笑いの元になる「他の人と違う言動」をする人の風体やらを娯楽映画は、きっちり作った
キャラクターとしているが、それがなんら意図せずに「ズレた感覚」というものには、それ
が政治家だと、完璧に「唖然」とさせられ、政権与党の不人気ぶりに拍車を駆けていると
大概の人は思うものだが、如何せん本人はそれこそ娯楽映画のキャラクターの同程度
の「ズレっふり」では、いささか日本国民は「笑うに笑えない」哀しい笑いになってしまう。
そんな行状を掲示板の書き込みから拾ってみた。
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日本憲政史上最低の政治家 鳩山由紀夫

・「日本列島は、日本人だけのものではない」と発言
・ 鳩山はCOP15で先進国が途上国へ出す支援金300億ドルのうち、
日本にその半分の1兆7500億円』を出させた、そのうち半分は中国へ渡ることになった
またCO2の25パーセント削減という実現不可能なことを宣言した
日本はこの削減ができないため
中国から排出権を買うことになり2重に中国様に金をくれてやることとなった
また25%削減は実質不可能なため日本企業の海外への脱出を加速させた
・子供手当てを日本にいる外国人の海外にいる子供にまで配るという愚行をはじめた
・すでに辺野古への普天間基地移転が決まっていたにもかかわらず
衆議院選で、最低でも県外と宣言し政権を取った、しかしアメリカに拒否され
右往左往、結局基地は普天間に残ることとなり
同時にアメリカとの関係も悪化させた
・2010年3月 鳩山首相は東シナ海を「『友愛の海』にしたてあげていく
努力が必要なのではないか」と 述べた。
・2010年4月 鳩山首相は米ワシントンで中国の胡錦濤国家主席と会談した際 、
東シナ海を友好協力の「友愛の海」にしたいとの考えを示した。
・2010年5月 全国知事会において石原知事の質問に対して
「尖閣諸島の帰属問題は日中当事者同士で議論して結論出す」と発言、これに対し
石原知事は「こんなバカをいう総理大臣いるのか?」と激怒した
このような発言やアメリカとの関係を鳩山が悪化させたことで
中国が尖閣問題を引き起こした
・ さらに菅政権が船長を釈放したことで日本中から批判を浴びてるさなか
私なら、温下方とのホットラインがあり、うまくできただろうと妄言を吐いた
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まぁ、ここまで「世間とのズレっぷり」には、唖然とさせられるが、これが「個人」の
キャラクターのみならいいのだが、にたりよったりの政権与党の人々では、完璧に
あきれ返ってしまうし、また映画だからこその「ズレっぷり」が楽しく笑いが起こるの
だが、現実の政治では、未来までも「暗闇でどっきり」してしまう実感が生まれる。
と、引き合いに出す映画は、勿論「ズレっぷり」がシリーズ化してから酷くなった
クルーソー警部の「ピンク・パンサー」である。
「ピンクの豹」 六十四年公開作
「ピンク・パンサー」という稀代の宝石を狙う「ファントム」と呼ばれる天才窃盗犯と、こら
らも稀代の「天然ボケ」をかます警部の攻防戦・・・。
そこにサイドストーリーを絡ませて、色気と笑いと名探偵の出来とをごっちゃにしたコメデ
ィ映画なのだが、ここではクルーゾーはあくまでも脇役としての立ち位置で、そのズレっぷ
りは小ぶりである。
シナリオ的に窃盗犯の重要性と出演者の軽重の影響が響いているものだろう。
ただ、その強烈な個性は強く光っていて「脇役が主役を食う」の例えどおり、この後はクル
ーゾーに主役の比重が移っていく・・・。
「ピンク・パンサー2」 七十五年公開作
前作のというより、スピンオフ作品の「暗闇でドッキリ」のヒットがシナリオの書き直し
で、キャラクターをより「とんでもなくズレた感覚」を際立たせて、笑いの渦を巻き起
こして、このキャラクターの後へと続くシリーズの、その点では「出発点」となる映画
である。
勿論、題名の「ピンク・パンサー」の宝石を巡る騒動なのだが、クルーゾーのズレっ
ぷりと周囲の人々の「迷惑」ぶりの対比に笑いが起こり、ズレているという者に対する
無自覚ぷりに、映像を見ながら「キャラクター」に愛着が湧くものである。
それは勿論映像の中だからである。
現実にこんな人物がいては、署長と同じ「精神分裂症」を発病してしまうだろう・・・。
その人物を飄々と演じるピーター・セラーズの演技も面白いが振り回される人々も
これまたきっちりした個性があるから、より笑わせてくれる。
コメディ映画の面白さと物語の簡潔な展開が、前作よりスピディーであり、続編とは
いえ十年の年月が作品を「熟成」させた味わいがあって、こちらの方がより面白い
作品だった。
とはいえ、上の「書き込み」の行状は、このクルーゾーと大差ないものだから、笑うに
笑えない「ズレっぷり」に、笑いから怒りに変わってしまうものである。
クルーゾー警部は架空の愛らしいキャラクターだが、このズレっぷりを現実で見せら
れると、「消えてくれ」と叫びたくなる。
なにより署長の境遇にはなりたくないものであるが、早々と解散でもしてくれないと、
情緒不安定になる国民は、多いのではないだろうか・・・。
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- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。