相手を理解するとか、あるいは接した、または傍観していても、あの人は病んでいる、
あるいは「ヤバソウ」とか対外的に感じるのは、自分が正常な神経を持っているがため
であり、その範疇から抜け出てしまうと、案外神経的には疲れないのかもしれない。
で、見た映画の感想と同じくらい、「こりゃ病んでいるのでは・・・」と思えるものに以下の
ような記事があった。
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★小沢氏が参院選を「旧体制との最終戦」
民主党の小沢一郎幹事長は27日夜、那覇市で開かれた党所属議員の会合であいさつし、
夏の参院選について「まさに旧体制との最終戦と位置付けている。
『国民の生活が第一』の民主党政権の基盤をがっちりと作る」と述べ、単独過半数獲得へ決
意を重ねて表明した。
自らの資金管理団体の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件や米軍普天間飛行場
(沖縄県宜野湾市)移設問題には触れなかった。
小沢氏は「国民がいつでも自分たちが望む政権を選択できるのが民主主義だ。
国民の厳しい監視の中で政党が切磋琢磨(せっさたくま)し、国民のための政治を実現する
のが本当の民主主義の機能、在り方だ」と持論を展開した。
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20100128-589950.html
・東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告
(27)の初公判が28日、東京地裁(村山浩昭裁判長)で開かれた。加藤被告は「亡くなった方、
けがをされた方は申し訳ありません。事件当時、記憶にない部分もありますが、私が起こしたことに
間違いありません」と起訴内容を大筋認めた。弁護側は「完全責任能力に疑いがある」と述べ、
被告の責任能力を争う姿勢を示した。
公判前整理手続きは昨年6月から計10回行われ、争点は(1)責任能力の有無(2)腕をナイフで
切られた被害者に対する殺意の有無(3)被告を取り押さえようとした警察官に対する公務試行
妨害罪が成立するのか-の3点。
検察側は捜査段階の鑑定結果に基づき「完全責任能力があった」と主張。弁護側はこの鑑定結果を
「信用性がない」などとして不同意とした。弁護側は、加藤被告が「犯行時は心神耗弱だった」などとし、
刑の軽減を求めていく。また、弁護側は、遺族や被害者の供述調書など、検察側の証拠の多くを
不同意としている。
このため、公判では、捜査関係者や事件関係者の証人尋問が不可欠となり、鑑定医や遺族、
被害者など計42人の証人尋問が行われることになった。公判期日は8月4日の第22回まで
指定された。
起訴状によると、加藤被告は平成20年6月8日、東京・秋葉原の交差点にトラックで突っ込み、
3人をはねて殺害。さらにダガーナイフで4人を刺殺したほか10人にけがを負わせた、などと
している。
加藤被告は裁判員法施行前に起訴されているため、裁判員裁判の対象外で、プロの裁判官
3人で審理が進む。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100128/trl1001281024003-n1.htm
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一つはあの「悪代官」が似合ってしまう政権の強権者と、秋葉原の「自分に追い詰められた
病んだ人」だが、方や自分が病んでいるを知らない無神経さが、あの名言「ウンコは自分が
ウンコであることを知らない」というかの国の精神性が顕著な御仁・・・。
片や「自己愛」が究極の自壊となって、他人へと向けられた「どこにでもいる人」、予備軍は
マスコミが作ってくれるから、今後も現れそうな予感もありと、病む人のタイプはそれぞれだが
そこに影響するマスコミの影があるのだが、そしてもう一つの病んでいる人に「自殺」をする人
も含まれてくる・・・。昨年も三万人を超える人が命を絶っている。
どこぞの地球大統領は、島国・日本での演説で「命を守る」とか念仏を唱えるが如く連発してい
たが、宇宙語では理解されないし、まして「お前が言うな」の反発が巻き起こる・・・。
ある意味、病んでいる人の範疇に入り込んでくる。
と、まあ、そこいら中に「病んでいる」がごろごろしていると、自分も病んでいないか・・・。
精神的閉塞感は、自虐か他虐に向かうすべしか残されていないのか。
で、そんな書き込みを拾って貼り付けてみる。
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不景気のネガティブ・キャンペーンかとも思えるこのところのマスコミ報道
には、いささか「気落ちしてしまう」、さすればまたぞろ出てくる「自殺」の
これまた深刻な話題と、落ち込ませるために報道するのかと思えてしまう
そしてそこにトンデモさんを登場させると、如何せん正常と思っている人で
も自分で自分が信じられなくなり・・・。
こういうアニメの溜息は、なぜかほっと笑いが起こるのだが、トンデモさんを
登場させ、それが活字で踊ると、溜息が深くなる・・・。
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★憂楽帳:働かない
・「働くのが怖い。働かないっていうのもあっていいんじゃないか」。
賃金差別など労働問題と取り組んできた「働く女性の全国センター」の総会。
この問いかけに賛否両論が噴き出した。長年、職場で闘ってきた女性たちから
は「頑張って働くことを否定されるようだ」と不快感を示す声もあった。
企業内にはびこる長時間労働、理不尽な解雇、職場のいじめ。「怖い」と発言し
たアーティストのいちむらみさこさん(37)は、労働は時に暴力的になると考えて
いる。いちむらさんは、03年から東京都内の公園でテント暮らし。路上生活の女
性たちと「ノラの会」を作り、布製ナプキンを製作販売したり、野外カフェを開くなど
の交流を続けている。「路上生活は厳しい。でも彼女たちは尊重しあい、お金がな
くても人とのつながりの中で物をうまく循環させ、生きる力を持っている」。
仕事で稼ぐのとは違った豊かさがそこにあるという。
雇用が根底から揺らいでいる今だからこそ働くことの意味を考え直す必要があるか
もしれない
【山崎友記子】
http://mainichi.jp/select/opinion/yuraku/news/20090210k0000e070064000c.html
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この記事、記者はそのままを載せるにあたり、職業とか仕事とかの定義はどう処理し
ているのだろう。
働くのが恐いといって、布製ナプキンを製造販売は仕事でありそうだが、趣味なのか?
そして労働とは、製作は含まれないものなのか?。
労働は時に暴力的になるでは、ナプキンを作っている時、殴り合いや殺生沙汰になる
のか、ここは人の下で働けないとか、対外的に対人恐怖が根底にありとか、自立神経
失調症でとかなら、なんとか理解出来るが、テント暮らしをしてといえば、「世捨て人」
の歩む道で、干渉されたくないというのも側面にあって生活が苦しくなる・・・。
と、一面自業自得な点は押さえておかなければ、弱者に優しい「変態」と揶揄される
報道機関も、それを読む人たちは購読料を支払っていることを忘れて貰っては困る。
購読料を支払うのに、どの位働くか・・・、適当に記事を書き「一丁上がり」という意識で
弱者が可哀想では、読者は辟易してしまうと思うぞ(購読してないのに偉そう・・・)
こちらはあの東尋坊で現地パトロールをする人達の記事。
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日本では、年間3万人が自殺するとされているが、09年はさらに増加するのでは、
との見方が広がっている。
例えば、「自殺の名所」としても知られる福井県の東尋坊では、年に30人程度が
自殺するとされる。現地をパトロールし、自殺志願者を立ち直らせる活動を行って
いるNPO法人によると、例年であれば、冬は自殺志願者は少なく、11月~1月の
期間に保護されるのはせいぜい3~4人程度。ところが、景気悪化が明るみに出
た08年11月~09年1月にかけては、実に16人が保護されている。さらに、そのう
ち7人が「派遣切り」にあった人なのだという。
茂代表は、「保護される人は、ものすごいペースで増えています。所持金もほとん
どない人が多く、先日保護した人は『5円玉3枚、1円玉5枚』という有様でした。
08年12月中旬には、東尋坊のパトロール体制を強化するように、市役所に要請を
したばかりです」と嘆息する。
さらに、「『派遣切り』をされた人は、クビになった瞬間に『はい、死にます』となる
訳ではありません。
職を失って半年~1年、2年ともがき苦しんだ末に、決心して、ここまでやって来
ています」とも話す。
「派遣切り」が08年後半から目立ち始めたことを考えると、「自殺志願者」が増え
る可能性は濃厚だ。
さらに「運営は『持ち出し状態』で、保護すべき人が増えるほど、運営も厳しさを
増していきます。公的支援が必要です」と訴える。
一方、自殺対策に取り組む別のNPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」は、
「生きるための支援策」を探しやすく設計した検索サイト「ライフリンクDB」を開設、
反響を呼んでいる。ライフリンクでは、現在の状況は、北海道拓殖銀行や山一証券
が破綻するなどして自殺者が増加した97年度末と似ているとみており、清水代表は、
「対応が後手に回れば回るだけ(自殺者が)多くなりかねない切迫した状況だ」と警鐘
を鳴らしている。
同サイトは、当初09年春にオープンする予定だったが、金融危機の影響から、予定を
4ヶ月早めて「いのちの日」にあたる08年12月1日に開設された。開設以来、サイトに
は1日あたり500ページビュー程度のアクセスがあり、マスコミ報道されたときなどは、
その5倍程度に跳ね上がるという。(抜粋)
http://www.j-cast.com/2009/02/11035582.html
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自殺を思いとどまらせる・・・。その方策も大変ではある。
建て看板やパトロールでも効果はあるだろうが・・・、そこは限定的だし、それよりは
その場所なり、駅構内にビデオを流すのが効果的ではと思える。
どんなビデオかといえば、「どざえもん」の実写である。
そこにナレーションをいれ、投身自殺はどれほどのものか・・・。
と、極端な方法を提案すると、一般人も見る可能性がありいただけないよなぁ・・・。
実際は投身自殺とか、あの化合物とかもあるが、一番は画像のこれであろう。
人の話に耳を傾けてくれる人は、思いとどまるがそうでない人は無理だろう。
そこでここは街中に、さり気なく音楽を流すのが手っ取り早く、そして和ませる効
果が期待できそうだと思う。耳に馴染んだ音楽が、時には凄い力を発揮するもの
だと思うのだが・・・。
下にリンクしたものなんてのは、如何だろう・・・。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=HWjA90042fo&feature=related
「花と小父さん」 伊東きよ子
見守られたい願望が満たされると、孤独は感じないものだ。
優しい小父さんだったら、花も精一杯生きる・・・。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=hAM4A0Wg3gs&feature=related
「家族の風景」 ハナレグミ
有り触れた日常にこそ、生きる喜びが潜んでいる・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=Sz29T3oLRr4&feature=related
「夢をあきらめないで」 岡村孝子
ここまで来ると、少々重いのだが溌剌と清楚な歌声は、何気なく聞いていても
はっとさせられるものだ・・・。
もっともこれらを流すだけで、著作権とか五月蝿い連中もいるが、町じゅうに
音楽が程度良く流れていれば、悩む人もそうでない人も耳にする。
さすればある程度の、抑止効果は生まれるのではないのか・・・。
名所へ向かうバスや電車も、それとなく流してやるだけで・・・。
そういった公共的な使い方は、著作権料は国会で免除させれば良い。
何しろ歌は聴いてもらって何ぼのもので、金庫に閉まっておくものではない。
http://erath0515.at.webry.info/200902/article_9.html
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と、暗い話と「病んでいるのを自分で自覚していない」、本来なら勇ましい、あるいは羨ま
しくも哀れを感じる人を長々と書き記したが、それらを再認識した「精神疾患映画」が
この「人生をうまく跳べない人」である。
ここで映画が描いているのではなく、この映画自体がそれなのである。
http://www.youtube.com/watch?v=XZt8Bf-zPcM
「人生をうまく跳べない人」 〇九年公開作
病んでいる、あるいは悩みを抱えた人の良く言えば「群像劇」なのだが、
如何せん三日で撮り上げたとか、脚本は現代のうわべをなぞるから、
題名と相容れないものとなっている。
公園にやってくる人の、それぞれの境遇と妄想を働かせて「空を飛ぶ」
真似をする人を狂言回しにしては、分かり易いが以前の「アートシアター」
あるいは北野武・・・、いろいろな「病んでいる人」を登場させるがどれも
スケッチだけだから、淡々とあるいはうつろに画面が流れるだけ・・・。
はっきり言えば「日本映画」のだめさ加減をこれでもかと描いている。
そこに題名が追い討ちを掛ける。
ここは「病む人・逃げる人・立ち止まる人」とでもすればいいものを、
とまぁ、貶すために一時間ガマンしたのでもないので、「ああ、ここから
発展していく青年の映画」として記憶していければいいが・・・。
見ていて、これはラジオ・ドラマにすれば想像力も生まれ、もっと味わい
ものになったかも・・・。
表現するものに映画以外のアイテムもありそう・・・。
大学の自主制作映画、そこから変化させるにはナレーションで聞かせ、
そして淡々とセリフのみで想像させるラジオは、いいものだと思う。
と、いった感想になった。
あらが目立つのは、これからの人としてみれば、それなりですねとなる。
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今月は驚いたことに三本しかエントリーしていない
だけに書き溜めた、あるいは下書きが二月へと・・・。
病んできたか・・・。
といっところで、またのお越しを・・・。