ジャンル分けの隔離、出来の悪さの深刻さは「世界崩壊の序曲」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

いつもながら「かの国」のマスコミの書き方には、自国自慢がたっぷり溢れて、
よそで褒めてくれないから、自分で褒める「見っとも無さ」が漂うが、以下の
ようなものは、もしもしなくとも「迷惑だから隔離した」と取らないと、やは
り「痛い人」扱いになるだろうに・・・。
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大手検索サイト、グーグル系の動画投稿サイト「ユーチューブ」にK-POP(韓国
ポップス)というジャンル区分が登場した。

ユーチューブの公式ブログは14日、ユーチューブの音楽サービスに新たなジャン
ル区分としてK-POPのコーナーを開設したことを発表した。ユーチューブが提供
する音楽サービスは、ポップス、ロック、R&B、ラップなど、ジャンル別に
コンテンツを整理している。
ユーチューブが特定の国の音楽を単独ジャンルとして分類したのは初めてだ。
グーグルのシュミット会長は先月7日、韓国大統領府(青瓦台)で李明博(イ・
ミョンバク)大統領と会い「ユーチューブにK-POP専用チャンネルを開設するこ
とを含め、多彩な韓国文化コンテンツの世界進出を支援するプロジェクトを準備
していく」と話していた。
今回の新ジャンル開設は、当時の発言内容が実現したものだ。
K-POPが新ジャンルとして分類されたことで、外国のファンが韓流コンテンツに
触れる機会が増える見通しだ。ユーチューブには既に東方神起(40万件)、少女
時代(34万件)、ワンダーガールズ(26万件)など韓流関連の動画500万件が掲
載されている。
これまで、こうした動画は歌手や所属事務所ごとに分散して掲載されていたため、
外国のファンは自分が好きな歌手以外のK-POPを検索することが難しい構造だっ
た。今回K-POPというジャンルが開設されたことで、韓流関連の動画が1カ所に
まとめられた。
グーグルは、ユーチューブのライブ放送機能を使い、コンサートなどの韓流コン
テンツを全世界に中継している。昨年8月にはオーディション番組の『コリア・
ゴット・タレント』(tvN)、昨年末には『アジア・ミュージック・アワード20
11』(Mnet)がユーチューブ経由で生放送された。
このほか、グーグルは中小のコンテンツ制作者のための映像制作スタジオを韓
国に設置することも計画している。
グーグルは「ユーチューブのK-POPコンテンツは韓国だけでなく、欧州、米国、
カナダ、オーストラリア、南米などで人気がある。
ユーチューブはK-POPなど韓国文化を世界に広める窓口の役割を果たす」と説
明した。

(朝鮮日報)

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/16/2011121600601
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音楽ジャンルにはポップス・ロック・ジャス云々とあるが、それはどれも無国
籍で言語がどこでも「良いものは良い」として、ヒットして耳に親しむものだ
が、なぜかジャンルとして独立するってのは、逆に言えば「面倒臭い人々の組
織票」によってランキング操作を危惧してだろうにと思うものだが、これにつ
いて延々と「自慢する神経」はも流石に痛い・・・。
それでなくとも国を挙げて宣伝して、その収支はプラスになるのだろうか・・。
にしても、ここ五六年の歴史しかないものを「誇り」とでも思っているとしたら
すべてにおいて残念で痛い人々の集まりってことになる。

映画の世界には、この製作費対収益がつりあわぬ「残念な映画」というものが
多々あるが、中でも「超大作」として相当な宣伝をして制作費のふくらみも半
端ない金額なのに、収益は十分の一、真っ赤かな残念な映画としてつとに後に
名を残したのが「政界崩壊の序曲」ではないだろうか。


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「世界崩壊の序曲」 八十年公開作

制作する映画が世界的大ヒットして、つとに名の売れたプロデュサーが「落
ち目」な展開となって、勝負を仕掛けた作品だったが、これまでの手法・・・。
名の売れた俳優を大挙して起用して、そこにパニックを取り入れて豪華な群像
劇を見せ付るワンパターンは、あの蜂映画と共に通用しなくなった。
その象徴としてこの映画が止めを刺したという評価のパニックもの。
題名も原題では大人しいものだが、邦題を見れば相当なスペクタクルがないと、
「詐欺映画」と貶される。
その特撮とギャラとがつりあわぬとなれば、誰でもがっかりするし「口コミ」で
評判を呼ばない。
「転がる石はとまらない」ものだが、折角のポール・ニューマン、ジャクリーヌ
・ビセットなども特撮のちゃっちいさに形無しである。
南洋の島での「火山噴火」の阻止に立ち向かう技術者野中にはサーカスのウンタ
ラも含まれて、それが大活躍なのだが、何しろの特撮で緊迫感がどこにもないで
は、どっちらけである。
まぁ、気に入った人物が出ているから見ただけの映画・・・。

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「原子怪獣と裸女」 五十七年公開作

こちらはその昔の大蔵貢の興行師としての「邦題」のつけ方で騙された
地球終末物語だが、核戦争後の田舎町での出来事。
ナレーションは地球滅亡でスタートして、この片田舎だけ人類が生き残って
いるらしい設定なのだが、そこは放射能は水で洗い流せるからとか、出てくる
女性が人類がいなくなっているとはとても思えぬ八ちゃきぶりで、人が集まれば
パーティと評して踊りまくりとか全く危機感はなしで、延々と気の合わぬ者達の
グダグタな不調和振りを映し出して、そして邦題になっている裸女はなしで、イ
カさぬ水着でなにやら不審な怪物が物陰から見ているのでそそくさと・・・。

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という具合に、やっと変なものが出たのが一時間過ぎで、相当に待たされたから
造形のすごさにどっとズッコケる。
そしてその原子怪獣ならぬ着ぐるみは、なんのことはない雨でぶつぶつ煙が身体
から出てきて・・・。
そして通信機から人の声が流れて、自分達だけでなく生きている人の存在を確信
して、エンドマークの前に「ビギニング」とか出て、地球は蘇生して行く・・・。
と、低予算の物語は地球の規模を小さな村にして、そこが世界の中心と捉える。

で、この映画をリメイクしたものとして、「村での出来事」にひねりを加えてみ
たが、やはり駄目だったが以下のもの。

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「怪奇異性物体」 〇一年未公開作

田舎の村に着任する女性療法士が、そこで起こる出来事と仕事である療法で興味
を持った少年の妄想とのオドロオドロとしたためてみたが、どうにも幻覚での、
そして地球外生命体と地球人の母との間に生まれたと信じる妄想炸裂はモンスター
を生む・・・。
こじんまりした感じは、さすがリメイクのテイストとあってはいるが・・・。

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主演の療法士は、このナタシャー・キンスキーだから見たものだが、とっても
残念な出来のもの・・・。
そうそうこのナタシャーが忘れられないのは、その「とうちゃん」の存在が・・・。

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この映画での冷徹で悪辣な役柄にぴったりとはまったクラウス・キンスキーが
父親だと知ってからだが、キャット・ピーブルとかの目力がどこか行ってしま
って・・・。

世界の終りつながりで、その昔のポップスを・・・。



「この世の果てまで」 ナンシー・シナトラ

ポップスの中でも、その昔あったバブルガムって「同じフレーズの繰り返し」
という子供だましの「連呼」は、あだ花としてドット出てきたのを思いだす。
そんなイメージしかない「うんたら流」、隔離して貰って嬉しいとは、なんとも
「流石に痛い」・・・。今でも歌われるオールディズ、さてそんな取り扱いは
隔離されていては無理だろうなぁ・・・。


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              といったところで、またのお越しを・・・。