヤジだけ受

けた。
欧州のメディアは今回のハプニングと関連し人種差別疑惑を取り上げた。
イタリア最高のサッカークラブを決める舞台に東洋人歌手を招いたことが両チームの

サポーターの気分を害したという分析だ。
APは「PSYに向けられたファンのヤジが人種差別的なのかは確実でないが、両チー

ムのファンが人種差別で悪名が高いことだけは明らかだ」と遠まわしに疑惑を提起した。
暴力が乱舞する応援スタイルと関連し、「景気低迷の副作用」とする分析もある。
債務不履行(デフォルト)の危機に陥ったイタリアは工業が発達した北部と貧しい南部

の顕著な経済格差、企業と労働者、正規職と非正規職の対立が激しい。このような不

満がサッカー場で暴力的な応援として噴出しているということだ。
セリエAは積極的な投資を基に1990年代から2000年代初期まで欧州最高のリーグ

の地位を享受したが、 いまではトップスターを引き込む資金も魅力もない2流リーグに

なった。八百長や審判買収のようなモラルハザードもしばしば起きている。


http://japanese.joins.com/article/086/172086.html?servcode=700§code=720&cloc=jp |main|breakingnews
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世界的スターのライブ公演 2流リーグ モラルハザード


あの「都会のスラムと化している大久保近辺」をデモをしている人たちに対して「レイシスト」

とかで日本でも勇んで攻撃を掛けているが、このマスコミの「レイシスト」ぶりはどうだろう。

そこに招かれたか、押し込んだかの「前フリの役目」の盛り上げが、どこを間違うと「ライブ」

とかになるのか、単なる「カラオケ口パク」・・・。色物芸人扱いしかされていない者を、誇ら

しいとかでは、あまりにもズレた感覚としか思えない。


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こういった画像も、的を射ていて「世界が孤立」している。

逆を言えば、世界から相手にされない「かの国」の様相だから、誰でもクスっと笑える。

それを「受けている」と捉えるのも、なんとも哀れになってしまうが・・・。


映画の中には、こういった「バチモン」扱いのものは多数あり、そしてそこに誇大な邦題

を付けて、パッケージもそれなりのものを取り付けて、間違ったらごめんなさい商法を

取り入れたのが「首狩り農場 地獄の大豊作」という、意味不明ながら興味を沸き立た

せるかのものがあった。



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http://www.youtube.com/watch?v=XQVt-Lw0cGI

「首狩り農場 地獄の大豊作」 八十七年未公開作


宝石泥棒の男女四人組が、うまうまと目的を達して逃走を図るが、道中でエンスト

してしまって、隠れ家を探す出だしから、延々と森を歩く場面で邦題の怪しさが丸

分かりになって、やっとたどり着いた一軒家、そこにはお色気むんむんの熟女が

いて、それと人の良さそうな髭の家主と、頭の足りない下男の珍妙な三人・・・。

首狩り農場とは恐ろしく違って、大豊作も地獄とあれば「犠牲が酷いありさま」になって

みるに耐えない「血みどろな暗い画面」でなくて、だらだらとどこかのアイデアばくりの

映像で犠牲が増えていく・・・。

単にしょぼい犯罪者と被害者との葛藤で、被害者の方が逆襲を企てるでなく、都合上

殺してしまうとかの、どうにも緊迫感から見放された映像は哀しい限りである。

お色気担当の熟女も、もそっと力の入ったラブシーンをやればいいものをの「ダラケ」

まして突如として登場する地獄の使者のナレーターが意味不明、それが盛り上がらない

残酷シーンを更にコメディー・タッチにしてくれる・・・。

と、どうにも違和感がある付け足しに制作年としては古めかしさも感じられて・・・。

流石にロージャー・コーマンの下で働いていると、師匠のやり方を踏襲するようで、もと

もとの作品を買い叩いて、そこに新たな場面を当てて一本の作品として仕立て上げる。

という手法で、もともとは「なんとかハネムーン」とかのやつで七十一年に制作された。

ということになると、監督作品としてはなんともなのだが、脚本も演出も大差ない緩さは

共通すると「ダメ映画」は、どこまで行っても誰が作っても、それらの手法で後に顰蹙しか

されないとなってきそう・・・。


なんだか世界の大スターってな枕詞と、この作品の生い立ちと似てくるのは、さてさて

「どこぞのパクリ」を、周回遅れで出してくれば、その場では瞬間的興味が湧くが、それは

どっち道「色物的扱い」として、後には延々と「嘲笑」でしか、迎え入れないとなって来る。


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             「ゴミクズな映画や、捏造の被害」と違った被害の実態の本の紹介

             の方が有意義である。 その昔の「日本人引揚者の被害」の一部

             始終・・・、これまで発売されなかった翻訳本が発売になる・・・。 


                            といったところで、またのお越しを・・・。