大人数の国民がひれ伏して従うものか・・・。
勿論そんなことは否であり、たった一人のカリスマを作り上げる影の存在が、まるで
クモの巣並のネットワークを駆使して、徐々に浸透させていきゆるぎない地位に上り詰
めれば、それに伴って影が背後で蠢き、不満分子をそっと消し去って後にに残るのは、
少数で大多数を支配する恐怖政治、その象徴として一人の者を「独裁者」と崇める結果
になって、その権力が失脚した時、後に名が残るのが「独裁者」と呼ばれる人のみにな
って暗躍した無数の影は、どこかに消え去って批判も罪罰もくぐり抜け・・・。
そんな影と呼べる存在に、今では第四の権力と見なされるマスコミがある。
世論という民意を創出し、大部分の民を「烏合の衆」とみなして、それとなく思惑を隠し
大切なことは伝えず、どうでもよいことは「言論の自由」の旗印に書き垂れ流す。
それだけに「独裁者」そのものも、こういったものの手によれば、カリスマが装備されて
いつの間にか・・・、あるいは逆に「貶める目的で評判を落とす」役割を担って、目的を
達成してしまう、後に残るのは混沌と不安、そこに蔓延る一極集中の「漠然とした存在」
を強調すれば、大衆はそちらになびく・・・。
といった論調にすると、以下の記事から見えてくるものは・・・。
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民主党は7日、衆院選マニフェスト(政権公約)を修正し、「米国との間で自由貿易
協定(FTA)を締結」とした部分を「交渉を促進」へと後退させた。地方分権改革分
野でも、「国と地方の協議の法制化」を追加する。先月27日に発表したばかりの公約
が相次ぎ修正された背景には、決定過程に各分野の政策担当者を関与させず、一握りの
幹部だけで決める「秘密主義」が影を落とす。「省庁縦割りの打破」を掲げる同党だ
が、官僚同様、内部の意思疎通の不十分さが招いた結果とあって、民主党政権が誕生し
たとしても政権運営に影響するとの懸念が出ている。
◇農村議員ら悲鳴
「自民党の一部が、即農業を破壊するという非常に短絡的な主張を繰り返す。そうい
う誤解を招くとすれば本意ではない」。民主党の菅直人代表代行は7日の記者会見で、
FTA部分の修正理由をそう説明した。
民主党のマニフェスト発表翌日の7月28日、自民党の加藤紘一総合農政調査会最高
顧問らが「FTA締結」の表記を「農業崩壊を招く」と批判し、全国農業協同組合中央
会など、団体ぐるみの民主党攻撃が始まった。
これには同党の農村部選出議員らが悲鳴をあげた。筒井信隆「次の内閣」農水担当
は、直嶋正行政調会長に「国内農業を損なうFTAは民主党の方針からそもそもあり得
ない」と修正を直談判。当初、民主党は地方分権の項目のみ見直す考えだったが、4日
になって菅氏がFTA部分の修正方針を明言した。
しかし、軸足がぐらついた感は否めない。「麻生太郎首相を批判している場合じゃな
い。我が党のオウンゴールだ」。「次の内閣」農水担当OBの議員は、今回の執行部の
対応のまずさを嘆く。
FTAは従来、農家への戸別所得補償制度創設とセットでマニフェストの農業分野に
位置付けていたが、今回は外交分野に切り離された。「違う分野だからチェックが不十
分になった。政治主導の政策決定過程が確立しないうちに、役人と同じ(縦割りの)
ことをやっている」(同議員)
◇調整不足あらわ
大阪府の橋下徹知事の問題提起が火を付けた、地方分権改革部分の修正も尾を引く。
7日に東京都内で開かれた全国知事会との公開討論会。玄葉光一郎・党分権調査会長は
冒頭で「国と地方の協議の法制化も最終的には記述する」と述べ、首相を議長とする新
組織の創設にも言及するなど、知事側への配慮を示さざるを得なかった。
地方分権を巡るどたばたも、執行部と担当者間の調整不足が原因だ。玄葉氏はこの分
野の責任者だが、マニフェストの最終稿を見ることはできなかった。
結局、執行部は橋下氏と将来連携する芽を残すことをにらみ修正を決めたものの、討
論会終了後、玄葉氏は記者団に「(失点を)どこまで挽回(ばんかい)できたか。(執
行部から)事前に相談があればよかった」と無念さをにじませた。
◇「至らない所も」
「マニフェストを書く時にはあまりオープンにできない。限られた政調のメンバーを
中心に詰めたので、やや表現が至らない所があった」。岡田克也幹事長は7日、広島市
での記者会見で「秘密主義」の誤りを認めた。
それでも、同日は麻生首相に「あれは正式じゃないと言ってみたり、やっぱり正式だ
ったとかいろいろ言われる」と批判されるなど、与党に付け入るスキを与えた格好。民
主党の若手議員からは「政権を取った後もこんなことをやっていてはいけない」との危
機感が口をついて出た。
(以上)
■ソース(毎日新聞)【野口武則、小山由宇】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090808ddm002010074000c.html
民主党は9日、衆院選での政権交代を前提にした対米外交の基本方針を固めた。
インド洋で給油活動に当たる海上自衛隊を来年1月で撤退させる代わりに、
アフガニスタン本土での民生、復興支援を強化。陸自派遣は見送り、治安が比較
的安定している地域への政府職員や民間人を中心とした人的貢献の拡充を
検討する。新首相就任を想定する鳩山由紀夫代表が9月の国連総会出席のため
の訪米時にオバマ大統領と会談し理解を求める。Reuters
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2009080901000350
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ここでのキーワードは、「政権交代」というものが持つ幻想を庶民に刷り込み、
あたかも「政権交代」こそが正しい選択であるを印象付け、それ以外を排除するのに
苦心した文面に仕立て上げる。
何より自分達の思惑をオブラートに包みこみ、それとなくミスリードする姑息さこそ
恥ずべきことなのだが、そこらについては「恥の文化の瓦解」がすでに起きている
日本では、顧みられることはない・・・。
そして目論見どおりの結果が出れば、内心喜びながら文面にはそれとなく「不安を煽る
一文をそっと埋め込んでおく」それによってどちらに転ぼうが、「いい訳」出来る
立場に・・・、こういった「独裁者」として矢面に立たず、背後に潜んでいる連中こそ
実際は断罪されてしかるべき存在である。
そういった面を鑑みれば、チャップリンの皮肉もより痛烈になってくる・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=uxuj7Ow9vDo
「チャップリンの独裁者」 六十年公開作
この作品の持つ批判精神は、独裁者は作り出せるし、その独裁者の一言で予期せず
逆転の発想が生まれる・・・、そこには独裁者に選ばれたものの、「ブレない精神」
が息づいているから・・・。
まぁ、ブレない真摯な目線、日本人としての「良心」を持つ人を選べるか。
投票する有権者にも、それが求められているのはいうまでもないが・・・。
この「独裁者」のシーンを巧みに調節意訳したものが下のものだが、この演説自体
相当に「ブレない精神」なものだったが、はてどうだろう・・・。
「民主党」という左右思想を持つ人々の「ごった煮政党」を支持出来るか。
それを決めるのは、「あなただ!」
先ずは賢明な選択をするべき、マスコミに踊らされることなく・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。