にあるべき「国家観」が欠落しているのには、政商の「無国籍ぶり」ばかりが滲
んで、「金のためなら魂を売る」のも厭わない卑しい性格が・・・。
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福島第1原発事故以後、電力不足を体験した日本で韓国や台湾、ロシアなど隣接
国どうしで送電網を連結し、万が一の事態に備えようという提案が相次いで出て
いる。
8日、日本メディアによれば増田寛也前総務相が委員長を引き受けた日本創成(初
めて成し遂げるという意味)会議は7日、日本とアジア、オーストラリアなどを送
電網で連結しようという内容の「アジア・太平洋電力網構想」を日本政府に提案
した。
太平洋周辺国家の多者間自由貿易協定の環太平洋経済パートナー協定(TPP)と似
ているので「エネルギー版TPP」という名前を掲げた。日本創成会議の構想は2年
後に各国政府や企業、研究機関などが参加する推進機構を設立し、2020年代中盤
まで日本の九州と韓国、沖縄と台湾を各々送電網で連結しようということだ。
中略)

日本創成会議の提案が旧自由陣営国家間の電力連係を強調するならば先に似たア
イデアを出した韓国系日本企業のソン・ジョンウィ(日本名:孫正義.54)ソフト
バンク社長は韓国、ロシアなどとの高圧送電網連結の必要性を訴えた。
孫社長は先月12日、東京都内で開かれた「自然エネルギー財団」設立行事でまず
2兆円を投じて日本の海底に総延長2千キロの直流高圧送電網を敷いて、中長期的
にこれを韓国、ロシアなどと連結しようという「日本スーパーグリッド構想」を
出した。スーパーグリッドという言葉は「スマートグリッド(知能型電力網)」か
ら取ったという。
ソース:聯合ニュース(韓国語) 日で"アジア隣接国送電網連結"提案相次いで
http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2011/10/08/0503000000AKR20111008038000073.HTML
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イニシャル・コスト的側面と、国家安全を秤に掛ければ、国家安全・安寧が断然
重いのは、今更ながらに「併合を望んだ国」の人々の歪んだ性格を見れば「一目
瞭然」で、根を張る「国家観」のなさが「パクリ」という安直な行動様式を後押
しして、それを糊塗したいがために「起源説」わ嘲笑されようとも言い張るとい
う、歪みを最大化させてしまう。
こういった提案も「原発」造成が出来なければ、他国のものを、ようは他国での
「原発」には批判を浴びせないで、足らなくなったら助けて貰うという身勝手す
ぎる行動様式を提唱するのだから、いよいよその血の道筋を突き詰める時、国家
観が欠落した民族に行き着きそうで、なんともお寒い経済界の現状を見せ付けら
れているようである。
先の戦争突入のきっかけが、エネルギーの枯渇による危機感からという「先の検
証」をないがしろにして、こういったものに傾注するのでは、他国にとって「思
うつぼ」の国家観に成り下がったとなるであろう。
兎角の企業論理のところの人だから、万人に嫌悪されても「銭ゲバ」は止められ
ない、とまらないってところか・・・。
で、「あれまこれま」の唖然とさせられる映画の存在は、年代をまたいでも
制作され続け、というか「末代までの恥」に思うかの出来を世に出して、それが
「カルト化」してしまい、あれまこれまが代々語り継がれてしまう・・・。
ってのが、リック・ベイカーという特殊メイクの大御所のデビューでの作品
が当てはまりそう・・・。

「吸盤男オクトマン」 七十一年未公開作
この頃の「放射能」の話題がたびたび上がり、見えない恐怖からの盲目的
「原発反対」が世論を席巻しているが、その昔の「放射能の影響云々」が
前提になった「怪物映画」は多かった。
そんな中に入る安直な設定は、タコが人間になるという荒唐無稽、そして
その造形が「あれま・・・、その攻撃がこれま・・・」と、見ているこち
らが赤面しそうな子供だましのグダグダした物語は、怖さに変わる笑いの
テイストだけで、どんな結末かも気にならなくなるその頃脱力系とかの映
画ジャンルがあれば、それなりの笑いとして評価出来ようが・・・。
着ぐるみのグダクダより、さらに素晴らしい「最低」の設定は「ネズミ」
の巨大化に、実物の「フリークス俳優」を当ててしまうというもの。

「ラットマン」 八十八年未公開作
研究実験の犠牲者として、あるいは研究実験の場から逃走をしてしまう
「ネズミ男」の恐怖を、実際の人に「牙」と「爪」をつけて演じて貰う
という設定の巨大ネズミの恐怖よりは、それを実際に行ってしまったス
タッフの倫理感に空恐ろしさを感じる。
もっとも自分を怪物扱いにするものでも、出演した人は「生きる術」と
して割り切ったのかも知れないが・・・。
それが後の映画出演に繋がっているのだから、それはそれで・・・。
で、これの方は「放射能」は関係なく、マッド・ドクターの作品として
という有り触れた設定で、舞台は孤島のそれと新鮮味は何もない。
何より映画自体は脚本が破綻したものだから、増える犠牲者と犯人を追
う主人公ととかのかったるい展開が、結果的に続編でも取りたい気持ち
満々だったのか、この作り出されたモンスター・ネズミは、労せずして
この孤島から脱出してジ・エンドと、はれっとしあれま、これま・・・。
で、頂いたかのネズミの造形があれなのだが物語の展開が「グッタグッ
タ」のネズミ少年の物語ってのもあった。

「ラットボーイ」 八十六年未公開作
イーストウッドの寵愛を受けたから監督出来たとしか考えられないソン
ドラ・ロックの監督作品なのだが、この主人公があまりの造形で唖然
だが、これもリック・ベイカーの作である。

ゴミ箱に捨てられていた「ネズミ少年」って、それをマスコミに売り込み
それに伴って自分も売れようとした女主人公と、利己心と純粋無垢な少年
の交流と一応のストーリーはあるにはあるのだが、いろいろな批判とかも
押し込めてはみたものの未消化だから、最後は出来損ないのロード・ムー
ビーになって自然に逃れるネズミ少年で「メデタシ」と、盛り上がりもな
いままハッピー・エンド・・・。
消化不良だけが見ている人に残って・・・。
ヒューマン・ドラマとしたかったのだろうが・・・。何もネズミ少年でな
くとも良かったのでは・・・。
といったところで、またのお越しを・・・。