強欲な「自分だけ良ければの態度」が相通じる「ワイルドシングス」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

テレビという「公共の公器」たるべき媒体が、モラル・ハザートを起こして久しいが、

ここに来て、再び常人には理解不能の「生活保護不正受給」の家族を持つタレント

を使い続けるという、なんともな報道に接すれば、国民の勤労意欲ではなく、自分達

の「利益のみで放送に関わっている愚劣さ」が前面に出ていると見えてしまうが・・・。


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河本母、報道に驚き生活保護辞退していた

お笑いコンビ、次長課長の河本準一(37)の母親の生活保護不正受給疑惑を追及す

る自民党の片山さつき参院議員が18日、国会内で、河本が所属する吉本興業の幹部

や弁護士3人と面会し、一連の疑惑に関して約1時間半、説明を受けた。



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終了後、取材に応じた片山氏によると、母親は00年か01年に受給を始め、一部報道

で騒動になった今年4月に「びっくりして」、辞退したと説明されたという。1年ごとに照会

も受けていたが、どう対応したかの説明はなく、河本本人が会見しない理由についても

納得できる説明はなかったという。
会談は吉本側の呼び掛けで行われた。自民党側の提言に対する吉本側の返答を受け

て、今後の対応を協議する。
片山氏は、政権交代後に生活保護予算が3・7兆円に増え、さらに増える恐れを指摘。
「こういうものに“もらい得”はない。お返しいただければ、最大の目的はなくなり、それ

以上、この方個人にこだわる理由はない」と述べ、追及の目的はあくまで生活保護の

実態解明だと述べた。

 [2012年5月19日7時10分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120519-953255.html



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原発事故の影響で、今夏も全国的な電力不足が懸念されている。
そんな中で、電力を食うテレビ放送の一時休止を求める声も相次いでいるが、
放送界の反応は冷ややかなようだ。
事故後、初めての夏を迎えたときも、節電を呼びかけるテレビ局に疑問を感じ、
いっそ放送を一時休止にすればいいとの声が、ネット上で渦巻いた。

■夏の電力不足対策に、識者らが休止論
そして、2度目の夏を迎えようとしている今、原発稼働が難しい中での電力不
足が報じられ、再び放送休止論が沸き起こりつつある。
「夏の電力ピーク時にテレビ放送を休止してはどうか」。駒澤大学の山口浩
准教授は2012年4月24日、こんなタイトルでブログを書いた。
山口准教授はその中で、テレビとエアコンで家庭の消費電力のかなりの割合
を占めており、電力需要がピークになる午後2~4時に放送を休止すれば、
相当な節電効果があると説いた。そして、エアコンを消して外出し、街中で過
ごすようにすれば、さらに効果が期待できるとしている。非常事態の時は、ラ
ジオに役割を果たしてもらえればいいという。
もっとも、放送を休止しても、テレビでゲームをしたり、DVDを見たりすると効
果がなくなってしまう恐れも指摘した。そこで、テレビ局がそうしないようキャ
ンペーンを張ってもらえばいいとし、そのためにも、自ら身を切る勇気を見せ
てはどうかと提案した。
スポンサーも、放送休止に協力すれば、企業イメージのアップにつながると
言っている。
この提言は、早速反響を呼んだ。コメント欄には、「あり得ない!」「私なら、録
画したドラマ観そう」といった声もある。しかし、「大賛成」「再放送の連続、意
味のないお笑いが多すぎる」「それで何か困るとも思えないな」などと賛同す
る向きは多い



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■「テレビを消すよう呼びかける必要ない」
放送界でも、放送休止論に理解を示す発言も一部で出ている。
フジテレビ系「とくダネ!」司会の小倉智昭さんは、昨年4月14日の放送で、
民放各局が輪番制で午後の時間帯に放送休止する対策もあり得るとの考
えを示した。節電について、「テレビ局はどうなんだという話が絶対出てきま
す」とも言っていた。
しかし、これまでのところ、放送界では、表立った動きは見られない。
民放連の会長室広報担当者は、取材に対し、「現時点で、対策は検討して
いません。今後についても未定です」と話す。
11年のときも、輪番での放送休止を求める意見などが寄せられたというが、
特に検討はしなかったとした。
「電力がピークのときに節電するといっても、それで放送を中止にした方が
いいとはなりません。テレビには、電力の需給状況を視聴者に知らせる役
目が大きいと思っていますから。本来の役目を放棄すれば、そちらの方が
問題になるでしょう」
テレビ局側でも、11年夏は、エレベーターの一部を停止するなど節電に努
め、前年夏比で15%減の節電義務を果たしたとし、「放送を休止しなくても
対応ができた実績があります」と言っている。
あるシンクタンクの調査結果によると、エアコン1台分の節電効果が130ワ
ットに対し、液晶テレビの方は220ワットもあった。テレビ局は、なぜテレビを
こまめに消せと呼びかけないのかという指摘も出ているが、民放連の担当
者は、「クーラーを使えば、消費電力量はテレビの比ではないはずです」と
説明し、呼びかける必要はなかったとしている。
NHKの広報部では、放送休止などを検討しているかについて、「現時点で
は、番組編成の上でお伝えできるものはありません。どのような電力供給
になるのか分かりませんので、お答えしようがないです。節電対策をやる
ことになれば、何らかの形で発表します」と答えた。

▽J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2012/04/30130577.html?p=all



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日本テレビで放送された「芸能★BANG」、これは気になる芸能人のゴシップをレポ

ーターや芸能記者が暴露するという人気番組だ。
普段は深夜に放送しているこの番組だが、4日はゴールデンで2時間スペシャルが

放送された。
期待されていたスペシャル番組だが、この中で出ると言われていたのが、オセロ中

島知子の洗脳問題で話題になった占い師。
番組の最後まで登場しなかったことから、ネット上では「詐欺だ!」との声が多く集

まっている。
日本テレビが公開している番組表にも「スタジオ緊急出演!(1)オセロ中島騒動のあ

の占い師vs内田裕也」「今夜ついにスタジオへ…オセロ中島騒動の同居占い師が、

謎の同居生活の全貌激白」などと表記されおり、番組の目玉として扱っていたこと

がわかる。
にも関わらず番組内で登場することはなかった。
ネット上での視聴者のコメントは「マジで最低だったわ「なんだったんだろうあの意

味不明な煽り」 「なめられてるな~」などと言ったものが多く、番組にがっかりした

という様子がわかる。 さすがに露骨すぎるのではないだろうかと思う今回の騒ぎ、

日本テレビからコメントはあるのだろうか?


http://news.livedoor.com/article/detail/6530266/
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テレビ・タレントの不祥事でなく、国の「相互扶助」の精神としての制度を悪用したような

ものに対しても、一部のメディアのみでおおむねのテレビ・メディアは番組編成上の収

録ものに穴が開いてはと「本来なら相当なスキャンダル」として捉えそうな事案も、一

向に騒ぎ立てない。

そこらに商業主義の限界があり、以下のような批判も起こるのは、国民がまだ正常な

意識を保っているからだろう。


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この報道がどちらに転んでいくか、注視するのも相互扶助制度のあり方の破綻か、

維持かに「国民の絶対幸福」と「勤労意欲」の意義に、メディアがモラル・ハザート

をもたらしているようでは、日本国自体が「どこぞと同じ道」に追いやられる。

もっともそれで良しとする人々が多いなら、黙るしかないが・・・。

そうそう九州の地方局は「政治的な発言」にも踏み込んで、擁護しているようだが、

さすが「毎日放送」の関連ではある。


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RKB HomePage ==放送基準==


<2章 法と政治>

(6)法令を尊重し、その執行を妨げる言動を是認するような取り扱いはしない。
(7)国および国の機関の権威を傷つけるような取り扱いはしない。
(8)国の機関が審理している問題については慎重に取り扱い、係争中の問題はその

審理を妨げないように注意する。
(9)国際親善を害するおそれのある問題は、その取り扱いに注意する。
(10)人種・民族・国民に関することを取り扱う時は、その感情を尊重しなければならない。
(11)政治に関しては公正な立場を守り、一党一派に偏らないように注意する。
(12)選挙事前運動の疑いがあるものは取り扱わない。
(13)政治・経済問題等に関する意見は、その責任の所在を明らかにする必要がある。
(14)政治・経済に混乱を与えるおそれのある問題は慎重に取り扱う。



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東日本大震災で発生したがれきの受け入れ問題で、北九州市は22日午前、試験

焼却する宮城県石巻市のがれき約80トンを北九州市小倉北区の市の倉庫に搬入

しようとした。
だが、反対派の人々ががれきを積んだトラックの前に立ちはだかるなどして抗議し、

搬入できない状況が続いている。
福岡県警は現場に警察官十数人を配置。公道で座り込んだり、トラックの走行を阻

んだりする行為が道交法違反(危険行為)に当たるとして、午前10時までに2度、

警告を出した。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120522-OYT1T00460.htm?from=top
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「絆」とかの合言葉も、流石に「試験焼却」も認めない人々がいてと、あちらにお住ま

いの「地球市民」はテレビ・メディアと同質の「痛みの共有」は一部の人々としかな

のか・・・。やはりあの大阪の「放送局」と昵懇なところは、違うのだろう。


で、こういった他人か見れば「強欲」と映る勝手な言動様式は、映画では格好の題材と

して良く引用され、少々強引でも一本の映画となって、人々を楽しませている。

そんなものに「ワイルドシングス」も入りそう・・・。



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http://www.youtube.com/watch?v=QgelZB8XrfI&feature=related

「ワイルドシングス」 九十八年公開作


女子高校生の「強欲」というコンセプトをエロチックな展開を加味して、二転三転する

展開は、それはそれで面白いものだ。

だが、一歩引いて眺めると「親の金をくすめるため、狂言」とかが、強姦容疑の教師

との早々に判る展開からは、サスペンスとしての妙味はあるのだが、はたして実際の

高校生がとなれば、「そんなやつ、いないだろう」とせせら笑いながら、すべての登場

人物が「悪党」であったで、どんでん返しも「そこまでやるか」となる。

まぁ、作り物としての程度としては、騙し騙されをティーン・エイジャーにすれば、それ

なり面白く見てはいられた。



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http://www.youtube.com/watch?v=gseZrBHb2ZQ&feature=related

「ワイルドシングス二」 〇三年未公開作

設定は前作と同じようだが、キャストの力量というか女性の魅惑が数段落ちて、同じ

ようなシーンでもエロチックさが落ちてしまい、騙し騙されも「そこまで強欲」だと、後の

人生暗そうとか、そういった欲にまみれた設定の部分だけはパワーアップしたようたが

それ以外は「パワーダウン」と、サスペンスの緊迫感はどっと落ちてしまって・・・。



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http://www.youtube.com/watch?v=JKXmZsyGHEs&feature=relmfu

「ワイルドシングス三」 〇五年未公開作


三作目は、これまた騙し騙されが陳腐になり、まして「強欲さ」だけがパワーアップで

「おいおい」とため息ものとして、飽きた展開に緊迫感が皆無となる。

ましてどんでん返しのつもりが、「やっぱりね」というものでは、なんとも・・・。


にしても、色と欲を絡めれば、相当にギスギスした関係がありゃまと劇的に変化して

しまうのは、魅力的肢体があったればこそで、ここの設定の「強欲さ」は、いささか

極端に仕上げすぎて、ティーン・エイジャーがこれでは、「ハバア」になった時は

どんなになるか「想像もしたくない」浅ましさだけがクローズアップする。


「金だ、金だ、一二がなくても金だ」それでも自分で稼いだものであれば、アリなのだが

そこから派生する「扶養」にも、やはり権利と義務、そして社会的地位とかも加味され

れば、それなりに「社会的体面」も考慮されなけりゃ、「偽善でも寄付」とかあるのだし・・


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                     といったところで、またのお越しを・・・。