宣伝臭がその大げさすぎる「大人気」に誰もが怪訝な感情を持つのは、そこにある
言葉と裏腹な「無国籍」ぶりの特色のなさに、一体どこの誰が夢中になれるのか。
それも十杷一からげの大人気では、それぞれの個性は埋没してしまって、偏狭な
ナショナリズムに支えられている「どこかにあった曲調」の無国籍ぶりを「宣伝広告」
で支えていると見て取れる「かの国オリジナル」でもない大衆音楽には、いつも付き
まとうのが「好む者集団」でなく、過去にあったものに対する「ベンチマーキング」い
やそのまま「バクリ」という、芸術の部類とは思えぬ恥ずかしい行いの数々で、かの
国の「憧れ」が、白人になりたい願望、そしてそれが「後進国」の姿なのだが、どこか
に「真似ただけ」の未消化が見て取れると、猿真似の哀れさを禁じえない。
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ガールズグループ、AFTERSCHOOL(アフタースクール)の日本シングル
ジャケット写真の衣装が盗作疑惑に包まれている。AFTERSCHOOLは先月、
日本でセカンドシングル「DIVA」を発表した。
ジャケット写真の中で、彼女たちはレザー素材のブラウスにピンクのレース飾りの
ついたスカートを身につけていた。特に黒く長いリボンを足に巻いてセクシー美を
強調し、韓国内でも話題になっていた。しかし最近、各種音楽関係のサイトでは、
この写真が外国のあるファッショングラビアをそのままま取ってきたのではないかと
いう主張が提起された。
AFTERSCHOOL(アフタースクール)のメンバー(左右)と、デンマークの
モデル、フレジャ・ベハ(中央)。
該当の写真は、デンマーク出身のトップモデル、フレジャ・ベハが昨年撮影した
写真だ。フレジャは少しディテールが違うものの、AFTERSCHOOLと同じ
衣装を着ている。足に巻きついている黒いリボンも全く同じだ。
これについて所属事務所側は「衣装はわれわれが作ったものではないので、確認が
必要。韓国でなく、日本進出アルバムのものだが、盗作疑惑が持ち上がり残念」と伝
えた。
ネットユーザーは「似ているという概念を通り越して全く同じ」「衣装を同じように
着てはダメなの?」「デンマークのモデルもAFTERSCHOOLのメンバーかと
思った」などの反応があった。
http://japanese.joins.com/article/417/145417.html?servcode=700§code=740
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この報道も、その存在するグループさへ知らないのだが、この「バクリ」ぶりは、すべて
において、背景にある「劣等感」の裏返しと見れば、受けるものを単に真似するという
「シンパシィー」とかでなく、そこに「金のためなら」の矜持のなさを露呈してしまうから、
大人気のはずなのに「周囲に熱中している人の存在」が全くない。
あるいは「幻のゾンビ・ウェーブ」として、日本のマスコミの「喧伝」の凄さに呆れ返る。
まぁ、それでも「宣伝からのトレンド」を狙うのは、それはそれで投資回収に必死とみて
「それなりにガンパッテ」と応援はしないが、真似からオリジナルへ移行出来るのなら、
一応のジャンル形成も一縷の望みがあるやなしや・・・。
この「パクリもの」としては、古今東西映画には多数存在して、ヒットした作品からは
相当数の「アイデア」いただきものは存在する。
そして「大ヒット」した作品の「バクリ」ものとしてイタリア映画は、より強烈なグロさも
加味して「良くやるよ」的作品は多い。そんな中にこの「エクソシスト」をペンチマーキ
ングしたものも入るだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=ijrudQtOxFM&feature=related
「バージン・エクソシスト/甦る悪魔のエクスタシィー」」 七十四年未公開作
この「バクリ」で訴えられるのを予防するかの「実際にあった悪魔憑きの凄惨な
事件」を持つにして立案された映画という断りが、出だしにしていて「これだけで
なにをパクッったか丸分かりになる」ものだが、そこはエロ・グロに秀でているイタ
リアである。主人公の女子大生は両親の変態的セックスを覗き見してショックを
受け、そして廃墟となった教会の彫刻が気に入り、自宅に持ち帰る。
そしてそれからは徐々に精神をやられていき、妄想とも現実ととも定かでない
事象に悩まされ、顔色も変わっていき「奇声も上げる」という、両親から見ると「悪
魔に取り付かれた」と取れる態度になっていく・・・。
それを心配した両親は片田舎に娘を連れ出して、そして「悪魔祓い」を依頼する。
と、まぁ、ストーリーはそのままんま「エクソシスト」のそれを、よりエロチックに仕
立てるのに、彫刻が悪魔の化身として実体化して、この娘はその悪魔に犯されて
悪魔に精神を乗っ取られるという設定だから、少しは知恵を絞ったとも取れるのだ
が、悪魔と見なされる男優が、たんにスケベなおっさんとしか見えないものだから、
そして女子大生という設定の主人公が色気むんむんと、十八禁としてより描写を
エロくしても、好事家には喜ばれそうなものとなっている。
この映画、幾たびかテレビ放映されているが、そのたびに題名が変更になるという
お色気ありの「バクリ」ホラー映画としては、それなりに作って無駄ではなかった。
いや、主人公の肢体がそれなりの需要のありかを物語っていて、お色気はいつの
時代も一定の需要のあることを示している・・・。
にしてもこの邦題、よくもまぁ・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。