常軌を逸した鬼畜犯罪が発覚して、連日報道をしているのだが、今ひとつ腑に落ちない
のは、被害者でなく加害者の周辺の記事が少なく、どんな人物かは「怖い」一辺倒だけ
で、直接の「暴行実行犯」の引きつれていた連中さへ解明しないとか、どうにも不可解で
どこか報道に腰の引けた感じが見て取れるのだが・・・。
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兵庫県尼崎市の民家から3遺体が見つかった事件は県警が家宅捜索に着手してから
20日で1週間。
角田(すみだ)美代子被告(64)が標的とした家庭を暴力で支配し、
現金を巻き上げるなどした上、崩壊に追い込んできた実態が次々と明るみに出るな
か 、美代子被告の指示を受け、暴力支配の中心的な役割を果たしてきた李正則受刑者
(38)の存在が改めてクローズアップされている。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121020/waf12102014440010-n1.htm
暴力支配支えたマサとハナ 尼崎連続変死事件
尼崎市連続変死事件で、昨年のドラム缶女性遺体遺棄事件で起訴された角(すみ)田
(だ)美代子被告(64)と常に行動を共にしていた2人がいる。角田被告のいとこに当た
り「マサ」と呼ばれる李正則受刑者(38)=ドラム缶事件で実刑確定=と、角田被告の
息子の妻で「ハナ」の愛称を持つ角田瑠衣(るい)被告(27)=窃盗罪で起訴。
関係者によると「マサは用心棒で、ハナは後継者」と言われ、複雑な人間関係の中で
角田被告による“支配の構図”を支えていた。
李受刑者は角田被告のおじと養子縁組し、戸籍上のいとこ。遺体が発見された民家の
長男の再婚相手の子として、尼崎市内で育った。小中学校では野球に打ち込み、キャプ
テンも務めた。高校は親族を頼って四国に移り、野球の名門校に進んだが中退。尼崎に
戻り、角田被告らと同居するようになったとみられる。
「この子は元やくざで私の言うことは何でも聞く」ドラム缶遺体遺棄事件で起訴された川
村博之被告(42)は李受刑者の公判で、角田被告にそう紹介されたと証言。角田被告
の意に沿わない言動を取ると、「マサ、殴ったれ」。大柄な体格で腕っぷしの強い李受刑
者に、意識がなくなるまで暴力を振るわれたこともあったという 中学の同級生によると、
李受刑者を飲みに誘い断られたところ、角田被告が李受刑者を連れて家にやって来た
ことがある。「マサは両親が離婚して家庭環境が複雑やから私が引き取っている。
仲良くしてあげて」と泣きながら頼まれた。
一方の瑠衣被告。高松市で育ち、活発で勉強もでき、進学校に通っていた。だが、家を
出入りしていた角田被告になつくようになり、一気に変貌。高校中退後、尼崎で共同生活
を送るようになったとみられ、角田被告の息子と結婚した。角田被告は周囲に「両親から
虐待を受けてるからこっちに連れてきてんねん」と紹介し、「跡継ぎにしたい」とかわいが
った 角田被告のマンションに招かれた男性は、瑠衣被告について「(角田被告に)しつけ
られていたような印象だ」と振り返る。ひざをついた状態で、両手でビールを注がれたと
いい、「角田被告を褒めるのがうまく、常に気を張り巡らせている様子だった」と語る。
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005463513.shtml
兵庫県尼崎市の民家から3遺体が見つかった事件は県警が家宅捜索に着手してから
20日で1週間。
角田(すみだ)美代子被告(64)が標的とした家庭を暴力で支配し、現金を巻き上げる
などした上、崩壊に追い込んできた実態が次々と明るみに出るなか、美代子被告の指
示を受け、暴力支配の中心的な役割を果たしてきた李正則受刑者(38)の存在が改め
てクローズアップされている。
「まるで角田(美代子被告)の暴力装置」 被害家族の親族は、李受刑者をこう語る。
李受刑者は、同市内の倉庫でドラム缶に詰められた大江和子さん=当時(66)=の遺
体が見つかった事件で死体遺棄罪などに問われ、今年9月、懲役2年6月の実刑判決
が確定している。
関係者によると、李受刑者は尼崎市生まれ。幼いころから近隣住民に「ごんたくれ」(乱
暴者)と呼ばれ、防水工や瓦職人などの職を転々としていたという。身長は165センチ
ほどだが、130キロ近い巨漢で、入れ墨を入れており、「暴力団と関わっている」という
噂もあった。
美代子被告とは10年ほど前に出会い、同市内の美代子被告のマンションに同居。
美代子被告は「この子は私の言うことを何でも聞く。
息子のお兄さんにさせる」などと周囲に話していたといい、実際、美代子被告のおじの
養子となり、いとこ関係となった。
また、実母の再婚相手が、美代子被告の夫と同じ中学校の先輩後輩という関係もある
平成15年には、後に美代子被告の義理の娘となる瑠衣被告(27)=窃盗罪で起訴=
の高松市内の実家に美代子被告らと集団で居座り、暴力を振るったり、裸で外を歩か
せるなどの虐待を繰り返した。一家の親族は「美代子被告の忠実な配下。
暴れ回る姿を見ると、誰も角田に逆らえないと思った」と振り返る。
大江さんの事件で傷害致死罪などで起訴された川村博之被告(42)は、李受刑者の
公判で証人として法廷に立ち、「角田が怒れば、マサ(李受刑者)が怒る。角田がやめ
ろというまで暴力をやめない」と証言した。川村被告によると、大江さんの遺体を遺棄す
る直前、食欲を失う川村被告らを尻目に、李受刑者だけはステーキランチの大盛りを
頼み、平然と平らげていたという。
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121020/waf12102014440010-n3.htm
角田被告、息子の中学で執拗抗議 尼崎連続変死事件
尼崎市の連続変死事件で、中心人物とみられる角田(すみだ)美代子被告(64)=
ドラム缶女性遺体遺棄事件で起訴=が10年前、息子の中学卒業をめぐり学校側と
トラブルになり、校長が事態を収めるため「辞表」を書いて息子に渡していたことが2
2日、関係者への取材で分かった。もめ事は約半年間続き、角田被告ら数人が市教
委を訪れ抗議したこともあった。当時の校長は「なぜ辞表を生徒に渡してしまったの
か分からない」と憔悴(しょうすい)した様子だったといい、執拗(しつよう)なクレーム
で精神的に追い詰める角田被告の手口がうかがえる 関係者らによると、息子は小
学生のときから不登校となった。角田被告がタレント養成所に通わせるなどし、中学
にもほとんど登校していなかったという。 卒業を控えた2002年1月下旬、息子の
卒業について角田被告と学校側の話し合いが始まった。学校側は卒業式出席に向
けて茶色に染めていた髪を黒くするよう指導。校長は染め直した息子に出席を了承
したが式のリハーサル当日、他の教諭が「色が残っている」と指摘し認めなかった。
これに角田被告は「約束が違う」と激怒。卒業式への参加を取りやめ、学校側に
「留年する」と伝えた。不手際を謝罪し、卒業を促す校長に「(校長が)学校を辞めた
ら卒業する」と詰め寄った。 校長は教育長宛ての辞表を書き、教育委員会ととも
に角田被告側にも渡した。しかし、後日、校が「受理されなかった」と連絡。角田被
告側は校長を責め立て「辞意は翻さない」とする誓約書を書かせたという辞表を生
徒に出すという異常事態に驚いた市教委の指導で、結局、校長は辞意を撤回。
角田被告と息子は卒業証書の受け取りを拒否し、その後も、複数の男らと共に市
役所へ抗議に来ていたという 一方、当時を知る同級生の母親は、卒業式の式辞
で校長が「角田君が来なかったのは私たちの指導が足りなかったから」と話したこ
とを記憶している。「校長先生も言わされていると思った。かわいそうだった」と振り
返った
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005468317.shtml
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それでも徐々にではあるが、地方紙がガンパッって加害者の過去が分かりだすと
「残忍な人格破綻者」の性格が薄っすら分かってくるが、それにしても実行した者達
への追求がなされなければ全容が掴めない。
にしてもこれほどの「サイコパス」もあったものではない。
そこに個人の特質か、はたまたある程度の民族性が入り込んだ結果か、そこらを
報道はバイアスをかけず報道して貰いたいものである。
で、この相関図やらよりは、殺害の心の痛みのなさぶりを想像すると、残酷に殺害
することのみに傾注してしまった監督の映画作品というものが思い出される。
映像としての想像物よりは、現実はむごたらしいのだからなんともなのだが・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=nLuzFvTM0TU
「マニアック 2000」 六十四年未公開作
ビデオ販売での邦題は「二千人の狂人」から変更になったものらしいが、そこは「言葉
狩り」の盛んな日本ならではなのか、包み隠す風潮がより陰湿な行為を広めさせるのに
加担しているかの思いもあるが、ここでの「狂人達」は、やたら陽気でバックの音楽が
それをより煽っている。
物語はアメリカ南部の田舎へのドライブを楽しんでいた人々が、悪意に満ちた誘導で
たどり着いた村での凄惨な悲劇となるのだが、そこに至るまでは村民を上げての歓待
で迷った人達は「不安な気持ち」を抱くことなく、戸惑いながらも感受してしまうのだが・・・。
村人の陽気さの裏での壮絶な残酷さが発揮され始めると、そこは阿鼻叫喚の地獄絵図
として、何より監督が好きな「殺害方法」が大らかな笑いのうちに挙行されてしまう。
スプラッターの始祖と見なされるている監督の思惑が、画面に溢れてそこにバンジョーの
軽快な音楽ががなりたてるから、見ている分には「作り物」の受け取りが気分を重くしない
し、狂気に満ちた人々の様がテンポの遅さも手伝って際立たない。
命からがらのペアが逃げ出して、警察に駆けこんんで真相が分かると、やけに「南軍」の
旗が出て来るのが分かって、くすりとしてしまう。
ようは「怨霊」が百年祭で復活して、それでと「オチ」はなんだか夢かいなで、しまりのない
終わり方になってしまうものだが、出だしの標識のイタズラとか音楽の軽さとかと映像の
ギャップが見ていて飽きないし、何より笑いの狂気ってのが実際なら「ゾット」してしまうの
を変化させてくれていた。
http://www.youtube.com/watch?v=2DB9EhBfPfo
「血の魔術師」 七十年未公開作
こちらは上の作品と同じ監督が撮ったものだが、上の怨霊ものよりは「幻覚」という
迷い道に見ている人を誘い込む。
勿論血のしたたる場面のオンパレードは「怪しい手品師」のアイデアでより凄みを増
した。
ただ「オチ」がオチなだけに、なんとも見終わって疲れが出てしまった。
言語の不自由さはあっても、大して会話は重要でないから全編を見てみれば
同じように疲れを感じるかも・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=eiTZcYnm768
「血の魔術師」 リメイク版
こちらはリメイク版だが未見につき・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。