時代は繰り返し、権力を握れば・・・「Z」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

暴力革命が頓挫しても、「ゾンビ法案」が結果的に内部から「自分達の思い通
りの国」へ変貌させることが出来る。
単に日本人の言論の自由を特定の「特権」として残すことで、一方の人権は擁
護されても、一方の人権は「弾圧される」という不条理が潜む「一部の人の利
益」が日本人全体に影響する「悪法」がまたぞろ・・・。

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差別や虐待による人権侵害の是正を図るための人権救済機関「人権委員会」を
法務省の外局として設置するための「人権救済機関設置法案」について、法務
省が今月20日の閣議決定を目指し関係機関と調整していることが2日、分か
った。同省は今国会での成立を目指すが、民主党保守系議員らは「人権侵害」
の定義が曖昧で拡大解釈により憲法が保障する「言論・出版の自由」が侵害さ
れる恐れがあるうえ、消費税増税法案をめぐる党内の混乱に紛れて提出しよう
としていると反発、閣議決定阻止に向けた動きを始めようとしている。
産経新聞が入手した法案原案全文によると、人権委は国家行政組織法3条に基
づく独立性の高い「三条委員会」と位置づけた。人権救済にあたる人権委員は
衆参両院の同意人事とし首相が任命する。
深刻な人権侵害がある事案については刑事告発できる強力な権限を与えた。
当事者間の調停や仲裁を実施し、重大な人権侵害に勧告を行うことも盛り込んだ。
人権擁護委員については日本国籍の有無については明確に触れておらず、かりに
永住外国人に地方参政権が付与されれば、外国人も就任できるようになる余地
を残している。民主党は、政務三役や「人権侵害救済機関検討プロジェクトチ
ーム(PT)」で法案の策定作業を進めてきた。野田佳彦首相も昨年9月の内
閣発足時、平岡秀夫法相(当時)に重要政策課題として「新たな人権救済機関
の設置」を指示、法務省は昨年12月に法案の概要を発表した。
ただ、政府内には法案の閣議決定に消極的な意見が少なくない。民主党内の保
守系議員も消費税増税法案をめぐって党内が二分しているどさくさに紛れて法
案を出そうとしている」と批判。4月上旬に党の法務部門会議で法案が審議さ
れるとみて、党内手続きの阻止に向けて賛同者を呼びかけることにしている。
同法案をめぐっては、法務省が自民党政権時代に「人権擁護法案」を策定した。
しかし、自民党内で反対論が出て、断念に追い込まれた経緯がある。

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120403/plc12040301100001-n1.htm

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日本雑誌協会は12日、政府が来年の通常国会提出に向けて法案化作業を進めて
いる秘密保全法制について「必要な法律とは考えられない」と反対する声明を
発表、藤村修官房長官に提出した。
検討中の法案は外交や安全保障、治安に関する「特別秘密」の漏えいに対し厳
罰を科すとなっているが、声明は「政府に不都合な情報が隠される恐れがある。
運用次第で取材活動がそそのかしなどとみなされ、罪に問われかねない」と批判。

(情報提供:共同通信社)
サーチナ 【政治ニュース】 2011/12/12(月) 17:05

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1212&f=politics_1212_010.shtml

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2011年年内をもってジャーナリスト活動を無期限休業する上杉隆氏が、権力と
メディアの「官報複合体」の内情を暴くべく、政治記者たちが政権幹部などを
取材した40万枚にも及ぶメモなどを暴露する。
政治家たちはどんな素顔をみせていたのか、上杉氏が報告する。
記者メモを見ていると、「オフ」で話す政治家とそうでない政治家に二分され
ることに気づく。
小沢一郎氏や岡田克也氏、原口一博氏などは、ほとんどオフ懇(オフレコでの
懇談、基本的に記事にはしない)に応じることがない。
記者会見をオープン化してきた政治家にとって、記者クラブの番記者相手にオ
フ懇をやることは、そこに入れないフリーランスや海外メディアに対してアン
フェアだと考えているからだろう。
一方で菅政権当時、もっとも多くオフ懇を行なったのは仙谷由人氏だ。彼は官
房長官として、後藤田正晴氏や野中広務氏と同じように、番記者をコントロー
ルしようと目論んでいたのだ。
たとえば2010年12月28日、赤坂の中華料理店で行なわれた番記者との忘年会で、
小沢氏が政倫審に出席するとのニュースが突如舞い込んできた。
小沢氏と対立していた仙谷氏は、その場で記者から一報を伝えられると、こう
言ってのけた。

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〈ほれ、オレが言った通り(笑顔)。政治は一寸先は闇……というとあれだか
ら、一寸先は台風一過!〉
わざわざ良い意味の諺に言い換え、「明るい話題」であることを強調している。
2011年1月14日には、翌日に65歳になる仙谷氏の誕生会が番記者によって開か
れた。
記者たちからペアカップなどをプレゼントされた仙谷氏は、ご機嫌になった。
〈――解散はないか?
仙谷:解散なんてしないよ。306~7議席持っていたら、世論がどんなに非難
しようと解散しないよ。
またたらい回しするだけ。そのとき誰が(総理を)やるか分からないけど。
どんなに支持率が下がろうと、権力持っている方が強いんだよ。簡単に手放
すなんてしない。〉

http://www.news-postseven.com/archives/20111227_77249.html
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一度手にした「権力」は、誰でもそうそう手放したくないのはそれによって
思い通りにことがなせるからであり、そこで以後への影響を最大限に活用出
来る以下の法案成立は、日本の中の不穏分子にとっては「暴力革命」よりも
強力な官憲としての「暴力」としてその昔の「特高警察」の出来上がりであ
る。



それこそ「一部のものの権力」としての日本となれば、土地は日本でも
「日本列島は日本人だけのものではない」の珍言の通りとなって来る。
掲示板にあったなにやらの「人権問題研究」団体の住所をみれば、なんとも
はや「圧力を掛けるのに」名前だけ変えて同じ「やから」が運動しているのが
丸分かりだが、こういったものが上のようなロビー活動をしている一端となれば
それこそ「利用出来る人権」と「無視される人権」が色濃く分かるものである。

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88 :名前をあたえないでください:2012/04/04(水) 12:11:12.66 ID:lNmfOXWW
・日本基督教団 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
・日本キリスト教協議会 新宿区西早稲田2-3-18
・在日外国人の人権委員会 新宿区西早稲田2-3-18
・在日韓国人問題研究所 新宿区西早稲田2-3-18
・在日本大韓基督教会 新宿区西早稲田2-3-18
・在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)   新宿区西早稲田2-3-18
・外登法問題と取り組む全国キリスト教連     新宿区西早稲田2-3-18
・外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク(代表:田中 宏)
 新宿区西早稲田2-3-18
・在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)新宿区西早稲田2-3-18
・平和を実現するキリスト者ネット 新宿区西早稲田2-3-18
・キリスト者女性のネットワーク 新宿区西早稲田2-3-18
・女たちの戦争と平和資料館 新宿区西早稲田2-3-18
・戦時性暴力問題連絡協議会 新宿区西早稲田2-3-18
・キリスト教アジア資料センター 新宿区西早稲田2-3-18
・難民・移住労働者問題キリスト教連絡会<難キ連> 新宿区西早稲田2-3-18
・石原やめろネットワーク 新宿区西早稲田2-3-18
・歴史歪曲を許さない!アジア連帯緊急集会事務局 新宿区西早稲田2-3-18
・国際協力NGOセンター(JANIC) 新宿区西早稲田2-3-18
・日本キリスト教海外医療協力会(JOCS) 新宿区西早稲田2-3-18
・アジアキリスト教教育基金 新宿区西早稲田2-3-18
・財団法人日本クリスチャンアカデミー 新宿区西早稲田2-3-18
・宗教法人日本バプテスト同盟             新宿区西早稲田2-3-18
・株式会社アバコクリエイティブスタジオ      新宿区西早稲田2-3-18
・移住労働者と連帯する全国ネットワーク     新宿区西早稲田2-3-18

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結果的に法律立案に寄与出来る政治家の取り込みが、そしてその者たちが
自分のバックボーンの確立されたものとして存在していれば、いや勿論日本人
の代表としての「議員である」は前提だが、なければ「一部の者の利益代表」
として、利益享受はやはり一部のものとなる。

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社会主義的理想国家と、それを標榜しながら「暴力革命」を推進して来た者が
それではなら時と政界に進出して「権力の座」に付けば、どこにも社会主義的
理想国家からは逸脱していき、いつしか一部の者の権利のみに汲々とする、
なんら「批判してきた体制」と変わらぬ「権力の体制」の出来上がり、それの
以後の進捗に寄与する法案では、日本人の人権はあってないに等しくなって来る。

で、その昔社会派映画というものには、軍事体制への批判として「共産主義」が
礼賛されて、そして軍事体制の欺瞞を暴きながら「自由」というものを希求する
人々と、陰謀とかを暴く「正義の味方」的告発系の映画というのが存在していた。
その中に共産主義者が描いた映画「Z」も当てはまるだろう。

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「Z」七十年公開作 

フランスの当時の「共産主義者」が、ギリシャの軍事政権下で起こったそれに
批判的な勢力の「弾圧的殺害」の実際の事件からヒントをえて、権力維持の陰
謀と殺害の真相を追究するという一見「自由の戦い」的描き方をしたものだが、
今となっては軍事政権の「横暴」も陳腐に感じられる。
現在進行形であれば「ミャンマー」のそれと期を一にするが、では共産主義の
国では「自国民虐殺」のポロポトの「カンボジア」中共の「毛沢東大虐殺の文
化大革命」は、どうかとなれば、ようは「権力を握った者のものさし加減」に
よっては「軍事独裁」でも「共産主義独裁」でも民衆にとって「人権」は軽視
されるのは、当時の映画との皮肉な結果である。
まぁ、ここでの裁判所の判事とマスコミの真相究明に掛ける思いは、なかなか
に真に迫ったものではあるのだが・・・。
ただ「自由」のその後としてみれば、経済破綻のギリシャを見ても必ずしも
共産主義が根付くのは「怠惰な人間」と取っては、いや権力者に上り詰めれば
上の「文化大革命信望者」みたいな議員の言を読めば、「こりゃ、ダメだ」と
なって来る。
そこにあるのはバックボーンとしての民族的特性と人間としての平衡感覚の鋭
さに磨きが掛かった「矜持」があるや無しやに掛かっているのだが、如何せん
現政権にいる政党には、その片鱗も見えない「どこかの利益団体の傀儡」で
しかないのでは、広く一般の日本人にとって有害でしかない。
この映画も、その理想とする権力に寄りかからない姿勢は良しなのだが、その
後を描けば、権力に汲々としてしまう「権力を握った者」として思考が歪んで
しまいそうで、日本の学生運動のその後も「内ゲバ」として「自分達で殺戮を
繰り返していた」が物語るだから、人は権力によって変容する・・・。
そういえば、喪失の時にはこんな歌もあった。



「君は変わっちゃったネ」森田童子


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              といったところで、またのお越しを・・・。