災害の暗澹を笑い飛ばせ、ついでにヒーロー出て来い「巨大怪獣ザルコー」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

どんどん現政権与党の「政府」の「無能ぶり」ばかりが暴かれていき、擁護に勤しんで

いたテレビ・メディアも「匙を投げた」ようで・・・。

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福島第一原発事故への対応として起用された小佐古内閣官房参与が突如、辞意表明

しました。政府の事故対応を痛烈に批判しています。
小佐古氏は、放射線防護の専門家として先月16日に内閣官房参与に就任しました。
小佐古氏は、これまでの政府の対応について
「原子力、防災マニュアルなどを軽視し、その場限りの対応で、事態の収束を遅らせて

いる」と厳しく批判しました。
さらに、放射線業務従事者の被ばく限度の決め方についても、
「極めて短時間にメールで審議し、強引にものを決めるやり方には大きな疑問を感じる」
としています。
また、「情報の公開をさらに進めるべき」とも指摘していて、
小佐古氏の辞任は菅内閣の対応のまずさを浮き彫りにした形となりました。


http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210429031.html

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この政府の対策とは、その場の思いつきにつきそして批判されれば、「弁解」これ努め

とかしか「能がない」、悪いことに「口先だけは達者」な者たちだから、言うことは一丁前

やること半人前以下が衆人環視の元明らかになって、こんな政権与党に国民誰もが

あきれ返っている・・・。


で、そういった暗くなる「現実」から逃れる意味でも、また「一人のヒーロー」が人類の

危機を救う物語に「熱中すれば」少しは気が晴れるか・・・。

それともこんな「名もなきヒーロー」の出現を待ち望むか・・・。

ってんで、映画は「怪獣もの」だが、それを退治してしまう「名もなきヒーロー」という

とってもファンタジィーな「笑い転げる」映画に仕上がっている。


流浪の民の囁き


http://www.youtube.com/watch?v=ZdXhR6toHkc&feature=related

「巨大怪獣ザルコー」 九十七年製作


公開されるべき「魅惑」はないから、そこは期待するのはその展開の速さと、日本の

特撮に対する「愛情の深さ」をとくとご覧あれである。

物語は文明の進んだ銀河の警察とかの空想科学設定だが、そこから出る指令は、

なんともな「地球の危機」の「おためしか」の一人の男を実験台にして、対処できなけ

れば「地球を滅ぼす」試金石にという「無茶な設定」で、選ばれたのが田舎の「郵便配

達員」で、これがまたアニメオタクよろしく、なんともひ弱なのだ。

怪獣ものの「恐怖」の煽り立ては、開始すぐにやってきて、その造形にまずは「ころり

と笑い」そしてテンポ良く「小人の美女」を配したりして、のどかな映画は低予算を力に

工夫を凝らして、テレビ・メディアによる露出で「危機を膨らます」手法で、また選ばれ

た男の動転をコミカル・タッチで描いて、「恐怖描写」の金を「笑いに変えて」ずんずん

物語を進めてしまう。

てんやわんやなドタバタのうちに「町は破壊され」いよいよ気弱な男も「人類滅亡」の危

機に「一人で立ち上がり」、流石の方法で「怪獣」をやっつけると、なんだか低予算を逆

手にとった脚本が、笑いながらも「ほっとさせる」・・・。

にしても、やっぱり予算的に造形も特撮も、なんだかなぁな映画ではある。

ただ、今の日本の政権には、こんな名もなきヒーローでも現れないと・・・。

と、「もう笑うしか、精神衛生上ない」状態に追い込まれれば、こんなものを見て溜飲を

下げるのも一つの手立てではある。



流浪の民の囁き


http://www.youtube.com/watch?v=cJZfAErc0Hc&feature=related

「大怪獣襲来グジラ」 九十八年製作


おなじ会社の作った勿論「怪獣もの」だが、上の作品で「金が出来たのか」少しは

配役も多く、そして特撮にも多少金は掛かっている。

まぁ、ただ設定される「銀河の悪の国家」とかが、員数が少なすぎて「国家」というより

「アラレちゃん」の宇宙人並みのしょぼさなのに、怪獣は物凄い「筋肉質」な造形で、

あちらの「怪獣」のコンセプトが「やはり少しずれてる」なぁ、と感慨深い・・・。

何しろ「あちら版ゴジラ」なんて目じゃないとばかり、看板だけどごっそり壊して出てくる

なんて「意気込みは良し」と笑える・・・。

って、結果的に「お笑い路線」は引継ぎ、そこにどっかの「パクリ」を取り込んで・・・。


怪獣ものが好き、そしてお笑いも好きな人には、お勧め出来る映画である。


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Amazon.co.jp                   といったところで、またのお越しを・・・。