空想科学小説も、かたなしの「お馬鹿」映像化「巨人の村」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

「明確に伝えた」やらの「大言壮語」も板につかない人は、その言葉尻に国民も「端から

信じない」風潮が出来上がったようである。


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菅直人首相は14日午後、横浜市で行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首

脳会議閉幕後、記者会見した。首相は、中国の胡(こ)錦濤(きんとう)国家主席との1

3日の会談について「尖閣諸島はわが国固有の領土であり、この地域に領土問題は存

在しないという基本的な立場を明確に伝えた」と述べた。
また、胡主席との間で「戦略的互恵関係を改めて進めていくことを確認し、
基本的には首相就任時の6月に(日中関係を)戻すことが実現できた」と述べ、
尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で悪化した日中関係の改善に自信を示した。
首相は、13日のロシアのメドべージェフ大統領との会談について「大統領が国後(くな

しり)島を訪問されたことに抗議の意を明確に伝えた」と強調した。その上で「日露間の

経済的な協力関係が深まる中、領土問題でも良い影響が出てくることは十分あり得る」

と述べ、領土問題解決と経済協力強化を並行させ、積極的に話し合いの場を設けてい

く考えを示した。
オバマ米大統領との13日の会談については、「同盟関係をさらに深化させていく点で

合意した」と強調。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題について「大統領に対し

全力を挙げて取り組んでいくと申し上げた」と語った。
首相は「改めて沖縄の皆さんに私の思いをしっかり伝える機会を積極的に作っていき

たい」と述べ、28日投開票の沖縄県知事選後に沖縄入りする意向を表明。移設先を

名護市辺野古と決めた5月の日米合意に基づき直接、理解を求める意向を示した。

*+*+ 産経ニュース 2010/11/14[17:20:39] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101114/plc1011141712020-n1.htm

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「明確に伝えた」とは「検討する」「いうだけは言った」程度の、挨拶会話の一こまを

言っただけで胸を張られても、相手の動向からは「全く意に返さず」な雰囲気が漂い

会談は怪談並みの「まぼろし」となってきそうである。

評価をするとすれば、会議を開きたくて、そして中共との会談を開きたくて、その犠牲

が海上保安庁の扱い方となりそうで、「手柄は自分、責任は下位行政」と、会社でも学

校でも「毛嫌いされる人種」のそれと同じで、「どうしょうもねえな」が、大概の人のそれ

となりそうである。


そして「どうしょうもねぇな」で思い出すのは、やはり「何がしたかったか」意味不明なダ

ンスシーンがやたらと多く、そしてなにより「お馬鹿」という言葉が当てはまりそうな「巨

人の村」になって来る。


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http://www.youtube.com/watch?v=zy40TT_i7us

「巨人の村」 六十五年未公開作


その昔、「大きいことはいいことだ」とかいうコマーシャル・メッセージがあったが、その

大きいことに傾注した監督が、小説を題材にして取り上げたのが「巨人の村」であるが

これがまた意味不明なダンスシーンを延々見せられると、ため息が漏れてくる・・・。

もっとも女体に対する興味が異常にある青年にとっては、そのダンスもカラフルな水着

が舞っているとなれば、それなりに視線は熱くなる・・・。



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物語は天才的頭脳の持ち主の少年が、誤って配合を間違って爆発する研究所で偶然

出来上がってしまう「巨大化薬」ってのが、一騒動の発端で、その姉が友人の男と共に

動物に与えてみると、ありゃ不思議ぐんぐん巨大なって行く、こりゃ一儲け出来る・・・。

なぜにそこに行き着くかは「お馬鹿」の頭脳は理解出来ないから、意味不明だが、それを

聞きつけたアホの集団が、それをこっそり盗んで、人体実験を挙行して「巨大化」してしま

う。するとそれがよほどうれしいのか、またまたダンスである。

それがリンクしたものだが、カメラワークの具合で巨大化を見せていても・・・。

最初こそ狂喜してダンスを踊っていたアホ集団も困り果てて・・・。

すると「逆巨大化薬」要するに元に戻る薬があり、それを飲んでめでたし・めでたしとダンス

大好きな人々の「おちゃらけ巨大化遊び」の一部始終を、ため息つきながら見てましたとさ

の感想で、空虚な映画も存在するを諭してくれる作品である・・・。


と、空虚な映画と同じくらい空虚な「明確に伝えた」には、やはりため息である。

伝えたとあれば、相手の反応も大切だが、言いっぱなしの「後は聞くな」となれば、この映

画の見た人の評価と同じくらい、やはり「空虚」なものだろう・・・。



                      といったところで、またのお越しを・・・。