政権選択の選挙の結果が、残念ながら「バラ色」の未来を投影していないのが、ここ
二ヶ月がはっきりしてきてしまったが、そこに蔓延る「怖い思考」には、いい加減平和ボケ
してしまった日本も、緊張感を持って望まないと・・・。
と、思える動きが報道され、かなり危機感を持たなくては・・・。
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★民主党都連、マニフェスト批判の都議に離党勧告
・民主党東京都連は28日、常任幹事会を開き、衆院選マニフェストを「(耐震)偽装マン
ションのパンフレット」などと痛烈に批判してきた同党都議の土屋敬之副団長に対し、
離党勧告することを決めた。
土屋氏は、永住外国人地方参政権付与や選択的夫婦別姓制度などを政策集に明記し
ながらマニフェストに盛り込まなかったことを「国民の目を欺くものだ」などと批判してきた。
離党勧告について、土屋氏は「聴聞を受けておらず、処分の手続きに問題がある。批判が
あってこそ政党は育つものだ。法的措置も含め徹底的に戦う」としている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091028/stt0910282007009-n1.htm
参政権法案提出、なぜ今 民主も「寝耳に水」
11月7日7時56分配信 産経新聞
◇
◆小沢氏から好感触
「今国会に法案を出して継続審議にしておけば、来年の通常国会の早い時期に成立できる。
民主党のある推進派は、山岡氏の方針を聞き、こんな胸算用を披露した。
地方参政権付与をめぐっては、鳩山由紀夫首相が5日の衆院予算委員会で「前向きに考え
それだけに山岡氏の発言は唐突感が否めないが、伏線はあった。
参政権付与派の「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民法的地位向上推進議連」の事
好感触を得た川上氏は5日に山岡氏と会い、議員立法構想を伝えた。これが「今国会提出」
参政権付与をかねて求めてきた在日本大韓民国民団(民団)に属する在日韓国人は、民主
◆狙いは会期延長?
一方、山岡氏の発言を「国会会期延長の大義名分づくりだ」(民主党幹部)と見る向きもある。
今月30日までの会期では、国民新党が固執する郵政株式売却凍結法案も成立が困難との
だが、民主党の慎重派議員は「冗談じゃない。少なくとも20、30人は猛烈に反対する」「左翼
みんなの党の渡辺喜美代表も「参政権を行使したいなら日本人になってほしい」と反対を表明。
http://www.youtube.com/watch?v=Z4rBDUJTnNU
「1984」 八十四年公開作
古い小説題材を得ているから、年号はいいさか今となっては近未来
とはいえないが、この地球が三つの大陸となり、そのひとつでは英語圏
となって、権力の集中が図られ、その全体主義が国を覆っている。
そんななか、その全体主義の独裁を押し進める組織が「ビック・ブラザー」
で、これへの抵抗を示した一人の男の運命は・・・。
もちろんこの映画の原作の念頭に置くのは第二次大戦を繰り広げた
ナチス・ドイツなのだが、ひとつの意思に統一できれば、権力者にとって
こんな「ありがたいものはない」のである。
そこにはスローガンが生まれ、それへと民衆を強制的に突き進める。
戦争は平和である (WAR IS PEACE)
自由は屈従である (FREEDOM IS SLAVERY)
無知は力である (IGNORANCE IS STRENGTH)
とっても過激なものほど、民衆を熱狂させる。
ここでは「抵抗する個人」がいかように取り込まれていくかを、リアル
に映し出して、全体主義に陥った民衆の惨状を描いていたが、それより
以前、ロック・グループはその全体主義に陥るリーダーに目覚める者の
心情を音楽と映像によって表現していた。
http://www.youtube.com/watch?v=L-ISJAct04Y
「ウォール」 八十一年公開作
こちらは出来上がった権力ではなく、その思想を持ちがて
それに固執していくロック・シンガーと、リーダーの誕生と
その背景を描いている。
もちろん音楽がメインだから、せりふは極端に少なく今で言う
イメージ・ビデオ的つくりになっている。
グループはピンク・フロイドで、シド・バレットからロジャー・ウォータースへの
イニチャアブ変化が起こり、この作品も完全にロジャーのコクセプトをアラン
・パーカーが「音楽」における映像の位置づけとして、ほとんど実験的な手法
で撮り上げたものだけに、観念的・抽象的な映像には観客がついていけず、
アルバム販売とは裏腹に不入りな結果となったものである。
それでも根底にある「全体主義の脅威」としてのナチス・ドイツに対する
畏怖と警戒は、その両方に思いがゆれる・・・。
コンサート会場で音楽に熱狂する人々と、ヒットラーに熱狂する人々の
違いがあるか・・・。
と、皮肉も込めて・・・。
まぁ、このスタンスが結果的にグループに軋轢を生みとなる素材かも
知れないが・・・。
こういった権力に「憧れ」を持ってしまう魔力は誰の心にも多少はありそうで
それを旨く引き出せば、企業のトップなり、優秀な人々を束ねるリーダーとして
後世に名を残せるが、その権力に酔えば「大罪人」と成り果てる・・・。
その危険も「二重構造権力」が存在する政党には、確実にあるのを知らせるのが
今回の報道に現れている。
表のリーダーは、慎重にと発言すれば、裏の権力者の腰ぎんちゃくがせっせと
党の方針とは違った手法でも、法案を出すと表明・・・。
「反対意見」は聞かぬ強欲な権力志向は、全体主義の独裁が目標にしている
ものなのだろう・・・。
- ザ・ウォール [DVD]/ピンク・フロイド
- ¥4,570
- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。